最終更新日 2024.1.17

「ベーキングパウダー」とは?ベーキングソーダ(重曹)との違いや代用方法

「ベーキングパウダー」とは?ベーキングソーダ(重曹)との違いや代用方法

パンやお菓子作りで、生地をふっくらとさせるのに欠かせない「ベーキングパウダー」。名前が似ている「ベーキングソーダ」との違いをご存知ですか?今回はベーキングパウダーとベーキングソーダの特徴と違いをご紹介します。違いを知るとお菓子作りの幅が一気に広がりますよ!代用方法も合わせて解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

  • 目次
  • ベーキングパウダーとベーキングソーダの違いとは
  • ベーキングパウダー
  • ベーキングソーダ
  • 炭酸ガスの発生量を合わせれば代用可能
  • ベーキングパウダー、ベーキングソーダを使ったレシピ
  • チョコとマカダミアナッツのアメリカンドロップクッキー
  • サクサク!チョコチップスコーン
  • りんごとナッツのケーキ

ベーキングパウダーとベーキングソーダの違いとは

「ベーキングパウダー」と「ベーキングソーダ」。 名前は似ていますが、成分や効果は大きく異なります。それぞれの特徴を比較してみましょう。

ベーキングパウダー

ベーキングパウダーは、炭酸水素ナトリウム、第一リン酸カルシウム、コーンスターチの3つが主な成分です。水分を加えたとき、または加熱したときに炭酸ガスが発生します。ベーキングパウダーは「ふくらし粉」とも呼ばれますが、その名の通り、炭酸ガスが発生することでパンやお菓子をふんわりとした焼き上がりに仕上げる効果があります。 マフィンなど、全体をキレイにふくらませるお菓子に向いています。

ベーキングソーダ

ベーキングソーダの成分は、炭酸水素ナトリウムのみで出来ています。炭酸水素ナトリウムは、一般的に「重曹」と呼ばれるものを指します。ベーキングパウダーと同様、加熱することで炭酸ガスを発生させ、生地を膨らませる効果がありますが、ベーキングソーダは横に膨張するのが特徴です。 また、独特の苦みやにおいがあり、焼くと色がつくのも、ベーキングパウダーにはない特徴です。どら焼きなどの素朴な味わいのお菓子に向いています。

炭酸ガスの発生量を合わせれば代用可能

ベーキングパウダーもベーキングソーダも、どちらも生地を膨らませる効果がありますが、成分が異なるため、そのまま代用して使うことは出来ません。

ベーキングパウダーの代わりにベーキングソーダを使用する場合は、レシピの半分の量に調整してください。反対に、ベーキングソーダの代わりにベーキングパウダーを使用する場合は、レシピの2倍の量を使用しましょう。

発生する炭酸ガスの量を同等に置き換えて、生地を膨らませることができます。しかし、焼き色や仕上がりの味わいが若干異なるため、完全に代用して使うことは難しいです。用途やお好みの仕上がりに合わせて、代用してくださいね。

ベーキングパウダー、ベーキングソーダを使ったレシピ

ここからは、ベーキングパウダーとベーキングソーダを使ったスイーツレシピをご紹介します。特徴を知って使い分けることで、味はもちろん見た目もきれいに仕上がります。早速レシピをチェックしてみましょう!

チョコとマカダミアナッツのアメリカンドロップクッキー

型なしで作れる、ドロップクッキーです。スプーンで生地をすくい、天板に落として焼くのでとってもお手軽!チョコチップとマカダミアナッツの食感が楽しい一品です。ベーキングパウダーを使用するため、生地が膨らむので、間隔を広めにとって天板に並べてくださいね。

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サクサク!チョコチップスコーン

サクサクとした軽い口当たりがおいしいチョコチップスコーンのレシピです。チョコチップとホワイトチョコレートの2種類を使い、濃厚な味わいに仕上げます。ベーキングパウダーは、強力粉、薄力粉とともにしっかりふるってから使ってくださいね。

スコーンのレシピをもっと知りたい方はこちらをチェック!

りんごとナッツのケーキ

甘酸っぱいりんごと香ばしいクルミの相性抜群のレシピです。ベーキングパウダーは、薄力粉、シナモンパウダーと合わせてふるっておいてくださいね。ふわっとやわらかい生地とカリカリなクルミの食感も楽しめます。

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ふんわり黒糖どら焼き

黒糖を使ったどら焼きのレシピです。やわらかい生地とあんこの甘みが絶妙で、おやつにもピッタリです。ベーキングソーダ(重曹)を使うことで、生地をふんわりと仕上げることが出来ます。

どら焼きのレシピをもっと知りたい方はこちらをチェック!

お菓子に合わせて使い分けをしよう

今回は、ベーキングパウダーとベーキングソーダの特徴や違いをご紹介しました。それぞれ代用することは可能ですが、風味に違いがあるため、様子を見て調整する必要があります。また、作るお菓子やパンに合わせて分量などを守り、適切に使い分けるようにしましょう。

クラシルでは、この他にもベーキングパウダー、ベーキングソーダを使ったレシピをご紹介していますので、ぜひチェックしてみてくださいね!

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