2022.3.25

カレイとヒラメの違いとは?特徴を詳しく解説!

「カレイ」と「ヒラメ」の違いをご存知ですか?「左ヒラメ、右カレイ」という言葉もありますが、実際に並べてみても見分けがつかない方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、カレイとヒラメの見分け方をはじめ、それぞれの特徴や味の違い、調理のポイントやおすすめのレシピなどをご紹介します。

カレイとヒラメの見分け方は?

カレイ(鰈)とヒラメ(鮃)は同じカレイ目に属する魚なので、色や形がとてもよく似ています。どちらも平べったい葉のような形をしており、左右対称ではなく目が片方に寄っているという、少し変わった特徴を持つ魚なのです。

これらふたつの簡単な見分け方に「左ヒラメ、右カレイ」という言葉があります。

目を上にして置いたときに左向きになるのがヒラメ、右向きになるのがカレイになります。ところが例外も多く、日本近海の「ヌマガレイ」はほとんどが左向きであったり、ヒラメの仲間にも「メガレイ」や「テンジクガレイ」と呼ばれる種類があったりと、顔の向きだけでは見分けられないこともあるのです。

実は、顔の向き以外に「口の形」でカレイとヒラメを見分けることもできます。これらふたつは食べるエサが異なるため、口が違う形に発達しているのです。

ヒラメは海底に身を潜め、近づいてきたイワシやアジなどの小魚を瞬時に襲って捕食するため、口がとても大きくて歯が生え揃っています。

一方で、カレイは自らエサを襲って捕食することはなく、ゴカイやエビなどの小さな生き物を主食としています。口が小さくて歯が発達していないので、地方によっては「口細(クチボソ)」とも呼ばれています。

味の違いは?

ヒラメとカレイは同じ白身魚で身の形がよく似ているので、切り身するとほとんど見分けがつきません。しかし、それぞれの味わいや食感は異なります。

カレイはあまり動かない魚なので、身がやわらかくて脂がのっているのが特徴です。新鮮なものは刺身にすることもできますが、少しクセがあるので煮つけやフライ、から揚げ、干物など、加熱調理していただくのが一般的です。種類が多く、食用だけでも40種はあるため、旬の時期もそれぞれです。

一方で、ヒラメは瞬発力があるので身の筋肉が引き締まっています。生だとコリコリ、加熱するとふんわりとした食感と、クセが少なく上品な旨味があります。いわゆる高級魚として和食では刺身や寿司に、フランス料理ではムニエルなどメインデッシュに用いられるのが一般的です。旬の時期は晩秋から早春にかけてですが、一番脂がのる冬には「寒ビラメ」と呼ばれ、格別のおいしさを楽しむことができます。

価格の違いは?

カレイは大衆魚、ヒラメは高級魚と呼ばれているように、ヒラメの方が価格が高くなっています。それぞれの漁獲量を見てみると、令和2年度の統計ではカレイが約40000トン、ヒラメが約6300トンと、カレイはヒラメの約6.3倍もの漁獲量があります。

カレイは種類が多く生息域が広いため、日本近海だけでもマガレイ、メイタガレイ、イシガレイ、ヤナギムシガレイなど40種程の種類があり、地方によって獲れる種類もさまざまです。一方で、ヒラメは種類が少なく生息域が限られているため、希少価値があります。養殖も行われていますが、1997年を境にその量は減り、現在はピーク時の1/3程になっています。

※参照:農林水産省「海面漁業生産統計調査 / 確報 令和2年漁業・養殖業生産統計」

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