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うるいとは?特徴や旬の時期、おいしい食べ方について解説!

うるいとは?特徴や旬の時期、おいしい食べ方について解説!

「うるい」という食材を知っていますか?うるいは山菜の一種で、春先になると出回ることから、春の訪れを告げる山菜ともいわれているんです。この記事では、うるいの旬の時期や味などの特徴、おいしい食べ方について解説します。記事の後半ではうるいを使ったおすすめレシピもご紹介するので、ぜひ最後までご覧くださいね。

  • 目次
  • うるいとは?
  • うるいの特徴と味わい
  • うるいの産地と旬
  • うるいのおいしい食べ方は?
  • うるいの下ごしらえ
  • うるいを使ったおすすめレシピをご紹介!
  • うるいを使った料理を作ってみよう!

うるいとは?

春の訪れを感じさせる山菜のひとつ、「うるい」。独特のぬめりとやさしい風味、シャキッとした食感が魅力で、山菜の中でも食べやすく、はじめて手にとる方にもおすすめです。

ここでは、うるいの特徴や味わい、産地や旬の時期について詳しくご紹介します。

うるいの特徴と味わい

うるいは、キジカクシ科の花であるオオバギボウシの若芽を収穫したもの。白い茎の先に緑色の葉がついていて、長ねぎのような姿をしています。

アクが少なく、やさしい苦味とぬめり、シャキッとした歯ごたえが特徴で、春の山菜として古くから親しまれてきました。

💡ワンポイント豆知識
うるいという名前の由来には諸説あり、瓜の皮に似た葉の色や春先になると丸まっている姿から「瓜菜(うりな)」と呼ばれ、それが変化していったともいわれています。 地域によっては「山かんぴょう」や「ギンボ」、「コレイ」などと呼ぶこともあるそうですよ。

うるいの産地と旬

日本では北海道から本州まで広く分布し、山形県などでは食用としてハウス栽培も行われています。旬は4〜5月ごろですが、ハウスものは2月から出回るため、春のはじまりにいち早く楽しむこともできます。

芽が出てから1週間から10日で収穫できるのですが、その間、茎の部分に籾殻をかけてあえて日光を遮ることによって、白くやわらかく育てたものもあるそうです。

ちなみに、店頭でうるいを選ぶ際の目安としては、茎が白くふっくらしていて、葉先が閉じているものがおすすめです。鮮度がよいものは香りも高く、調理後の食感も際立ちますよ。

💡ワンポイント豆知識
うるいの若芽は、毒草であるバイケイソウやコバイケイソウと見た目がよく似ています。 特に葉が開く前は見分けがむずかしいため、自生しているうるいを採取する際は十分に注意してくださいね。

うるいのおいしい食べ方は?

うるいはどのように調理したらおいしく味わえるのでしょうか。ここでは、うるいの風味や食感を楽しめる代表的な調理方法をご紹介します。

生食

うるいはクセや青臭さが少ないので、生で食べることができます。シャキシャキとした食感を活かし、サラダにするとおいしいですよ。

茎の白い部分と葉先の緑色のコントラストが美しく、見た目にも春らしい一品に仕上がります。また、昆布や塩と一緒に漬け込んで浅漬けにすると、シンプルながらうるい本来の風味が引き立ちますよ。

茹でる

さっと茹でることで、やわらかさと特有のぬめりが出て、和え物やおひたしにぴったりです。

ごまやかつお節、しょうゆや酢みそなどのシンプルな調味料ともよく合い、うるいの素朴な味わいが楽しめます。味噌汁などの汁物に加えるのもおすすめです。

炒める

うるいは、油と相性がよく、炒めてもおいしくいただけます。鮮やかな緑が料理に彩りを添え、付け合わせとしても重宝するでしょう。

炒めることでほんのり香ばしさも加わり、また違った味わいが楽しめますよ。

⭐️クラシルシェフのコツとポイント⭐️
うるいは火が通りやすいので、最後に加えて短時間で仕上げるのがポイントです。加熱しすぎると食感や彩りが損なわれやすいため、さっと炒めるくらいがちょうどよく、シャキッとした食感を楽しめますよ。

うるいの下ごしらえ

わらびやぜんまい、うどなど、山菜には、えぐみやアクをとるために下処理が必要なものが多くあります。

ところが、うるいは若い芽を収穫したものでアクが少ないので、特別な下処理は必要ありません。ほかの多くの野菜のように、そのまま料理に使うことができます。

うるいの保存方法

合わせて覚えておきたいのが、うるいの保存方法です。鮮度を保つためには、乾燥を防ぐことがポイントになります。

濡らしたキッチンペーパーで包み、ラップや保存袋に入れて冷蔵庫の野菜室で立てて保存しましょう。

すぐに食べきれない場合は、硬めにゆでて冷水にさらし、水気を切ってから保存袋に入れ、冷凍保存することも可能です。

うるいを使ったおすすめレシピをご紹介!

ここからは、うるいを使ったおすすめレシピをご紹介します。パパッと作れるうるいのごま和えや、とってもおしゃれなうるいと生ハムのパスタサラダなど、バリエーション豊かなレシピをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。

うるいの酢味噌添え

シンプルでうるいのおいしさを楽しめる、うるいの酢味噌添えのご紹介です。さっとゆでたうるいに、酢やみそ、しょうゆで作った自家製酢味噌をつけていただきます。わかめを加えるのもおすすめですよ。

うるいのごま和え

パパっと作れる、うるいのごま和えはいかがでしょうか。今回は、うるいをゆでるのではなく、電子レンジで1分ほど加熱しました。めんつゆを使った簡単レシピなので、あと一品ほしいときにもおすすめです。

うるいとウドのなめたけ和え

さっぱりとした味わいの、うるいとウドのなめたけ和えを作ってみましょう。シャキシャキとした食感のうるいやウドに、ツルッとしたなめたけが絡んでとってもおいしいですよ。なめたけの味をそのまま利用するので、調味料も少なくとっても簡単に仕上がります。

うるいとホタテのカルパッチョ

お酒のおつまみにぴったり!うるいとホタテのカルパッチョをご紹介します。うるいと刺身用のホタテ貝柱、ミニトマトを使ったカラフルな一品。ピンクペッパーは、清涼感のあるスパイスで、料理をより華やかに彩ってくれますが、なくてもおいしくお作りいただけますよ。

簡単副菜 うるいのぬた

うるいを使ってぬたを作ってみませんか。今回は、うるいとマグロを具材として、白みそや練りからし、卵黄と和えました。辛子酢味噌の酸味や辛味が、箸休めにぴったりの一品ですよ。

天ぷら粉でお手軽 うるいの天ぷら

天ぷら粉を使って手軽に作れる、うるいの天ぷらはいかがでしょうか。衣のサクサクとした軽い食感とうるいのシャキシャキとした食感がクセになるおいしさですよ。塩だけではなく、めんつゆにつけるのもおすすめです。

うるいと生ハムのパスタサラダ

おもてなしにもおすすめの、うるいと生ハムのパスタサラダのご紹介です。ショートパスタとうるい、生ハム、ミニトマトなどで作った彩り豊かでおしゃれな一品。シンプルな味つけなので、素材のおいしさが引き立ちますよ。

うるいを使った料理を作ってみよう!

今回は、うるいの特徴や旬の時期、おいしい食べ方を、おすすめレシピとともにご紹介しました。春に旬を迎える食材を使った料理が食卓に並ぶと、なんだかワクワクした気持ちになりますよね。今回ご紹介したレシピを参考に、ぜひ作ってみてくださいね。

クラシルでは、うるいを使ったレシピをほかにもご紹介しています。そちらも、ぜひ参考にしてみてください。

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