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「ひやむぎ」とは?そうめんやにゅうめんとの違いも解説!

「ひやむぎ」とは?そうめんやにゅうめんとの違いも解説!

暑い季節になると食べたくなる麺類といえば、そうめんを思い浮かべる方が多いかもしれませんが「ひやむぎ」も定番ですよね。この2つの麺は太さが異なりますが、製法も違うのをご存知ですか?今回はひやむぎの特徴のほか、そうめんとの違いについて解説!さらに、そうめんとにゅうめんの違いやおすすめレシピもご紹介します。

  • 目次
  • ひやむぎとは?
  • 起源
  • そうめんとは?
  • ひやむぎとそうめんの違いとは?
  • そうめんとにゅうめんの違いは?
  • のど越しを楽しむ!そうめんのおすすめレシピ
  • ひやむぎとそうめんの違いは麺の太さにあった!

ひやむぎとは?

ひやむぎは、小麦粉から作られる乾麺の一種で、そうめんよりやや太く、うどんより細いのが特徴です。つるっとした食感で、主に冷やして食べることが多いです。

起源

室町時代に登場した「切麦(きりむぎ)」が起源とされ、当時はうどんをさらに細く切って作られていました。冷やして食べることで「冷麦(ひやむぎ)」と呼ばれるようになり、その名前が現在も使われています。産地や食されていた地域については、明確には分かっていません。

そうめんとは?

ひやむぎと同じく、そうめんも小麦粉が原料となる麺です。以下でそうめんについて確認してみましょう。

そうめんは、小麦粉を原料にした細い乾麺で、つるつるとしたのど越しが特徴の日本の伝統的な麺類です。油を塗って伸ばす「手延べ製法」によって作られるため、乾燥しにくく、独特の食感が生まれます。

起源

そうめんの起源は、奈良時代に中国から伝わった「索餅(さくべい)」という小麦粉と米の粉を練り、縄のようにねじったお菓子にあるそうです。そのあと、鎌倉時代から室町時代頃に中国から麺を手延べする方法が伝わり「索麺(そうめん)」が誕生し、その後「素麺(そうめん)」になったと言われています。

当時、臼で挽いた細かい小麦粉を油を用いて伸ばしていくという製法は今までにない画期的な方法でした。油を塗りながら生地を伸ばすことで乾燥しにくくなり、そうめん特有ののど越しのよい食感が生まれるのです。日本では現在の奈良県桜井市で作られ始めたとされており、その製法が兵庫県や香川県の小豆島、長崎県の島原に広まっていったようです。

ひやむぎとそうめんの違いとは?

ひやむぎとそうめんは同様に小麦粉を使って作られる麺ですが、一体どのような違いがあるのでしょうか?ここでは麺の太さや製法、食感、麺の色に分けてご紹介します。

項目 ひやむぎ そうめん
麺の太さ 1.3mm以上〜1.7mm未満
(JAS基準)
1.3mm未満
(手延べの場合は1.7mm未満)
製法 小麦粉をこねて板でのばし
刃物で切る製法
機械製法(乾麺)
手延べ麺(手延べ麺)
食感 太めで
しっかりとした歯ごたえ
細くて
つるっとしたのど越し
色つきの麺の有無 元々は色つき麺あり 最近は色つき麺が使われている
ゆで時間 4分程ゆでたら火を止め
3分程むらす
2分程ゆでる

麺の太さ

「ひやむぎ」と「そうめん」の線引きは、JAS(日本農林規格)によって麺の太さで決められています。直径1.3mm以上1.7mm未満の麺を「ひやむぎ」、直径1.3mm未満の麺を「そうめん」としています。ただし、これは機械で製造された麺の場合の基準です。手延べ麺に関しては1.7mm未満であれば、どちらの名称でも表示できるとされています。

  • 干しそうめん:長径1.3mm未満(手延べの場合は1.7mm未満)
  • 干しひやむぎ:長径1.3mm以上1.7mm未満(手延べの場合は長径1.7mm未満)
  • 干しうどん:長径1.7mm以上(手延べの場合も長径1.7mm以上)

製法

そうめんは小麦粉を塩水でこねて生地を作り、油を塗りながら手を使って細く伸ばして作られます。一方、ひやむぎは平らな板とめん棒を使って生地を薄くのばし、刃物で細く切って作られます。ただし、現在は製麺機で作られるものもあり、製造方法の違いはあいまいになっているそうです。

食感と麺の色

そうめんは表面に油が塗られていることからつるっとのど越しがいいのに対し、ひやむぎはやや太く丸麺なので、そうめんに比べてボリューム感と歯ごたえが感じられます。また、ときどき見かける色のついた麺はもともとそうめんとひやむぎを区別するために入れられていたのだとか!ただ、色のついた麺の決まりは近年あいまいになっており、最近では色つきのそうめんも多く売られています。

そうめんとにゅうめんの違いは?

そうめんとひやむぎの違いと同じように、よくそうめんとにゅうめんの違いも話題になりますが、麺そのものは同じですが、食べ方の違いによって区別されます。

にゅうめんは、そうめんを温かいだしで煮たり、かけ汁をかけて食べる料理で、奈良県の郷土料理としても知られています。漢字では「煮麺」や「入麺」と書かれることもあります。一方のそうめんは、一般的に冷たくしてつゆにつけて食べるスタイルで、暑い季節にぴったりの食べ方です。

つまり、冷たいのが「そうめん」、温かいのが「にゅうめん」というのが大きな違い。どちらも同じそうめんを使っているため、季節や体調に合わせて使い分けるのがおすすめです。

のど越しを楽しむ!そうめんのおすすめレシピ

ここからは、おすすめのそうめんレシピをご紹介します。いつもとひと味違うアレンジそうめんを食べたいときに、ぜひ参考にしてみてくださいね。

濃厚ピリ辛担々だれのつけそうめん

そうめんレシピのレパートリーにぜひ加えていただきたい、ピリ辛坦々だれのつけそうめんをご紹介します。ピリ辛で濃厚な味わいのつけだれに、すりごまの香ばしい風味がやみつきになること間違いなしのおいしさ!具だくさんのつけだれで食べごたえもあるので、しっかり食べたいときにもぴったりの一品です。いつもと違うそうめんを食べたくなったらぜひ挑戦してみてくださいね。

長芋とオクラのねばねばサラダそうめん

暑い季節にうれしい、長芋とオクラのねばねばサラダそうめんはいかがでしょうか。使う具材は野菜だけなので、あっさりといただけますよ。マヨネーズとめんつゆ、レモン汁を混ぜたタレは濃厚ながらもさわやかなレモンの酸味が効いてするするとお箸が進みます。お好みの具材を加えてバリエーションを広げることもできますよ。シャキシャキ、とろとろの食感をお楽しみくださいね。

明太子納豆そうめん

そうめんをいつもと違う食べ方で楽しみたいときに、明太子と納豆をのせたアレンジそうめんを作ってみませんか。ねばねばの納豆とピリ辛の明太子がそうめんに絡み、さっぱりとした味わいでどんどん食べ進められますよ。卵黄は途中で崩してまろやかな味わいを楽しむのもおすすめです!少ない材料と包丁いらずで作れる、暑い季節にうれしい一品です。

ツナと塩昆布のやみつき無限そうめん

どんどん箸が進んでしまうこと間違いなし!大人気の無限シリーズから「ツナと塩昆布のやみつき無限そうめん」をご紹介します。旨味の強いツナと塩昆布、香ばしい風味のごま油をそうめんに絡めて味わい深い一品に仕上げました。しっかりとした味つけで食べごたえも抜群!ご家庭にある材料でパパッと作れるので、忙しい日のランチや夜ごはんにもおすすめです。

ツナときゅうりの豆乳そうめん

コクがあるのにさっぱりといただけるツナときゅうりの豆乳そうめんはいかがでしょうか?クリーミーでまろやかなかけつゆがそうめんによく合い、つるつると食べられる一品です。シャキシャキとした食感のきゅうりと、旨味たっぷりのツナで満足感もたっぷり!そうめんと豆乳の組み合わせは意外に思えるかもしれませんが、食べてみるととてもよく合いますよ。ぜひお試しくださいね。

そうめんで作る 冷やし中華

そうめんをアレンジして食べたいときは、そうめんで作る冷やし中華がおすすめです。錦糸卵や野菜、チャーシューなどをのせて見た目も鮮やかな一品に仕上げました。そうめんはゆであがったら氷水でしっかり冷やして水気を絞るのがおいしくいただくポイントです。中華麺とはまた違ったのど越しで具材ともよく合いますよ。

ボリュームたっぷり よだれ鶏そうめん

しっかり食べたいときにおすすめ!ボリューム満点のよだれ鶏をのせたそうめんレシピのご紹介です。混ぜるだけでできる長ねぎの香味だれをたっぷりかけて、ピリッとした辛みとお酢の酸味が絶妙にマッチした一品に。奥深い味わいでありながら、電子レンジで簡単に作れるのもうれしいですね。

ひやむぎとそうめんの違いは麺の太さにあった!

いかがでしたか?今回は暑い時期に食べたくなる、ひやむぎとそうめんの違いについてご紹介しました。わずかな太さの違いでも味わいやのど越しが変わるので、ひやむぎとそうめんを食べ比べてみると楽しいですよ!今回ご紹介したアレンジレシピもぜひお試しくださいね。

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