2021年の急上昇ワードはこれ!クラシルで検索されたキーワードや動画再生数、ランキングなどをもとに、2021年「食のトレンド」を分析してみました。40,000件を超えるレシピの中から、今年みんながもっとも注目した料理ワードとは?注目レシピと合わせてご紹介します。
2021年の食トレンドを分析!「レパートリー・ヘルシー・時短」のおすすめレシピも

2021年の3つの注目ワード!
今年クラシルユーザーが注目した検索ワードは「レパートリー」「ヘルシー」「時短」。
引き続き「おうち時間」が多かった2021年。昨年から家で料理をする人が増え、すっかり自炊が定着。料理頻度が増えた結果、「レパートリー」のニーズや「ヘルシー」「時短」が注目されました。それぞれくわしく見てみましょう。
①「レパートリー」:普段の調味料で料理の幅を広げたい
自炊する機会が増えると、味つけや献立がマンネリ化するのが悩みですよね。2021年は「レパートリーを広げたい」というニーズが上昇しました。中でも普段使いの調味料で作れるアレンジレシピが人気に。焼肉のタレなど使いやすい調味料を使ったレシピの検索も増えました。黒こしょうを効かせたペッパーライス、ケチャップで味つけするポークチャップはお気に入り数が前年比300%を超える上昇率!「作りやすくて、いつもとはひと味違う」レシピが人気になりました。
1.ホットプレートで ビーフのペッパー風味ライス
黒こしょうを効かせたピリッと刺激的なペッパー風味ライスは、味つけに焼肉のタレを使うと手軽にお作りいただけます。ホットプレートなら食卓で作れて、自炊が続いたときには負担が少なくていいですよね。ダイナミックに焼きながら家族みんなでワイワイ作れるのも小さなイベントのひとつになります。焼肉よりも手軽なので、ランチにもぴったりですね。身近な調味料で気軽に作れるアレンジメニューなので、ぜひお試しくださいね。
材料(4人前)
- ごはん・・・400g
- 牛こま切れ肉・・・300g
-----下味-----
- 料理酒・・・大さじ2
- しょうゆ・・・大さじ2
- すりおろしニンニク・・・小さじ1
- コーン (缶詰)・・・100g
- 小ねぎ (小口切り)・・・大さじ3
- 有塩バター・・・20g
- 焼肉のタレ・・・大さじ3
- サラダ油・・・大さじ1
-----トッピング-----
- 黒こしょう・・・適量
作り方
準備.コーンは水気を切っておきます。
1.牛こま切れ肉は一口大に切ります。
2.ポリ袋に1、下味の材料を入れて揉みこみ、冷蔵庫で15分漬けます。
3.熱したホットプレートにサラダ油をひき、中央にごはんをのせ、その周りに2をのせます。
4.ごはんの上にコーン、小ねぎ、有塩バターをのせます。
5.牛こま切れ肉に焼肉のタレをかけて加熱し、牛こま切れ肉に火が通ったら黒こしょうをふって完成です。
2.豚こまでポークチャップ プレート
ポークチャップは昔ながらの洋食メニューですが、意外とご家庭では登場しない料理ですよね。ケチャップで味つけする意外性がマンネリ打破メニューとしてぴったり!お手軽食材代表の豚こま切れ肉で作れる気楽さも人気です。普段使いの調味料だけで、いつものおかずとはひと味違うアレンジメニューができますよ。ごはんはもちろん、パンにも合う味つけです。
材料(2人前)
- ごはん・・・300g
- 豚こま切れ肉・・・250g
- しめじ (200g)・・・1株
- 玉ねぎ・・・1/2個
- 料理酒・・・小さじ1
- 塩こしょう・・・少々
- オリーブオイル・・・小さじ1
- (A)ケチャップ・・・大さじ4
- (A)酢・・・小さじ2
- (A)砂糖・・・小さじ1
- サラダ菜 (盛り付け用)・・・適量
- パセリ (刻み、飾り用)・・・適量
作り方
1.玉ねぎは薄切りにします。しめじは石づきを切り落とし、ほぐします。
2.中火で熱したフライパンにオリーブオイルを入れ、豚こま切れ肉と料理酒を入れて全体の色が変わるまで炒め、塩こしょうをします。
3.1を入れて中火でしんなりするまで炒めます。
4.(A)を入れて全体が混ざり、豚こま切れ肉に火が通ったら火を止めます。
5.器にサラダ菜を敷いてごはん、4を盛り付けてパセリを散らして完成です。
②「ヘルシー」:2020年に引き続き大人気の「オートミール」「鶏むね肉」「豆腐」
外出する機会が減り、健康を意識することが増えたコロナ禍。豆腐や鶏むね肉などおなじみのヘルシー食材に加え、2020年に一躍トレンド食材になったオートミールが引き続き検索数を伸ばしました。オートミールは主食やおかず、スイーツまで幅広く使える便利な食材ですが、目新しい食材ですし、使い方に悩みますよね。使い始めはレシピを検索してみる方も多かったのではないでしょうか。
3.オートミールとチョコのスコーン
お気に入り数が前年比2830%と、飛躍的に人気をのばしたのがオートミールのスコーン。混ぜて焼くだけで作れる手軽なスイーツレシピです。オートミールはヘルシーなイメージで人気ですが、スコーンに入れるとザクザク食感が楽しめるスイーツになります。朝ごはんにもおやつにもぴったりな一品ですよ。ホットケーキミックスで作れるのもうれしいポイントです。
材料(8個分)
- ホットケーキミックス・・・150g
- 無塩バター・・・50g
- 牛乳・・・50ml
- ミルクチョコレート (1枚)・・・50g
- オートミール・・・50g
作り方
準備.無塩バターは常温に戻しておきます。オーブンは170℃に予熱しておきます。
1.ミルクチョコレートは1cm角に切ります。
2.ボウルにホットケーキミックス、無塩バターを入れ、ゴムベラで混ぜます。
3.無塩バターがなじんだら牛乳を3回に分けて入れ、都度混ぜ合わせます。
4.1、オートミールを加えてさっくりと混ぜ、ひとまとめにします。
5.手で厚さ2cm程の円形に成形し、放射状に8等分に切ります。クッキングシートを敷いた天板にのせ、170℃のオーブンで20分程焼きます。
6.表面に焼き色がついたら器に盛り付けて完成です。
4.オートミールの煮込みハンバーグ
こちらもお気に入り数が前年比3750%と、急上昇したレシピ。オートミールのハンバーグのご紹介です。こちらのハンバーグ、なんと、お肉の代わりにオートミールと豆腐を使って作ります。あっさりしたハンバーグと濃厚なデミグラスソースのバランスがよく、しっかりボリュームのあるおいしいハンバーグになりますよ。豆腐を加えることでふわふわジューシーな仕上がりです。
材料(4人前)
- オートミール・・・100g
- 木綿豆腐・・・300g
- 玉ねぎ・・・1/4個
- 塩こしょう・・・小さじ1/3
-----デミグラスソース-----
- デミグラスソース・・・300g
- 赤ワイン・・・60ml
- ケチャップ・・・大さじ3
- ウスターソース・・・大さじ2
- サラダ油・・・小さじ2
- パセリ (乾燥)・・・適量
作り方
1.木綿豆腐はキッチンペーパーで包み、耐熱皿に入れ、600Wの電子レンジで4分加熱します。
2.玉ねぎはみじん切りにします。
3.ボウルに粗熱が取れた1、2、オートミール、塩こしょうをふって捏ね、4等分にし、丸く成形します。
4.中火で熱したフライパンにサラダ油をひき、3を入れ、こんがりと焼き色がつくまで両面8分程焼きます。
5.デミグラスソースの材料を加え、中火で5分程煮込み、全体になじんだら火から下ろします。
6.器に盛り付け、パセリをふり完成です。
※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。
③「時短」:調理頻度の増加、出社や登校の再開により「時短」が人気に
出社や登校が再開されはじめた今年。慌ただしい日常が戻った方も多いのでは?新しい冷凍技「下味冷凍」や、夕飯のあと一品に便利な「常備菜」など、便利な「時短」メニューがふたたび人気を集めました。海外レシピも簡単なものが人気。目新しいメニューでもフライパンひとつで作れる、揉むだけでできるなど、簡単に作れるレシピが注目されました。
5.下味冷凍 豚の生姜焼き
お肉はまとめ買いして、冷凍しておく方も多いですよね。冷凍する前に下味をつけておく「下味冷凍」ならまさに一石二鳥!解凍して焼くだけな上に、味が染みておいしいですよ。下味をつけて冷凍しておけば、みんな大好きな生姜焼きが時短で作れます。しっかり味の染みた生姜焼きはごはんによく合います。豚こま切れ肉なら手軽で準備が簡単なのもいいですよね。忙しい平日にむけて週末に作っておくのもおすすめです。
材料(2人前)
- 豚こま切れ肉・・・200g
- 玉ねぎ (1/2個)・・・100g
-----タレ-----
- すりおろし生姜・・・大さじ2
- しょうゆ・・・大さじ1.5
- 砂糖・・・大さじ1
- 料理酒・・・大さじ1
- ごま油・・・大さじ1
- キャベツ (付け合わせ)・・・150g
作り方
1.玉ねぎは5mm幅に切ります。
2.冷凍用ジッパー付保存袋に1、豚こま切れ肉、タレの調味料を入れて揉みこみます。
3.空気を抜いて厚さを均等にし、封をして冷凍庫で保存します。
4.調理するときに、冷蔵庫で8時間ほど置いて解凍、または電子レンジの解凍機能で解凍します。
5.キャベツは芯を切り落とし、千切りにします。
6.中火で熱したフライパンにごま油をひき、4を入れ、箸でほぐしながら10分ほど炒めます。豚こま切れ肉に火が通ったら火から下ろします。
7.5をのせたお皿に盛り付けて、できあがりです。
※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。
6.常備菜 鶏そぼろのひじき煮
すっかり定着した感のある「常備菜」。食卓にもう一品欲しいときに便利ですよね。中でも鶏そぼろ入りのひじき煮はおすすめの一品です。鶏ひき肉を入れることで、いつものひじき煮よりも食べごたえがアップしますよ。ごはんにのせて丼にしたり、豆腐にのせたりアレンジしやすい常備菜です。さやいんげんを入れることでパッと彩りもきれいです。
材料(2人前)
- 鶏ひき肉 (もも)・・・200g
- さやいんげん・・・6本
- 乾燥ひじき・・・15g
- 水 (戻す用)・・・適量
- (A)しょうゆ・・・大さじ2
- (A)みりん・・・大さじ2
- (A)料理酒・・・大さじ1
- (A)砂糖・・・大さじ1
- サラダ油・・・小さじ2
作り方
準備.さやいんげんはヘタと筋を取り除いておきます。
1.ひじきはパッケージの表記通りに水で戻し、流水で洗い、水気を切ります。
2.さやいんげんは1cm幅の斜め切りにします。
3.フライパンにサラダ油をひいて中火で熱し、鶏ひき肉を入れて炒めます。
4.鶏ひき肉に火が通り、そぼろ状になったら1、2、(A)を入れて中火で5分ほど煮詰めます。
5.汁気がなくなったら火から下ろし、器に盛り付けて完成です。
2021年データから見えた自炊ニーズ
2021年食トレンド分析、いかがでしたか?クラシルではレシピ検索数も前年比120%。料理をする機会が増えた方が多いのがうかがえました。クラシルには「かんたんにおいしく作れるレシピ」をたくさんご用意しています。ぜひ日々の料理にお役立てくださいね。