最終更新日 2023.3.30

おいしさの決め手!「焼き色をつける」とはどういうこと?

おいしさの決め手!「焼き色をつける」とはどういうこと?

こんがりときれいな「焼き色」がついた料理は、その見た目や香ばしい香りが食欲をそそりますよね。料理をおいしく、美しく仕上げるためには欠かせないテクニックです。そんな「焼き色」はいったいどうやって生まれるのでしょうか?今回は焼き色をつけるコツに加え、こんがりとした焼き色がたまらない絶品レシピをご紹介します。

  • 目次
  • 「焼き色をつける」ってどういうこと?
  • 料理別にチェック!きれいな焼き色をつけるコツ
  • こんがり焼き色が食欲をそそる!絶品レシピ5選
  • 絶品 屋台の味 焼きとうもろこし
  • 混ぜて焼くだけ ふわふわ山芋グラタン 
  • こんがりジューシー 油揚げの肉詰め
  • タイのこんがりチキン ガイヤーン
  • トースターで簡単 バスクチーズケーキ

「焼き色をつける」ってどういうこと?

「焼き色をつける」とは、材料の表面を焼いて、おいしそうなきつね色の焦げ目をつけることをいい、「焼き目をつける」と表現されることもあります。ハンバーグなどの肉料理や、グラタン、そしてホットケーキや焼き菓子などのお菓子作りでも多く使われるテクニックです。

焼き色をつけるためには、フライパンや焼き網、オーブンが多く使われますが、バーナーで直接食材を炙る場合もあります。焼き色をつけることで、料理が見た目よく仕上がるだけでなく、香ばしい香りも生み出してくれるため、おいしい料理を作るためには欠かせないテクニックです。

ちなみにこの焼き色は、「メイラード反応(アミノ・カルボニル反応)」という反応によって作られます。加熱することで、食材に含まれる糖とアミノ酸やたんぱく質が結びつき、その結果、褐色の物質であるメラノイジンや香気成分が作り出され、きれいな焼き色やよい香りを生み出しているのです。

料理別にチェック!きれいな焼き色をつけるコツ

焼き色を上手につけるためのコツは、料理によって大きく違いがあります。以下、代表的なものをチェックしてみましょう。

■ホットケーキ

ホットケーキは、油をひいて焼くと焼き目がまだらになりやすくなります。そのため、テフロン加工のフライパンを使って油を使わずに焼くか、油をひく際にはキッチンペーパーなどで薄く延ばすようにすると、きれいなきつね色に焼くことができますよ。また、火が強すぎると焦げやすいため、弱めの中火でじっくりと焼くことが大切です。

■グラタン

グラタンは、表面に粉チーズをまんべんなく散らすと全体にきれいな焼き色がつきます。チーズを散らさずに焼くと、水分の多いホワイトソースの部分は焼き色がつきにくい一方、具の部分が先に焦げてしまいます。しかし、全体に粉チーズを散らすことでチーズの部分から焼き色がつき、ムラなくこんがりと仕上げることができるのです。チーズではなく、パン粉を散らしてもきれいな焼き色がつきますよ。

■ハンバーグ

ハンバーグにきれいな焼き色をつけるためには、あらかじめフライパンを強火で十分に熱しておくことが大切です。フライパンが十分に熱せられたら油をひき、ハンバーグを入れて中火でじっくり焼きましょう。

こんがり焼き色が食欲をそそる!絶品レシピ5選

焼き色をつけるコツがわかったところで、ここからは、こんがりとした焼き色がたまらない絶品レシピを厳選してご紹介します。見た目にも食欲をそそられるものばかりなので、ぜひチェックしてみてくださいね。

絶品 屋台の味 焼きとうもろこし

バター醤油で香ばしく焼き上げた焼きとうもろこしは、甘じょっぱい風味がたまりません!とうもろこしはゆでずに電子レンジで加熱するので手軽にお作りいただけますよ。まさに屋台で食べるあの味を、ぜひおうちで楽しんでくださいね。

※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。 様子を確認しながら完全に火が通るまで、必要に応じて加熱時間を調整しながら加熱してください。

混ぜて焼くだけ ふわふわ山芋グラタン 

表面はこんがり香ばしく、中はふわふわ。さまざまな食感を楽しめる山芋グラタンです。すりおろした山芋にしょうゆを混ぜた和風の味つけにこんがりチーズの風味がよく合いますよ!混ぜて焼くだけ簡単レシピなので、山芋が手に入ったらぜひ試してみてくださいね。

こんがりジューシー 油揚げの肉詰め

油揚げにひき肉を詰め、こんがりと焼き上げました。肉汁があふれ出してとってもジューシー!肉だねにしっかりと味がついているため、ごはんのおかずにはもちろん、お酒のおつまみにもぴったりです!リーズナブルな食材で作れるので、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

タイのこんがりチキン ガイヤーン

ナンプラーが味の決め手!タイのチキン料理、ガイヤーンです。甘辛いタレに漬けてからオーブンでこんがりと焼き上げた鶏もも肉は、一度食べたらやみつきになること間違いなし!本場タイではカオニャオというもち米と一緒に食べるのが定番なのだとか。カオニャオは準備できなくても、ごはんと相性抜群なので、ぜひ試してみてくださいね。

※こちらのレシピは、はちみつを使用しております。 1歳未満(乳児)のお子様はお召し上がりにならないようご注意ください。 はちみつは、砂糖でも代用できます。それぞれ種類によって甘さが異なりますのでお好みで調整してください。

トースターで簡単 バスクチーズケーキ

日本でももはや定番スイーツになりつつある人気のバスクチーズケーキは、ちょっぴりほろ苦くて香ばしい焼き色がおいしさのポイント!オーブンで焼くのが一般的ですが、こちらのレシピならトースターでも手軽にお作りいただけます。しっかりと焼き色をつけて、味わいのコントラストを楽しんでくださいね。

※お使いのトースター機種によって焼き加減が異なりますので、様子を見ながらご調整ください。今回は1000W200℃で焼いています。トースターは庫内が狭く、食材と熱源の距離が近いため、加熱中の食材の油が落ちたり、油はねなどが原因で発煙、発火の恐れがあります。加熱中は目を離さないでください。

※アルミホイルが熱源に直接触れると溶けてしまう恐れがあります。熱源に触れないようご注意ください。

こんがりとした焼き色がおいしさの決め手!

いかがでしたか?今回は、焼き色をつける理由やコツ、さらに焼き色をつけることでおいしく仕上がる絶品レシピをご紹介しました。きれいな焼き色のついた料理は、見た目はもちろん、香ばしい焦げ目の香りが食欲をそそります。グラタンやハンバーグなどの定番メニューやチーズケーキなども上手に焼き色をつけることで、よりおいしく仕上がりますよ。

クラシルでは、こんがりとした焼き色がおいしさのポイントとなるレシピをほかにもたくさんご紹介しています。ぜひ、そちらもおうちで作って楽しんでみてくださいね。

※20歳未満の飲酒はやめましょう。

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