このひと手間がおいしさの秘訣！トマトの「湯むき」の方法とは？

トマトの皮がツルンとむける！トマトの「湯むき」の上手なやり方をご紹介します。切り込みを入れる、冷水にとるといったポイントを押さえれば、おもしろいくらいきれいにトマトの薄皮がむけますよ！記事後半では、トマトを湯むきすることでおいしく仕上がる絶品レシピもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

湯むきとは、切り込みを入れたトマトを沸騰したお湯にくぐらせたあと、氷水にとって皮をむくことを指します。切り込みの部分から皮が縮んではがれやすくなることで、やわらかい実の部分を潰してしまうことなく、皮だけをきれいにツルンとむくことができるのです。

これは、お湯にくぐらせることでわずかに実が縮むこと、そしてトマトに含まれるペクチンという物質が熱によって溶けることにより、皮がむきやすくなると言われています。

トマトは湯むきすることで、料理の見た目が美しく仕上がるだけでなく、口当たりがよくなったり、味が染み込みやすくなったりといったメリットがあるので、覚えておくと重宝しますよ。

それでは早速、トマトの湯むきの方法を動画で確認してみましょう。

まずはトマトのヘタを包丁の刃先で取り除き、ヘタと反対側に十字の切り込みを薄く入れます。 鍋でお湯を沸騰させ、切り込みを入れたトマトを10秒程度熱湯に浸けましょう。熱湯につける時間が長くなりすぎると、トマトに火が入り、実が崩れやすくなるので注意が必要です。また、熱湯を扱う際には火傷には十分ご注意くださいね。

トマトを熱湯から取り出したら、すばやく氷水にとりましょう。すると、切り込みの部分から皮が縮んでくるため、そこからゆっくりと皮をむくことができます。

トマトだけでなく、ミニトマトも同様の手順で湯むきをすることができますので、試してみてくださいね。

トマトの湯むき方法がわかったところで、次は湯むきをすることでおいしく仕上がるトマトのレシピをご紹介します。

湯むきしたミニトマトで作るカプレーゼのご紹介です。ミニトマトを湯むきをするひと手間で、味がしっかり染み込み、満足度の高い一品に仕上がります。モッツァレラチーズとの相性も抜群で、ワインにぴったり！簡単な盛り付けですが、見た目もおしゃれに仕上がるのでおもてなしにも最適ですよ。ぜひ作ってみてくださいね。

※チーズは加熱を行わなくても食べられるものを使用しています。ご使用のチーズによっては加熱をしないと食べられないものもございますのでご注意ください。

暑い季節や箸休めにぴったりな冷やしトマトはいかがでしょうか。トマトはしっかり湯むきをすることで、つるんとなめらかな口当たりに仕上がりますよ。ツナを加えて旨みをプラスしたり、生姜をのせてさっぱりとした味わいを楽しむなど、お好みでアレンジするのもおすすめです。トマトのおいしさを丸ごと楽しめる一品をぜひお試しください。

カラフルな見た目が可愛らしい、ミニトマトのマリネです。マリネ液にレモンを加え、甘酸っぱくフルーティーで爽やかな味わいに仕上げました。湯剥きしたトマトにしっかり味が馴染んで、とってもジューシー！まるでデザートのような、パーティーやおもてなしにもぴったりの一品です。

豚バラ肉とほうれん草、トマトの彩りで食卓がパッと華やぐ炒め物のレシピをご紹介します。具材に豚バラ肉を使い、さらにオイスターソースで味つけしているのでコク深い味わいに仕上がりますが、湯むきしたトマトの酸味のおかげで、最後まで飽きることなくいただけますよ！ごはんはもちろんお酒にもよく合う一品です。ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

※ご高齢の方や、2才以下の乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している方はしっかりと加熱し、卵の生食を避けてください。

トマトのおいしさを存分に楽しめる、見た目のインパクト抜群のポトフを作ってみましょう！トマトは湯むきしてから加えるので、スープの旨みがしっかりと染み込み、ジュワッとジューシーに仕上がります。トマトを丸ごと1つ加えるとは驚きですが、見た目もさることながら味も絶品ですよ！寒い日にぜひ作ってみてくださいね。

いかがでしたか？今回は、トマトの湯むきの方法やポイント、さらに湯むきすることでおいしく仕上がるとっておきのトマトレシピをご紹介しました。一見、必要のない工程にも思える湯むきですが、料理をおいしく、そしてきれいに仕上げるためにも覚えておくととても便利ですよ！

クラシルでは、湯むきをすることでおいしく作れるトマトレシピをほかにもたくさんご紹介していますので、ぜひおうちで作って楽しんでみてくださいね。

※20歳未満の飲酒はやめましょう。