人気のタパスでバル気分！手軽に作れるスペイン料理5選

代表的なスペイン料理といえば、パエリアやガスパチョ、アヒージョ、トルティーヤ、チュロスなどですが、ひとくちにスペイン料理といっても、気候や風土の違いから、その地域によって使われる材料やその調理法は様々です。
スペイン料理に共通する特徴は、ソースをあまり使用せず素材の味を活かした味付けが多く、オリーブオイルやニンニク、スパイスが多く使われること。

またスペイン料理は、家族や友人たちとお酒を交わしながら気軽に食事を楽しむという気取らないスタイルが魅力です。喫茶店と酒場が一緒になった「バル」では、「タパス(一品料理や小皿料理)」を注文しながら、ディナーの前のひと時をお酒と共に楽しみます。
今回はそんなスペイン料理をご家庭でも気軽に楽しめるレシピをご紹介します。食事にもお酒のおつまみにもなるスペイン料理で、ぜひバル気分を楽しんでみてくださいね。

まず最初にご紹介するのは、日本でもお馴染みのガスパチョ。スペイン南部・アンダルシア地方が発祥の暑い季節にぴったりの冷製スープです。淡いグリーンが涼やかなこちらのガスパチョは、きゅうり、セロリ、レモンの皮、ミント、ヨーグルトで清涼感たっぷりに仕上げました。ミントの爽やかな香りとフレッシュな味わいが、体をクールダウンさせてくれますよ。レモン汁を加えて酸味を効かせるとよりさっぱりとした味わいが楽しめます。
おしゃれな見た目は、おもてなしやパーティーにもぴったりです。

続いては、バルで定番のタパス「チリンドロン」のご紹介です。鶏肉をトマト、玉ねぎ、パプリカなどの野菜と一緒に炒めてから煮込んだ、スペインの東北部・アラゴン地方の郷土料理であるチリンドロン。カラフルな野菜を使うのが特徴で、こちらでは黄パプリカやズッキーニを使い、トマトソースに映える色合いにしています。お肉と野菜の旨みがたっぷりと詰まって食べ応え満点！パンを添えてお酒と一緒に楽しんだり、冷やして前菜としていただくのもおすすめです。
クミンパウダーやパプリカパウダーを加えるとより本格的な味わいが楽しめますよ。

アンダルシア地方の郷土料理「フラメンカエッグ」。色とりどりの野菜と上にのせた半熟卵の色彩が、フラメンコの衣装のように色鮮やかだということから名付けられました。
こちらは電子レンジで作るトマトソースに卵をのせてトースターで焼くだけの簡単レシピです。とろとろの半熟卵を絡めて楽しんでくださいね。

サフランを加えて作るパエリアは、日本にすっかり定着したスペイン料理です。パエリアはスペイン東部・バレンシア地方が発祥の地。ボリュームのある具材と鮮やかな黄色に炊き上がったごはんが食欲をそそります。
こちらのレシピではそんなパエリアを、ご家庭で手軽に楽しめるようにアレンジしました。シーフードミックスを使用しているので下ごしらえも簡単。身近にある材料で作れる手軽さはうれしいですよね。スキレットやフライパンで簡単に作れるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

最後にご紹介するのはスペインはカタルーニャ地方のスイーツ「クレマカタラーナ」です。冷やしたカスタードクリームの表面にグラニュー糖をまぶし、バーナーでキャラメリゼしました。
飴のようにパリッとなった表面を、スプーンでコンコンと割っていただく楽しいスイーツ。濃厚でクリーミーなカスタードクリームに、ほろ苦いキャラメリゼのパリパリとした食感がなんともいえないおいしさですよ。
ガスバーナーがない場合は、仕上げにキャラメルソースをかけていただいてもおいしく召し上がれます。

いかがでしたか？お馴染みのパエリアやガスパチョ、野菜のうま味たっぷりのタパスにデザートまで、人気のスペイン料理を5つ、ご紹介しました。肉や魚介類、野菜など具材はたくさん使いますが、調味料や調理法はいたってシンプルなので、意外と作りやすいものが多いのではないでしょうか。お酒ともよく合うので、週末はぜひ、手作りのスペイン料理で家族や友人たちとバル気分を楽しんでみてくださいね。