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しじみのおいしい旬とは?主な産地や選び方、保存方法について解説!

しじみのおいしい旬とは?主な産地や選び方、保存方法について解説!

「しじみ」は、旨味成分もたっぷりで、出汁をダイレクトに味わえるお味噌汁はとってもおいしいですよね!今回は、そんなしじみがよりおいしくなる旬の時期や上手な選び方に加えて、保存方法についても解説します。後半では、しじみを使ったおすすめのレシピもご紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね。

  • 目次
  • しじみとは?
  • しじみの旬や収穫時期をチェック!
  • おいしいしじみを選ぶポイントは?
  • しじみの保存方法
  • しじみのおいしいレシピをご紹介
  • 旬のしじみを使ってしじみ料理のレパートリーを広げよう!

しじみとは?

「しじみ」とは、シジミ科シジミ属に分類される二枚貝のこと。一般的に日本で「しじみ」として知られているのは「ヤマトシジミ」のことを指します。茶褐色または黒褐色をしていて、2~3cmの小粒な見た目が特徴です。一見するとアサリにも似ていますが、しじみの方が小粒であること、また表面にツヤがあるかどうかで、見分けることができます。国内では島根県や青森県、茨城県などが主な産地となっていますが、近年では国内での漁獲量が減り、輸入品も多く出回っています。

しじみの旬や収穫時期をチェック!

鮮魚店やスーパーなどでは年間を通して入手できるしじみですが、よりおいしくいただけるのは「土用しじみ」と呼ばれる夏の時期と「寒しじみ」と呼ばれる冬の時期です。「土用」と言えば「土用の丑の日」にうなぎを食べることはよく知られていますよね。実は、しじみも土用の丑の日(7月20日頃)あたりが産卵前のぷっくりと太ったおいしい時期と言われていて、うなぎ同様、夏バテ予防として土用に食べるとよいとされている食材なんですよ!「土用しじみ」という言葉自体は馴染みが薄いかもしれませんが、夏の暑い時期にしじみを食べる習慣は、土用にうなぎを食べる習慣が始まる前からあったとも言われています。

一方「寒しじみ」は、1~3月上旬頃の冬の寒い時期に獲れるしじみのことを指します。この時期のしじみは土の中に潜って栄養を蓄えているので、粒も大きく味わいも夏のしじみ以上においしいとも言われているのだとか!ほかの時期に獲れるしじみと比べると、より黒々とした見た目をしているのも寒しじみの特徴です。いつでも手に入りやすいしじみだからこそ、一年で一番おいしいと言われれる時期を逃すことなく味わってみたいですね!

おいしいしじみを選ぶポイントは?

しじみを選ぶ際は、割れているものや口が開いてしまっているものは避け、表面にツヤのあるものを選びます。水に入れたときに水管を出して水を飛ばすものは新鮮な証拠!

こうした点に気をつけて購入しても、なかには、調理した際に口がパカッと開かず半開きになってしまうもの、口の開かないものなどが混じっていることもあります。口が開かないものは鮮度が落ちてしまっている可能性があるので、調理する際は取り除くようにしましょう。

しじみの保存方法

ここからは、しじみの保存方法について解説します。しじみは冷蔵・冷凍と2種類の保存方法がありますが、どちらの場合も保存する前に「砂抜き」をしておく必要があります。まずは、砂抜きの方法について確認してみましょう。

ボウルにひと回り小さいザルを重ねてしじみを並べます。そこに、しじみがかぶるくらいの真水、もしくは1%の塩水を入れたら、アルミホイルなどをふわっと被せて冷蔵庫で2〜3時間置きます。冷蔵庫から取り出したら、ザルを水から上げて軽く水気を切れば砂抜きの完了です。

砂抜きを終えたしじみを保存する際は、ラップなどをして乾燥しないようにします。すぐに食べる場合は冷蔵、そうでない場合は冷凍しておくのがおすすめです。冷凍することによってしじみの細胞が壊れ、料理に使用したときの旨味も出やすくなりますよ。冷蔵する場合だけでなく、冷凍する場合もできるだけ早くいただくようにしましょう。

しじみのおいしいレシピをご紹介

しじみの選び方や保存方法がわかったところで、しじみを使って作るおいしいレシピをご紹介します。しじみはお味噌汁やお吸い物の具材に使うイメージがありますが、それだけではありません。出汁としても活用できるしじみは、さまざまな料理に使うことができるんです!ぜひ、しじみ料理のバリエーションを広げてみてくださいね。

白だしで簡単 しじみのお吸い物

しじみのおいしさをシンプルに味わえる、しじみのお吸い物。こちらのレシピでは、献立にちょっと汁物をプラスしたいときにも簡単に作れるよう、味つけに白だしを使用しています。冷凍保存したしじみの活用法としても覚えておくと便利ですよ。

生姜たっぷり しじみの豆乳みそ汁

しじみを使った料理のなかでも定番のみそ汁をいつもと違うアレンジで楽しんでみませんか?水の代わりに豆乳を使用してまろやかな味わいに仕上げました。しじみの旨味とみその味わいが豆乳の風味とよく合います。生姜をたっぷり加えているので全体の味わいが引き締まり、まろやかでありながらもスッキリといただけますよ。

しじみと梅の炊き込みご飯

さっぱりといただける、しじみと梅の炊き込みご飯もおすすめです。ひとつひとつ殻から身を外す手間はかかりますが、しじみの旨味が染み込んだごはんに梅の酸味がアクセントになっていて、とってもおいしいですよ!ミョウガの爽やかな風味とともにお楽しみください。

旨味たっぷり しじみの醤油ラーメン

しじみをスープに活用したラーメンも、ぜひ作ってみていただきたい一品です。しじみのエキスがたっぷり溶け込んだスープは、一度食べればやみつきになること間違いなし!しょうゆベースのさっぱりした後味ながら、旨味が口いっぱいに広がってお箸が止まらなくなりますよ!ぜひ試してみてくださいね。

しじみのワンパン味噌バターパスタ

あさりを使ったパスタは有名ですが、しじみで作ってもおいしいんです!こちらのレシピではパスタの味つけにしょうゆだけでなく、みそとバターを合わせてコク深く風味豊かに仕上げました。しじみの出汁を取る工程からパスタをゆでて調味する工程まで、すべてフライパンひとつで作れる手軽さも魅力のレシピです。

しじみパエリア

しじみの旨味がギュッと詰まったパエリアはおもてなしにもぴったり!しじみのほかに有頭エビも具材にしているので、魚介のおいしさを存分に楽しめます。トマトの酸味が全体をまとめてくれるので、最後まで飽きずにいただくことができますよ。簡単なのに手の込んだ料理に見える、覚えておくと重宝する一品です。

旬のしじみを使ってしじみ料理のレパートリーを広げよう!

今回は、しじみの旬や選び方についてご紹介しました。しじみは年に2回の旬があり、通年入手しやすい食材です。定番の汁物のほかにも、さまざまな料理に活用できるのでレシピを覚えておくと便利ですよ!特においしいと言われる時期のしじみを使って、ぜひしじみ料理のレパートリーを広げてみてくださいね!

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