爽やかな香りでそうめんや冷奴の薬味として人気の「大葉」。しそと呼ばれることもありますよね。しそには青じそと赤じそがありますが、実は大葉と呼ぶのは青じそだけなんです。この記事ではそんな大葉について、しそとの違いや長持ちする保存方法など、大葉を使ったレシピとともにご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
大葉としそは何が違う?長持ちさせる保存方法もご紹介!
- 目次
- しそとは?
- しその種類
- 大葉とは?
- 大葉を長持ちさせる保存方法
- 冷蔵保存
- 冷凍保存
- 大葉を使ったおすすめレシピをご紹介!
- さっぱり トマトの大葉和え
しそとは?
しそは、シソ科シソ属に属する植物を指します。しそと聞くとどうしても葉の部分を思い浮かべますが、実や穂、芽など葉以外のすべての部位もすべてしそに含まれるのです。
しそという名前の由来は中国の逸話にあり、カニで食中毒を起こした少年にしそを食べさせたら元気を取り戻したことから「紫の葉で蘇らせる」という意味で「紫蘇(しそ)」と呼ばれるようになったと言われているんですよ。
しその種類
そんなしそには、葉の色によって「赤じそ」と「青じそ」の2種類がありますよね。赤じそは6~7月が旬の時期で、一般に流通するのもほぼこの時期に限られるようです。一方、青じそは6~9月が旬ですが、それ以外の時期にもハウス栽培されたものが流通しています。
先程少し触れましたが、食用にするしそは葉の部分だけではありません。花がついた穂や実が熟す前の穂、実が膨らんだ穂などもあり、それぞれ「花穂じそ」「穂じそ」「実じそ」と呼ばれています。刺身のつまや天ぷら、和え物などに使われているのを見たことがある方も多いのではないでしょうか。なかでも穂じそは刺身に添えられることが多く、葉よりも香りがやわらかいため、薬味として使うことで刺身のおいしさが引き立ちますよ。刺身に添えられていたらぜひ、しょうゆに花の部分を加えて食べてみてくださいね。
大葉とは?
大葉は、しその中でも青じその葉の部分だけを指す呼び名です。そのため、赤じそのことは大葉とは呼びません。大葉と呼ばれるようになったのは、青じその葉を束ねた商品を芽などと区別するために「大葉」という名前をつけたのがきっかけで、そのまま大葉という呼び名が定着したそうです。
また、薬味や具材として大葉をそのまま食べる場合は「大葉」と呼びますが、ジュースやドレッシングなど、大葉を風味づけに利用する場合には「しそ」と呼ぶ場合が多いようです。
大葉を長持ちさせる保存方法
大葉は薬味として重宝しますが、一度に使う量が少ないこともあり、余ってしまうこともありますよね。ここでは、大葉を長持ちさせる保存方法をご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
冷蔵保存
大葉は乾燥しやすいので、乾燥を防ぎながら保存するのがおいしさを長持ちさせるポイントです。瓶などの容器に少しだけ水を入れ、大葉の軸を下にして挿し、蓋をします。葉が水についていると傷みやすくなるので注意してくださいね。また、水に濡らしたキッチンペーパーに包んでから保存袋に入れて保存することもできますよ。 いずれも冷蔵庫の冷気が直接あたらない野菜室で保存するようにしましょう。
冷凍保存
大葉を千切りや粗みじん切りにして冷凍用の保存袋に入れ、冷凍保存することもできます。凍ったまま使いたい分だけ料理に加えることができるのでとても便利ですよ。
大葉を使ったおすすめレシピをご紹介!
ここからは、大葉を使ったおすすめレシピをご紹介します。爽やかな香りとさっぱりとした味わいを楽しめるバリエーション豊かなレシピをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。
さっぱり トマトの大葉和え
さっぱりといただける、トマトの大葉和えをご紹介します。ポン酢やごま油を使ったシンプルな味つけで、トマトの甘みや酸味が引き立ちます。大葉の香りがアクセントとなり、箸休めや副菜にもぴったりですよ。10分ほどでパパッと作れるので、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。
くるくる巻いて!大葉入り豚バラ肉ロール
食べごたえ抜群!大葉入り豚バラ肉ロールを作ってみましょう。薄切りの豚バラ肉と大葉を重ねて巻き、照り焼き風のタレで味つけをしました。旨味たっぷりの豚バラ肉に、大葉の香りと甘辛いタレが相性抜群ですよ。スライスチーズも入れて巻いてみても、また違ったおいしさをお楽しみいただけます。ぜひお試しくださいね。
鶏ひき肉の大葉つくね
甘辛いタレが食欲をそそる、鶏ひき肉の大葉つくねのご紹介です。ふっくらと焼けた鶏つくねに、大葉の香りがよく合いとってもおいしいですよ。しっかりとした味つけなので、ごはんのおかずにも、お酒のおつまみにもぴったりです。ぜひ作ってみてくださいね。
ごはんが進む やみつき大葉のごま醤油漬け
やみつきになる味わい!大葉のごま醤油漬けはいかがでしょうか。ごま油やしょうゆ、すりおろしニンニクで作ったタレに、大葉を漬け込みました。ごはんによく合い、おかわりが欲しくなること間違いなしの一品です!おにぎりにしたり、冷奴の薬味として使ってもおいしいですよ。大葉がたくさんあったら、ぜひ作ってみてくださいね。
大葉香る さっぱり煮卵風サンドイッチ
大葉の香りはパンにもよく合うんです!大葉を使った煮卵風サンドイッチをご紹介します。ポン酢がよく染みた煮卵と大葉をマヨネーズで和え、具材にしました。さっぱりとした味わいで、どんどん食べ進められるおいしさです。いつもとひと味違う卵サンドを作ってみたい方におすすめの一品。ぜひチャレンジしてみてくださいね。
鮭と大葉のミニおにぎり
朝食にもおすすめ!鮭と大葉のミニおにぎりを作ってみましょう。鮭や塩昆布の旨味と大葉の風味がよく合い、とってもおいしいですよ。具材の塩気を利用するので調味料がいらず、とっても簡単にお作りいただけます。固く握りすぎないことが、よりおいしく作るポイントですよ。ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。
大葉を使った料理を作ってみよう!
今回は、大葉としその違いや長持ちする保存方法について解説、さらにおすすめレシピもご紹介しました。大葉は、添えるだけで料理の味をさっぱりとさせてくれます。とくにお肉を使った料理に加えることで、旨味に爽やかな風味がプラスされ、飽きのこない味わいに仕上がるので、ぜひ試してみてくださいね。
クラシルでは、大葉を使ったレシピをほかにもご紹介しています。そちらも、ぜひ参考にしてみてください。