最終更新日 2023.3.30

春を告げる旬の味覚!ニシンを味わいつくす絶品レシピ6選

春を告げる旬の味覚!ニシンを味わいつくす絶品レシピ6選

「春告魚」とも呼ばれるニシン

「春告魚」とも呼ばれるニシンは、冬から春にかけて旬を迎えます。産卵期である春にお腹に卵を持ったニシンは「子持ちニシン」と呼ばれ、その卵は「カズノコ」の原材料にもなります。旬のニシンはふっくらとした身質でたっぷりと脂が乗り、プチプチとした食感の卵は格別の美味しさです。

北海道以外ではまだなじみがない?

ニシンは大変鮮度の落ちやすい魚で、以前は産地である北海道以外に生のニシンが出回ることはなく、そのほとんどが「身欠きニシン」や「ソフト見欠きニシン」と呼ばれる干物に加工されていました。しかし近年では流通の発達により、冬から春にかけて全国でも生のニシンが手に入るようになりましたが、ご家庭の食卓に登場する機会はまだ少ないのではないでしょうか。

そこで今回は、生のニシンの美味しさを堪能できるおすすめのレシピや、通年手に入りやすい「ソフト身欠きニシン」を使った定番のレシピをご紹介します。この機会に、ニシンを使った料理に挑戦してみませんか?

旬ならではの味わい!ニシンの煮物

新鮮なニシンが手に入ったら、まずはシンプルに煮付けにしてみましょう。ニシンは料理酒を振ってしばらく置くことで、臭みが和らぎ食べやすくなりますよ。鍋に煮汁を加えて煮立たせ、ニシンを10分程度煮たら出来上がり!ふっくらと煮付けたニシンは、甘塩っぱい味付けでごはんのおかずにぴったりです。特に子持ちニシンは脂の乗りがよく、プチプチとした卵の食感も美味しいですよ。

大葉が爽やかに香る!ニシンの香り揚げ

ふっくらとした身質のニシンは、揚げ物にしても美味しくいただけます。衣に刻んだ大葉を加えることで、爽やかな風味に仕上がります。高温の油でカラッと揚げると、カリカリの衣とふわふわのニシンの食感が楽しめますよ。お好みで天つゆや山椒塩、抹茶塩をつけても美味しいので、ぜひ色々な味付けでお楽しみください。

洋食にも!ニシンのソテーフレッシュトマトソース

ニシンは和食だけではなく、洋食にもお使いいただけますよ。白ワインビネガーにトマトやオリーブ、ディルを加えた爽やかなソースをかけると、ジューシーなニシンをさっぱりと食べられますよ。ニシンは皮目にしっかりと焼き色が付くまで動かさずにじっくり焼くことがポイントです。キリッと冷やした白ワインと一緒にいかがですか?

だしパックを使ってお手軽に!身欠きニシンの甘露煮

ここからは季節を問わずに手に入り、調理も簡単な「ソフト身欠きニシン」を使ったレシピをご紹介します。まず最初に、定番の身欠きニシンの甘露煮はいかがでしょうか。本来はとても手間のかかる料理ですが、緑茶を入れただしパックを使って下ゆですることで短時間で手軽に料理することができます。旨味がギュッと凝縮された身欠きニシンに甘辛い味付けがよく合い、ほかほかのごはんにぴったりの美味しさです。

旨味がジュワッとしみる!身欠きニシンとナスの炊き合わせ

身欠きニシンとナスの炊き合わせは、京都の定番のおばんざいです。ふっくらと炊き上がったナスに、ニシンの旨味がじゅわっと染みたジューシーな味わいですよ。そのままいただくのはもちろん、冷やしてそうめんの具材として加えたり、お好みのアレンジを楽しんでくださいね。

こっくりと深い味わい!京都名物ニシンそば

最後にご紹介するのは、身欠きニシンを使った代表的な料理「ニシンそば」です。身欠きニシンの甘露煮の旨味がつゆにしみわたり、こっくりと深い味わいが楽しめる一品です。こちらのレシピでは、薬味はシンプルに小ねぎを乗せていますが、「春告魚」と呼ばれるニシンと合わせてセリや木の芽などの春野菜を加えると彩りがよく、風味豊かに仕上がります。冷たいそばにしても美味しいので、ぜひお試しください。

旬の味覚を味わって

いかがでしたか?ニシンを使った料理は、観ているだけでそのジューシーな味わいが伝わってきますよね。生のニシンは冬から春にだけ味わえる旬の味覚なので、スーパーで見かけたらぜひ手に取ってみてくださいね。また、甘辛く炊き上げた身欠きニシンは旨味がギュッと凝縮されてとても美味しいです。ニシンを食べたことがないという方も、この機会に挑戦してみてはいかがでしょうか。

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