お菓子作りには欠かせない食材「バター」。コクや風味をプラスするだけでなく、クッキーのサクサクとした食感やパウンドケーキをふっくらと焼き上げるといった、お菓子作りにおいて重要な役割を担っています。
電子レンジならすぐに常温!バターをやわらかくするコツとおすすめレシピ5選

バターは常温に戻してから使うのがポイント!
バターをよく練ることで仕上がりに大きく差が出るレシピも多いですが、冷蔵庫から出したばかりのバターはかたく、とても混ぜにくいため、常温に戻してから作ることが大切なんです。ただ、室内に置いて常温に戻すのは時間がかかりますよね。
そんなときは電子レンジを使ってやわらかくしましょう!
今回は、電子レンジを使ったバターの扱い方と、バターが大活躍するスイーツレシピをご紹介します。
バターを常温に戻すには?
主にクッキーやパウンドケーキを作る際、他の材料と混ざりやすくするためにバターを常温に戻す工程があります。スプーンや指などでバターを押してみて、少しへこむ程度が目安です。以下で、バターを常温に戻す方法をいくつかご紹介しますので、参考にしてくださいね。
■室内に置いて戻す場合
冷蔵庫からバターを取り出し、ふんわりとラップをかけ室内に置きます。夏場は30分~1時間程度、冬場は数時間程度でやわらかくなります。
■バターをカットしてから室内に置いて戻す場合
冷蔵庫からバターを取り出したら、1~1.5cm幅くらいの薄さに切り、ふんわりとラップをかけ室内に置きます。夏場は20~30分程度、冬場は2時間程度でやわらかくなります。
カットすることで、かたまりのバターよりも戻す時間が短くて済みますが、溶かしすぎてしまわないように注意が必要です。
■電子レンジを使用する場合
室温でバターを戻すのは時間がかかりますが、電子レンジを使えばあっという間にやわらかくすることができますよ。
①耐熱ボウルにバターを入れ、ふんわりとラップをかける
②200Wの電子レンジで5秒程度ずつ加熱する。一度加熱するごとに取り出して様子を見ながら追加で加熱する
③バターを押した時に少しへこむ程度になったら完成
【ポイント】
温まり始めるとあっという間にやわらかくなるため、溶かしすぎには注意しながら加熱しましょう。
溶かしバターになってしまったら…?
電子レンジでバターを戻す際に注意したいのが、温めすぎて「溶かしバター」になってしまうことです。溶けてしまったバターは、内側に空気を抱き込むことができなくなります。そのため、クッキーなどを作っても生地が固くなり、サクサクの食感を生み出すことができません。再度冷やし固めたとしても、同じ状態には戻らないため、バターを練って使うレシピでの使用はおすすめできません。
もし溶かしバターになってしまった場合は、パンケーキやスポンジケーキなど、元々溶かしバターを使うスイーツに使ったり、ムニエルや炒め物などの料理に使うのがおすすめです。
ちなみに、あえて溶かしバターを使うレシピもあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
溶かしバターは、600Wの電子レンジで20秒程度加熱するほか、お湯を張ったボウルに当てて湯せんで溶かしても作ることができますよ。
電子レンジを使って溶かしバターを作る際は、加熱しすぎると飛び散ってしまうことがありますので、様子をみながら分量に合わせて加熱時間を調整してくださいね。