スイーツのデコレーションやジャムに加工されたものなど、何かと目にする機会の多い「ラズベリー」。赤くて可愛らしい見た目と甘酸っぱい味わい、そして奥深い上品な香りが魅力の果実です。この記事では、そんなラズベリーの特徴や種類、ブルーベリーなどほかのベリー系果実との違いなどをご紹介します。
ラズベリーについて知りたい!特徴やブルーベリーとの違いを解説!
- 目次
- ラズベリーとは?味や特徴もご紹介
- ラズベリーの種類
- ラズベリーとその他ベリーの比較
- ブルーベリー
- ブラックベリー
- クランベリー
- ラズベリーのレシピをご紹介!
- ベリーたっぷりチーズタルト
ラズベリーとは?味や特徴もご紹介
バラ科キイチゴ属の一種である「ラズベリー」。落葉低木であり、品種によって果実の色が赤、黄、黒、紫と異なります。また、1年に収穫できるのが1回の一季なり性の品種と、1年に2回収穫できる二季なり性の品種があり、二季なり性の品種は暑くなる前の初夏の時期と9~11月の2回収穫を楽しめるため、ガーデニングを楽しむ方たちの間でも人気があります。栽培にあまり手間がかからないことと、受粉樹を必要としないため、栽培経験初心者の方でも比較的容易にラズベリーを育てて収穫することができます。
ラズベリーは種の入った小さな実が集まってひとつの果実を形成しており、表面には産毛があるのが特徴です。赤く可愛らしい実はとてもやわらかく、甘酸っぱい味わいをしています。そのまま食べてももちろんおいしいですが、ラズベリーはソースやジャムなどに加工され、スイーツ作りにもよく使われます。
ちなみに「ラズベリー」という呼び方は英語名。フランス語では「フランボワーズ」と呼ばれていることから、スイーツなどの表記ではよく「フランボワーズ」と記載されています。
ラズベリーの種類
ラズベリーは昔からヨーロッパや北米での栽培がさかんで、現在日本で一般的にラズベリーと呼ばれているものは「ヨーロピアンラズベリー」または「アメリカンラズベリー」これら2種の交配種のいずれかとなっています。そんなラズベリーには、さまざまな品種があります。赤色の果実をつけるラズベリーとして代表的なものは、ヘリテージ、サマーフェスティバル、ファンタジーレッド、インディアンサマー。黄色の果実をつけるラズベリーとして代表的なものには、ジョイゴールドやファールゴールド。黒色の果実をつけるラズベリーには、ブラックキャップなどがあります。
ラズベリーとその他ベリーの比較
ベリー系の果実は、ラズベリーのほかにもいろいろあります。ブルーベリーをはじめとしたベリー系の果実とラズベリーの違いをチェックしてみましょう。
ブルーベリー
ラズベリーと同じ落葉低木果樹ですが、ブルーベリーはツツジ科スノキ属に属し、ラズベリーと違って1粒でひとつの実を形成しています。甘味があるものやすっきりとした酸味を感じるものなど個体差がありますが、ジャムやソースとしてスイーツに使われたり、トッピングとしてそのままデコレーションに使われます。
ブラックベリー
ラズベリーと同じく、バラ科キイチゴ属に属しているブラックベリー。こちらもケーキのデコレーションなどお菓子作りに使用されますが、ラズベリーやブルーベリーに比べると見かける機会は少ないかもしれません。ラズベリー同様、いくつもの果実が集まって1つの実を形成しています。見た目はラズベリーに似た黒い果実。そのまま食べると、ラズベリーより酸味は控えめです。
クランベリー
地面を這うように育つほふく性低木であるクランベリー。真っ赤な見た目はラズベリーに近いところがありますが、酸味や渋みがあることから生食するには不向きな果実です。スーパーなどでよく見かけるのは、乾燥させた状態のドライクランベリーですが、最近は冷凍のものも見かけるようになりました。そのほか、熟した果実に糖分を加えて作るジャムやジュースなどがあり、スイーツやカクテルなどにも使われます。
ラズベリーのレシピをご紹介!
クラシルにたくさんあるレシピの中から、ラズベリーを使って作れるとってもキュートでおいしいスイーツのレシピをピックアップしてみました!どれを作ってもラズベリーの魅力を感じてもらえること間違いなし!ぜひ挑戦してみてくださいね。
ベリーたっぷりチーズタルト
ラズベリーのほか、いちごやブルーベリーもトッピングに使ったレアチーズタルトのレシピです。ベリーの酸味がミルキーなレアチーズと相性抜群!ベリーたっぷりの贅沢なルックスは、まるでお店のタルトケーキのようです!
ピンクのドリップケーキ
上品なピンクのグラサージュが美しい、ドリップケーキはいかがでしょうか。グラサージュのピンク色には、ラズベリーパウダーを使用しています。優雅なティータイムのおともにぜひ作ってみてくださいね!
ラズベリーのトゥンカロン
クリームがたっぷり入った韓国風マカロン「トゥンカロン」。そのキュートなビジュアルにぴったりなラズベリーを忍ばせれば、みんなに自慢したくなるトゥンカロンの完成です。ホワイトチョコレートベースの甘いガナッシュとラズベリーの酸味がマッチして、絶品ですよ!
ピンク色がかわいいラズベリーティラミスケーキ
いつもと違うティラミスが食べたくなったら、ラズベリーを使って作ってみましょう!ブラックココアの色とラズベリークリームのコントラストは、インパクト抜群です!いつでも安定して入手しやすい冷凍ラズベリーを使って作れるのもうれしいですね。
パーティにぴったり ラズベリーのミラーケーキ
つやつやの見た目が美しい、人気のミラーケーキのご紹介です。中のラズベリーゼリー部分に冷凍ラズベリーを使用して作ります。ラズベリーゼリーと組み合わせるのは、爽やかな味わいのレアチーズケーキ。さっぱりとしているのでティータイムのおやつにはもちろん、パーティーのデザートにもぴったりですよ!
ラズベリーヨーグルトドリンク
ラズベリージャムを使って作る、ヨーグルトドリンクのレシピです。ラズベリーのグラニテは、リンゴジュースを加えてさっぱりと仕上げました。スイーツ感覚で楽しめるので、ちょっと一息つきたいときやティータイムにもおすすめですよ!
ラズベリーとホワイトチョコのマフィン
フレッシュなラズベリーを使って作るマフィンのレシピをご紹介します。ふんわりと焼けた生地にラズベリーの赤が映えて、とっても可愛らしい見た目に仕上がります!ホワイトチョコレートとラズベリーのテッパンの組み合わせは、誰もに愛されるおいしさです!
シマシマアイスボックスクッキー
ラズベリー、ココア、プレーンの3層からなるシマシマのアイスボックスクッキーはいかがでしょうか。ラズベリーはパウダータイプのものを使用するので、混ぜ込むだけでラズベリー生地を作ることができますよ。ちょっとしたプレゼントにも喜ばれそうですね!
ラズベリーを使ってさらにお菓子作りの幅を広げよう!
今回はラズベリーの特徴やおすすめのレシピをご紹介しました。自宅で栽培していない限りは、なかなか自分で入手する機会が少ないラズベリー。この記事では、フレッシュなものだけでなく、お菓子作りに使いやすいパウダータイプや冷凍のものなど、手に入りやすいラズベリーを使ったレシピもご紹介しました。ぜひ参考にしていただき、ラズベリーを使用したお菓子作りの幅を広げてくださいね!