最終更新日 2023.9.25

ホンビノス貝の特徴とは?はまぐりとの違いやおいしい食べ方を解説!

ホンビノス貝の特徴とは?はまぐりとの違いやおいしい食べ方を解説!

スーパーなどで見かけることも多くなった「ホンビノス貝」。北アメリカ原産で、船橋市などで漁獲されるはまぐりに似た二枚貝の一種です。この記事ではホンビノス貝の特徴やはまぐりとの違いなどを解説します。酒蒸しや濃厚クラムチャウダーなど、ホンビノス貝を使った絶品レシピもご紹介するので、ぜひチェックしてくださいね。

  • 目次
  • ホンビノス貝とは?
  • はまぐりとの違いは?
  • 貝殻の違い
  • おすすめの食べ方は?
  • 下処理は必要?
  • 下処理の方法
  • ホンビノス貝の下ごしらえ
  • ホンビノス貝を使った絶品レシピ

ホンビノス貝とは?

ホンビノス貝とは、二枚貝綱マルスダレガイ科に属する食用貝の一種のこと。海岸の砂泥地に生息し、見た目がはまぐりによく似ています。北アメリカの東海岸が原産地で、アメリカでは定番の食材です。クラムチャウダーやワイン蒸しの具材などに広く用いられています。日本では2000年前後から繁殖し、千葉の船橋市や市川市などを中心に漁獲されるようになりました。味がよいうえに価格も安いことから、近年注目されています。

ホンビノス貝は、肉厚な食感と濃厚な旨味があり、はまぐりとあさりの中間のような味わいです。口にすると潮の香りと貝特有の豊かな旨味が広がります。身が肉厚なため、火が通ってから固くなるのが早いのも特徴です。口が開いたら早めに取り出すとおいしく食べられますよ。

はまぐりとの違いは?

はまぐりの大きさは一般的に7.5cmくらいですが、ホンビノス貝は横幅が5cmほどのものから10cmを超えるものまであり、大きさにバラつきがあります。小さいものは身がふっくらとしていてやわらかい食感ですが、大きいサイズのホンビノス貝ははまぐりより肉厚で、しっかりとした歯ごたえを楽しめますよ。また、ホンビノス貝ははまぐりと違ってぬめりがなく、風味が濃いのも特徴です。

貝殻の違い

はまぐりとホンビノス貝はよく似ていますが、貝殻をよく見ると違いがわかります。例えば、貝殻の色は個体差がありますが、はまぐりは赤っぽい色味をしたものが多いのに対し、ホンビノス貝は水揚げ直後は黒っぽく徐々に白みがかってくるのが特徴です。また、形にも違いがあります。左右対称に近いはまぐりに対し、ホンビノス貝は蝶番のあたりがへこんでいて左右非対称となっています。さらに、ホンビノス貝のほうが厚みがあり、ころんとした印象です。

はまぐりを使ったレシピはこちらをチェック!

おすすめの食べ方は?

ホンビノス貝は二枚貝ならではのダシがたっぷり!浜焼きや酒蒸し、お吸い物などのシンプルな調理法でいただくと、その豊かな旨味を存分に楽しめるのでおすすめです。

また、アメリカで定番のクラムチャウダーに入れると濃厚な旨味を感じられます。日本ではクラムチャウダーといえばあさりが主流ですが、本場アメリカではホンビノス貝が使われています。あさりとはひと味違うコクと風味があるので、ぜひ試してみてくださいね。

そのほか、パスタやカルパッチョ、ピザなどの洋食メニューやラーメン、鍋やかき揚げなど、さまざまな料理の食材として活用されています。

下処理は必要?

ホンビノス貝は調理する前に必ずよく洗いましょう。殻をこすり合わせながら流水でしっかりと洗うのがポイントです。よく洗うことで貝表面の汚れを落としたり、死んだ貝を見つけて取り除くことができます。

あさりやはまぐりなどは砂抜きが必要ですが、ホンビノス貝はあまり砂をはかないため、砂抜きはほとんど必要ないとされています。ただし、泥などを吸い込んでいる可能性があるので、モヤ抜きをするとよりおいしく食べられるでしょう。また、塩気が多いので調理の前に塩抜きをすると扱いやすくなりますよ。

下処理の方法

ホンビノス貝の特徴やはまぐりとの違いがわかったところで、ホンビノス貝の下処理の方法を見ていきましょう。丁寧に下処理をすることで、よりおいしく調理しやすくなるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ホンビノス貝の下ごしらえ

ホンビノス貝の下ごしらえ方法のご紹介です。砂抜きと同様に、塩水に浸して1時間ほど冷蔵庫に置いておくと上手にモヤ抜きができます。アルミホイルを被せて暗くすると、モヤを抜きやすくなりますよ。その後水に浸して塩抜きをすると塩辛さが和らぎ、調理しやすくなります。ぜひお試しくださいね。

ホンビノス貝を使った絶品レシピ

続いてはホンビノス貝を使ったレシピを見ていきましょう。おつまみや副菜にぴったりの簡単に作れるレシピをピックアップしているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ホンビノス貝の酒蒸し

ホンビノス貝の酒蒸しのレシピです。下処理したホンビノス貝を酒としょうゆ、みりんで酒蒸しにしました。ぷりぷりと肉厚な貝の身は食べごたえ満点!貝のダシたっぷりのスープは生姜が効いてさっぱりと引き締まった味わいですよ。塩抜きを十分にして塩辛さを抑えているのがポイントです。おつまみにもぴったりなのでぜひ作ってみてくださいね。

ホンビノス貝のお吸い物

ホッとする味わいのホンビノス貝のお吸い物をご紹介します。味つけはシンプルに塩昆布としょうゆだけ。ご家庭にあるもので簡単にお作りいただける一品です。ホンビノス貝ならではの濃厚な旨味と噛みごたえのある食感を楽しめます!さっぱりと召し上がれるので、ぜひ献立に加えてみてくださいね。

ホンビノス貝のバター焼き

今夜のおかずにホンビノス貝のバター焼きを作ってみませんか?香りのよいバターとニンニクに、酒としょうゆを加えた間違いのない組み合わせです。隠し味の砂糖と黒こしょうが効いて深みのある味わいに。ジューシーな旨味でお箸が止まらなくなりますよ!ぜひ召し上がってみてくださいね。

ホンビノス貝のピリ辛スープ

コチュジャンがピリリと辛いホンビノス貝のスープはいかがでしょうか?貝の旨味たっぷりのスープにオイスターソースやごま油を加えてコク深い味わいに仕上げました。貝のダシがコチュジャンの辛味にマッチして刺激的なおいしさ!ごはんのおかずにもお酒のお供にもぴったりなので、ぜひお試しくださいね。

濃厚クラムチャウダー

ホンビノス貝を使った本場アメリカ風のクラムチャウダーを作ってみましょう。貝のダシと野菜の旨味がたっぷり溶け出した濃厚なスープが絶品です!生クリームのまろやかでやさしい味わいがホッとする一品。具だくさんで食べごたえも抜群ですよ。朝食やランチにもぴったりなので、ぜひ献立に加えてみてくださいね。

ホンビノス貝を使ってみよう

いかがでしたか?ホンビノス貝の特徴やほかの貝との違いに加え、ホンビノス貝を使った絶品レシピなどをご紹介しました。濃厚な旨味と肉厚な食感が楽しめるうえに、下処理が簡単でさまざまな料理に活用できるということがおわかりいただけたのではないでしょうか?今まで使ったことがなかったという方も、今回ご紹介したレシピなども参考にしていただき、ぜひホンビノス貝のさまざまな料理を楽しんでみてくださいね。

クラシルでは今回ご紹介したもの以外にも、ホンビノス貝を使ったさまざまなレシピを掲載しています。そちらも合わせて参考にしてみてくださいね。

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