さわやかな香りと酸味、シャキシャキとした食感がおいしい「八朔(はっさく)」。ミカン科ミカン属で日本生まれの柑橘です。この記事では、そんなはっさくの特徴や旬の時期、名前の由来のほか、含まれている栄養素やおいしい食べ方、保存方法などをご紹介します。よく似ているいよかんや甘夏との違いも併せてチェックしてみてくださいね。
はっさくとは?旬や保存方法、おいしい食べ方について詳しく解説!
- 目次
- はっさくとは
- はっさくの原産と発見地
- はっさくの味や食感の特徴
- はっさくの大きさや見た目
- はっさくの旬と出回り時期
- はっさくといよかん、甘夏との違い
- はっさくの栄養素やカロリーをチェック
- はっさくの食べ方や保存方法は?
- はっさくを使ったおすすめレシピをご紹介!
- はっさくのさわやかな味わいを楽しもう!
はっさくとは
はっさくとは、日本原産のミカン科ミカン属の柑橘類です。ほどよい甘みとさわやかな酸味、ほのかな苦味があり、厚い皮とシャキシャキとした食感が特徴。
ここからは、はっさくの原産や旬、見た目の特徴などを詳しくご紹介します。
はっさくの原産と発見地
はっさくは、1860年ごろに広島県因島にある浄土寺の境内で偶然発見されたといわれています。
日本原産の柑橘として知られており、今も多くの人に親しまれているフルーツです。
はっさくの味や食感の特徴
はっさくは、さわやかな酸味とほどよい甘み、ほのかな苦味が調和した味わいが魅力です。柑橘類の中でも甘さが強すぎず、すっきりとした後味を楽しめます。果肉はシャキシャキとした粒感があり、食べごたえのある食感も特徴です。
はっさくの大きさや見た目
はっさくは柑橘類の中でも比較的大きめの果物で、温州みかんが直径約6cm、重さ約100gであるのに対し、はっさくは小ぶりのものでも直径8cm、重さ180g、大ぶりのものだと直径9cm以上、重さ350g以上にもなります。
外皮は黄色に近いオレンジ色で厚みがあり、さらに内皮も厚めで食べづらいので、皮をむいて身だけを取り出して食べるのが一般的です。
はっさくの旬と出回り時期
旬の時期は2~3月ですが、収穫されるのは12~2月中旬の寒い時期です。収穫してから1~2か月ほど貯蔵し、酸味がやわらいで甘みとのバランスが整ったころに店頭に並びます。
💡ワンポイント豆知識
ちなみに、はっさくという名前は「八朔(はっさく)」に由来するといわれています。八朔とは旧暦8月1日を意味し、当時の住職が「八朔には食べられる」と話したことから名づけられたという説があるそうです。ただし、実際の旬は2~3月頃のため、逸話の真偽ははっきりしていません。
はっさくといよかん、甘夏との違い
ここまではっさくの特徴を解説しましたが、ほかにも「いよかん」や「甘夏」など、はっさくによく似ている柑橘類の果物がありますよね。これらはどのような違いがあるのか、それぞれの特徴について表で見てみましょう。
| はっさく | いよかん | 甘夏 | |
|---|---|---|---|
| 味わい | ほどよい甘み、さわやかな酸味、ほのかな苦味 |
甘みと酸味のバランスがよい |
すっきりとした甘みとほろ苦さ |
| 食感 | シャキシャキとした粒感がある |
果汁が多くジューシー |
プチプチとした食感 |
| 皮の特徴 | 外皮・内皮ともに厚め |
厚みはあるが、はっさくよりむきやすい |
厚くてかため |
| 大きさ | 比較的大きめ |
はっさくよりやや小ぶり |
はっさくよりやや大きめ |
| 旬 | 2~3月頃 |
1~3月頃 |
3~5月頃 |
表で違いを比べたところで、ここからはそれぞれの特徴をもう少し詳しく見ていきましょう。
いよかんとの違い
いよかんは、酸味と甘みのバランスのとれた味わいと、果汁たっぷりのジューシーな食感が魅力です。はっさくは、いよかんに比べると甘さが控えめで、さわやかな酸味やほのかな苦味を感じやすいのが特徴です。
皮にも違いがあり、いよかんは厚みがありながらも、はっさくよりは手でむきやすいものがあります。見た目はどちらも丸く大きめですが、サイズははっさくより少し小さく、直径約8cm、重さ約250gほどのものが多いようです。旬の時期はどちらも冬から春にかけてですが、いよかんのほうがやや早い時期から出回ります。
甘夏との違い
甘夏は、すっきりとした甘みとほろ苦さがあり、果肉のプチプチとした食感を楽しめる柑橘類です。はっさくもほのかな苦味がありますが、甘夏よりもシャキシャキとした果肉感がありますよ。
見た目はよく似ていますが、甘夏のほうがやや大きめで、皮もかためです。どちらも包丁で切り込みを入れてむくことが多いものの、はっさくのほうが甘夏より少し小ぶりな傾向があります。旬は、はっさくが2~3月頃、甘夏は3~5月頃と、甘夏のほうがやや遅めです。

はっさくの栄養素やカロリーをチェック
はっさくには、ビタミンCやカリウム、食物繊維などが含まれています。ここでは、可食部100gあたりと1個分あたりのカロリーや主な栄養素を見てみましょう。
はっさく 生 1個分(350g)可食部288gあたり
| 栄養素 | 数値(100gあたり) | 数値(288gあたり) | |
|---|---|---|---|
| エネルギー | 47kcal | 107kcal | |
| たんぱく質 | 0.8g | 1.8g | |
| 脂質 | 0.1g | 0.2g | |
| 炭水化物 | 11.5g | 26.2g | |
| 食物繊維 | 1.5g | 3.4g | |
| カルシウム | 13mg | 30mg | |
| ビタミンC | 40mg | 91mg | |
| カリウム | 180mg | 410mg |
はっさく1個分の可食部に含まれるエネルギーは107kcalです。柑橘類らしくビタミンCを含んでいるほか、カリウムや食物繊維も摂ることができます。さっぱりと食べやすく、栄養も取り入れやすい果物といえるでしょう。
はっさくの食べ方や保存方法は?
はっさくは、日光の当たらない冷暗所で保存します。1~2週間保存することができるといわれていますが、気温が高いときは早めに食べ切るようにしましょう。
冷蔵庫で保存する場合は、ラップで包んだりポリ袋に入れたりすると、乾燥を防ぎながら保存できますよ。
数日保存すると酸味が抜けるので、酸味が強いと感じた場合は試してみてくださいね。
はっさくの食べ方
はっさくはもちろん生でそのまま食べられます。シャキシャキとした果肉から果汁が出てきて絶品ですよ!
冷蔵庫で冷やして食べると、より清涼感が引き立ちます。外皮も活用して、マーマレードジャムを作るのもおすすめ!はっさく特有のほのかな苦味と、さわやかな甘みを楽しめますよ。また、甘さが控えめのはっさくは、サラダにもぴったりです!シャキシャキの果肉と甘酸っぱい味わいがサラダのよいアクセントになりますよ。
はっさくのむき方
はっさくは外皮に厚みがあるので、包丁で切り込みを入れてむくのが一般的です。以下の動画でむき方を確認してみましょう。
はっさくの皮は厚いので、包丁で切り込みを入れると簡単にむくことができますよ。薄皮は、一房ずつ手に取り上部を切り落とすことで、するっときれいにむけます。ほかのかんきつ類にも応用できるやり方なので、ぜひ覚えてみてくださいね。
はっさくを使ったおすすめレシピをご紹介!
さてここからは、はっさくを使ったおすすめレシピをご紹介します。ゼリーやケーキといったスイーツから、お食事メニューのサラダまで、はっさくのおいしさを活かした絶品レシピをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。
まるごと はっさくゼリー
まるではっさくそのもの!はっさくゼリーのご紹介です。はっさくの皮を器にしてゼリーを固め、くし切りにしました。甘酸っぱくてなめらかな口当たりは、食後のデザートにもぴったりですよ。ぜひ作ってみてくださいね。
はっさく大福
見た目もかわいらしいはっさく大福を作ってみましょう。求肥にもはっさくの果汁を使い、風味をつけました。はっさくのさわやかな味わいが白あんと相性抜群!電子レンジを使って簡単に作れるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
はっさくの簡単ムース
作ってすぐに食べられる、はっさくのムースはいかがでしょうか。一般的なムースのレシピは冷蔵庫で冷やし固める時間が必要ですが、このレシピでは氷水でボウルを冷やしながら混ぜるので、短時間で仕上がるんです!クリーミーなムースにシャキシャキとした食感の甘酸っぱいはっさくがよく合い、とってもおいしいですよ。
フレッシュ八朔とジャムのロールケーキ
フルーティーなはっさくがアクセントになったロールケーキのレシピをご紹介します。生クリームとマーマレードジャム、はっさくをスポンジケーキで巻きました。はっさくやマーマレードジャムの甘酸っぱさが心地よく、いくつでも食べられそうなおいしさです。
エビと八朔のクレソンサラダ
彩り豊かな、エビと八朔のクレソンサラダを作ってみましょう。ほんのり辛味と苦味のあるクレソンに、旨味たっぷりのエビとさわやかな風味のはっさくが相性抜群!白ワインなどのお酒にもよく合います。彩りがよくパーティーやおもてなしにもぴったりなので、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。
はっさくのさわやかな味わいを楽しもう!
今回は、はっさくの特徴や食べ方などをおすすめレシピとともにご紹介しました。さわやかな甘酸っぱさの中にほんのりとした苦味もあるのがはっさくの魅力。おやつやデザート、お食事と、さまざまな楽しみ方ができるフルーツです。ぜひ旬のはっさくを見かけたら、手にとってみてくださいね。
