最終更新日 2023.3.30

きび砂糖を活かしたおすすめレシピ7選!他の砂糖との違いも解説

きび砂糖を活かしたおすすめレシピ7選!他の砂糖との違いも解説

お菓子作りにはもちろん、照り焼きや煮物などのおかずを作るうえでも欠かせない砂糖。スーパーに行くとさまざまな種類が並んでいますが、白い砂糖だけでなく薄茶色のものもよく見かけますよね。

今回はその中から「きび砂糖」に焦点を当てて解説します。きび砂糖の特徴だけでなく、白砂糖や上白糖との違い、まろやかな甘さがおいしいレシピも合わせてご紹介!さらにきび砂糖と同じく茶色い色をした三温糖や黒糖、てんさい糖などの砂糖についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

  • 目次
  • きび砂糖とは
  • 上白糖との違いは?
  • 三温糖や黒糖、てんさい糖との特徴もご紹介!
  • 白砂糖と上白糖は違うもの?
  • きび砂糖を活用したおすすめレシピを紹介
  • 合挽き肉でジューシー!2色のそぼろ丼
  • とろとろあんのかぼちゃの煮物
  • おやつに!みたらし団子

きび砂糖とは

きび砂糖は、さとうきびを原料とした茶色の砂糖です。さとうきびを砕いて絞った液を、精製する途中で煮詰めて作られます。完全に精製していないので、上白糖よりもさとうきびの風味がする、まろやかな味わいが特徴です。

さとうきびの風味を残しつつもクセが少ない砂糖にするには、絶妙な精製具合が必要で作るのがとても難しいのだとか。

そんなきび砂糖は、煮物や照り焼きにぴったり!コクがプラスされ、いつもの煮物や照り焼きをよりおいしくしてくれます。スイーツなどで見た目を美しく仕上げたい場合は白砂糖、料理にコクをプラスしたいときはきび砂糖を使うなど、使い分けるのがおすすめです。

上白糖との違いは?

砂糖といえば、真っ白な上白糖を思い浮かべる方も多いですよね。きび砂糖も上白糖も同じ砂糖ではありますが、一体何が違うのでしょうか?

上白糖とは、さとうきびやてん菜を原料とした白い砂糖のことで、粒が細かく、しっとりとしているのが特徴です。色が白くクセがないので、どんな料理にもよく合い、さらに料理の見た目や味に影響を与えません。

きび砂糖との違いですが、まず製造方法が異なります。きび砂糖は、さとうきびを砕いて絞った液を精製する途中で煮詰めたもの。途中までしか精製していないので、さとうきびの風味が残っており、茶色い色をしています。一方、上白糖は、さとうきびやてん菜から出た液を精製して、不純物を完全に取り除いています。そこから取れた結晶に転化糖をまぶしているので、白くてしっとりとしているのです。

同じさとうきびが原料でも、製造方法が違うだけで砂糖の種類も変わるんですね。

三温糖や黒糖、てんさい糖との特徴もご紹介!

きび砂糖は薄茶色をしていますが、三温糖やてんさい糖など、ほかにも茶色い見た目の砂糖が存在しています。ここでは、三温糖やてんさい糖、黒糖の特徴についてご紹介します。

■三温糖
三温糖は、きび砂糖によく似た茶色の砂糖ですが、きび砂糖とは製造方法が異なります。三温糖は、さとうきびから絞った液を完全に精製し、さらに煮詰めて作られます。糖蜜を煮詰めてカラメル化することによって茶色になります。

甘みが強く、香ばしさがあるため、コクをプラスしたい煮物や佃煮などに適しています。

■黒糖
きび砂糖よりも黒みがかった茶色をしている黒糖。黒糖は、さとうきびを絞って出た液を、そのまま煮詰めて作られます。きび砂糖と違いまったく精製をしていないので、料理に加えるときび砂糖以上にコクが出ます。沖縄の定番料理であるラフテーのほか、ミルクティーなどに入れるのもおすすめです。ただし、味わいにクセがあるため、料理によっては合わないものもあります。

黒糖といえば固形というイメージがあるかもしれませんが、固まりを砕いた粉末状のものもあります。用途に合わせて選ぶようにしましょう。

■てんさい糖
きび砂糖と同じように茶色い色をしているてんさい糖ですが、大根のような見た目をした「てん菜」という作物を原料にして作られるため、きび砂糖とは原料が異なります。その「てん菜」から抽出した液を煮詰めて乾燥させたものが、てんさい糖です。

てんさい糖には、ミネラルだけでなく、オリゴ糖も含まれていて、甘さもまろやか。ほかの砂糖と同様、煮物や照り焼きに使えばコクと照りが、お菓子などに使えば上品な甘さに仕上げることができます。

砂糖の種類についてもっと知りたい方はこちらもチェック!

白砂糖と上白糖は違うもの?

レシピによって、白砂糖と書かれていたり、上白糖と書かれているものがあるので違うものなのかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、白砂糖も上白糖も同じものです。メーカーがわかりやすいように白砂糖という商品名にしているのだそうですよ。

これらの白砂糖や上白糖は日本独自の砂糖で、日本で使われる半分程度を占めているのだとか。クセがなくて使いやすい白砂糖や上白糖は、日本人にとって欠かせない砂糖といえますね。

きび砂糖を活用したおすすめレシピを紹介

まろやかな甘さで、料理にコクや照りを出してくれるきび砂糖。そんな、風味豊かなきび砂糖を活用したおすすめのレシピをご紹介します。

合挽き肉でジューシー!2色のそぼろ丼

牛豚合びき肉を使った肉そぼろと卵そぼろ、2色の見た目が食欲をそそるそぼろ丼です。肉そぼろはきび砂糖を使って、コクのある甘辛い味つけに仕上げているので、やさしい味わいの卵そぼろと相性抜群ですよ!

とろとろあんのかぼちゃの煮物

ほっとするやさしい味わいのかぼちゃの煮物です。甘いかぼちゃに、きび砂糖やしょうゆで作ったあんを絡めました。とろとろのあんとホクホクのかぼちゃがたまりません!

※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。 様子を確認しながら完全に火が通るまで、必要に応じて加熱時間を調整しながら加熱してください。

おやつに!みたらし団子

おやつにぴったりなみたらし団子のレシピです。きび砂糖としょうゆで作る甘じょっぱいみたらしタレを、もちもちとした食感のお団子にたっぷりかけてお召し上がりください。

※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。 様子を確認しながら完全に火が通るまで、必要に応じて加熱時間を調整しながら加熱してください。

パウンドケーキ型で ふわふわカステラ

しっとりふわふわ食感がたまらないカステラです。シンプルな材料で作るので、卵のコクときび砂糖のやさしい甘みが際立つおいしさです。卵黄と卵白を分けて泡立てるのがポイント!きめが細かく、ふわふわとした食感の生地に仕上がりますよ。

夏に食べたい とうもろこしアイス

きび砂糖ととうもろこしを使って、やさしい甘さのアイスを作りましょう!トッピングにはとうもろこしをそのまま使っているので、つぶつぶとした食感も楽しめますよ。お好みの甘さで作ってみてくださいね。

※ご高齢の方や、2才以下の乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している方は、卵の生食を避けてください。

※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。 様子を確認しながら完全に火が通るまで、必要に応じて加熱時間を調整しながら加熱してください。

赤が映える 涼しげいちごのソーダ

おもてなしやパーティーにもおすすめな、甘酸っぱいいちごのソーダはいかがですか。きび砂糖とはちみつ、レモン汁をまぶして電子レンジで加熱したいちごに炭酸水を注ぐだけと、とても簡単にお作りいただけます。

※こちらのレシピは、はちみつを使用しております。 1歳未満(乳児)のお子様はお召し上がりにならないようご注意ください。 はちみつは、砂糖でも代用できます。それぞれ種類によって甘さが異なりますのでお好みで調整してください。

※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。 様子を確認しながら完全に火が通るまで、必要に応じて加熱時間を調整しながら加熱してください。

芳醇な濃さ 抹茶マーラーカオ

抹茶の色が鮮やかな、やさしい甘さのマーラーカオです。ふんわりした生地を一口食べれば、深みのある抹茶の味わいが口いっぱいに広がります。あんこや蒸し豆を入れて、アレンジするのもおすすめです。

きび砂糖で料理やお菓子をさらにおいしく!

今回は、きび砂糖の特徴や上白糖との違いについてご紹介しました。砂糖は種類によって製造方法や味わいなども違うので、料理やお好みに合わせて選ぶのがおすすめです。今回ご紹介したきび砂糖は、料理にコクをプラスしたり、照りを出したいときにおすすめなので、今まで使ったことがないという方もこの機会にぜひ試してみてくださいね。

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