チーズのカロリーはどのくらい？種類別に栄養価もご紹介！

「チーズ」には、どのくらいのカロリーが含まれているのでしょうか？カロリーや脂質が高そうなイメージをお持ちかもしれませんが、種類によってさまざまです。今回は、代表的なチーズの栄養価や特徴をはじめ、チーズをもっとおいしく食べるためのアレンジレシピをご紹介します。ぜひチェックしてくださいね。

チーズとは、牛乳に乳酸菌などを加え、酵素の働きでたんぱく質を固めた食品のこと。世界各国でさまざまなチーズが作られており、その数は1000種類を超えるといわれています。

チーズを大きく分けると「ナチュラルチーズ」と「プロセスチーズ」の2種類があり、特に種類が多いのはナチュラルチーズです。ハード、セミハード、フレッシュ、白カビ、青カビ、ウォッシュ、シェーブルと7つのタイプがあり、そこからさらに細かい種類に分けられています。

その中でも代表的なチーズの栄養価について、詳しく見ていきましょう。

ハードチーズ・セミハードチーズとは、水分が少ない固めのチーズのこと。水分が38％以下のものがハード、38〜48％のものがセミハードとされており、どちらも比較的クセが少なく濃厚な旨味のあるタイプが多いです。一般的には、薄くスライスしていただくほか、すりおろしたものをパスタなどの料理に加えます。

イタリアの「パルミジャーノ・レッジャーノチーズ」と近い味わいに作られたハードチーズです。すりおろした状態で販売されることが多く、日本では「粉チーズ」として親しまれています。

100gあたり

エネルギー：445kcal

たんぱく質：44.0g

脂質：30.8g

炭水化物：1.9g

－糖質：1.9g

食塩相当量：3.8g

イギリスを代表するハードチーズで、世界で一番生産量が多いチーズです。色はオレンジ色で濃厚な旨味があり、熟成が進むにつれて芳醇な風味になります。

100gあたり

エネルギー：390kcal

たんぱく質：25.7g

脂質：33.8g

炭水化物：1.4g

－糖質：1.4g

食塩相当量：2.0g

オランダ原産のハードチーズで、表面に赤いワックスがコーティングされています。コクのある味わいでほのかな酸味があり、ほかのハードチーズよりカロリーが低めでさっぱりとした味わいです。

100gあたり

エネルギー：321kcal

たんぱく質：28.9g

脂質：25.0g

炭水化物：1.4g

－糖質：1.4g

食塩相当量：2.0g

スイス原産のハードチーズで、チーズフォンデュの材料として有名です。マイルドな味わいとナッツのような風味があり、直径1cm程の穴がたくさんあいています。アニメやイラストでよく見かける穴の空いたチーズは、こちらのエメンタールになります。

100gあたり

エネルギー：398kcal

たんぱく質：27.3g

脂質：33.6g

炭水化物：1.6g

－糖質：1.6g

食塩相当量：1.3g

オランダを代表するセミハードチーズで、世界中をはじめ日本でも人気があります。クセが少なくまろやかな味わいなので、そのままおつまみやサンドイッチの具材としていただきます。

100gあたり

エネルギー：356kcal

たんぱく質：25.8g

脂質：29.0g

炭水化物：1.4g

－糖質：1.4g

食塩相当量：2.0g

フレッシュチーズとは、熟成させないチーズのことです。ほかのチーズと比べて水分が多く、ほのかな酸味を感じるクセの少ない味わいが特徴です。そのままいただくのはもちろん、料理やスイーツの材料としても使われます。

白くて丸いチーズで、あっさりとしていながらもミルクのやさしい甘味があります。つきたての餅のような弾力がありますが、加熱すると糸を引くようにとろーっと伸びるのが特徴です。

100gあたり

エネルギー：269kcal

たんぱく質：18.4g

脂質：19.9g

炭水化物：4.2g

－糖質：4.2g

食塩相当量：0.2g

ティラミスの材料として知られる、もったりとしたクリーム状のチーズです。酸味が少なくクリーミーな味わいなので、チーズケーキやムースなど製菓用として人気が高いです。

100gあたり

エネルギー：273kcal

たんぱく質：4.4g

脂質：28.2g

炭水化物：4.3g

－糖質：4.3g

食塩相当量：0.1g

チーズの副産物であるホエイ（乳清）から作られる、さっぱりとした味わいのチーズです。ほかのフレッシュチーズに比べてカロリーは低めで、ミルクの自然な甘味を感じることができます。

100gあたり

エネルギー：159kcal

たんぱく質：7.1g

脂質：11.5g

炭水化物：6.7g

－糖質：6.7g

食塩相当量：0.4g

さわやかな酸味のある、クリーミーで濃厚な味わいのチーズです。チーズケーキなどスイーツの材料に使われるほか、サンドイッチやパスタ、カナッペなど幅広い料理に活用することができます。

100gあたり

エネルギー：313kcal

たんぱく質：8.2g

脂質：33.0g

炭水化物：2.3g

－糖質：2.3g

食塩相当量：0.7g

脱脂乳から作られる、さっぱりとした味わいのチーズです。チーズの中ではカロリーが低く、ポロポロとした木綿豆腐のような食感と、爽やかでクセの少ない味わいが特徴です。

100gあたり

エネルギー：99kcal

たんぱく質：13.3g

脂質：4.5g

炭水化物：1.9g

－糖質：1.9g

食塩相当量：1.0g

チーズには、ほかにもさまざまな種類があります。表面がカビで覆われた白カビチーズや、ヤギのミルクで作られるシェーブルチーズなど、少し変わったチーズのカロリーも見てみましょう！

上品でクリーミーな味わいの白カビチーズです。表面は白カビで覆われていますが、中はクリーム色で熟成が進むにつれてやわらかくなります。クセが少なくて食べやすいので、日本でも人気があります。

100gあたり

エネルギー：291kcal

たんぱく質：19.1g

脂質：24.7g

炭水化物：0.9g

－糖質：0.9g

食塩相当量：2.0g

ゴルゴンゾーラ、ロックフォール、スティルトンなどさまざまな種類がありますが、どれもクセが強くて濃厚な味わいと、青カビの強烈な風味があります。はちみつやりんごなど甘味のある食材を合わせると、特有の風味が和らいで食べやすくなります。

100gあたり

エネルギー：326kcal

たんぱく質：18.8g

脂質：29.0g

炭水化物：1.0g

－糖質：1.0g

食塩相当量：3.8g

シェーブルとはフランス語でヤギのことで、その名のとおりヤギのミルクで作られたチーズのことです。個性的な風味がありますが、一度食べるとやみつきになる方も多いのだとか。丸形やピラミッド形、黒い灰がついたもの、ぶどうの葉で覆われたものなど、さまざまな種類があるのも特徴のひとつです。

100gあたり

エネルギー：280kcal

たんぱく質：20.6g

脂質：21.7g

炭水化物：2.7g

－糖質：2.7g

食塩相当量：1.2g

プロセスチーズとは、ナチュラルチーズを粉砕・加熱して乳化させたものです。加熱によって乳酸菌や酵素の働きを止めることで、熟成が進まず安定した品質を保つことができます。ピザ用チーズやスライスチーズ、キューブ型チーズなどさまざまな種類があり、日本で一番親しまれているチーズです。

100gあたり

エネルギー：313kcal

たんぱく質：22.7g

脂質：26.0g

炭水化物：1.3g

－糖質：1.3g

食塩相当量：2.8g

ここからは、チーズをさらにおいしく食べるためのアレンジレシピをご紹介します。それぞれに合わせた調理法で、チーズのおいしさを存分に楽しみましょう！

カマンベールチーズをオーブンで10分ほど焼くと、まるでチーズフォンデュのような仕上がりに！ローズマリーやニンニク、はちみつの風味も加わり、ワインによく合うおつまみです。とろとろのチーズをフランスパンにたっぷりとつけてお召し上がりくださいね。

※こちらのレシピは、はちみつを使用しております。 1歳未満（乳児）のお子様はお召し上がりにならないようご注意ください。 はちみつは、砂糖でも代用できます。それぞれ種類によって甘さが異なりますのでお好みで調整してください。

小さめのモッツァレラチーズを使った、一口サイズのカプレーゼです。あっさりとしたモッツァレラチーズは、旨味の強いミニトマトや風味豊かなバジルと好相性。彩りがよく、片手でつまむことができるので、パーティーやおもてなしの前菜にぴったりですよ。

じゃがいもをカッテージチーズやハーブで和えたおしゃれなサラダは、手軽なおつまみにぴったり！ハーブソルトを使うことで、手軽に塩味と複数のハーブの香りがプラスできます。カッテージチーズの爽やかな酸味が効いていて、ワインにもよく合いますよ。

包丁いらずの絶品おつまみ、クリームチーズと明太子の春巻きはいかがでしょうか。揚げたてをパリッと頬張れば、ピリッと辛くクリーミーな味わいが口いっぱいに広がりますよ！手軽に作ることができるので、ぜひお試しくださいね。

鶏もも肉の照り焼きにチーズをトッピングすると、こってり濃厚な味わいに仕上がります。甘辛いしょうゆベースの味つけに、コクのあるチーズが相性抜群！パンにもごはんにもよく合うので、お肉をがっつりと食べたいときにおすすめです。

人気の韓国料理、チーズタッカルビをフライパンひとつで作れるようにアレンジしました。下味をつけた具材を炒め、ピザ用チーズを加えて溶かすだけで完成！チーズがとろーっと絡む甘辛い味わいは箸が止まらなくなりますよ。

リコッタチーズはスイーツに使うイメージが強いですが、パスタのソースに活用することもできます。こちらのレシピでは、ペンネとじゃがいもを合わせてクリーミーな味わいに仕上げました。おもてなしの一品としても喜ばれますので、ぜひお試しくださいね。

力強い味わいと特有の香りを持つブルーチーズは、はちみつをかけるとマイルドで食べやすくなります。ブルーチーズとはちみつの甘じょっぱい濃厚な味わいに、香ばしいくるみの食感がよいアクセント。ワインのおつまみにぴったりですよ。

※こちらのレシピは、はちみつを使用しております。 1歳未満（乳児）のお子様はお召し上がりにならないようご注意ください。 はちみつは、砂糖でも代用できます。それぞれ種類によって甘さが異なりますのでお好みで調整してください。

3種類のチーズがとろーっととろける！チーズメルトトーストはいかがでしょうか。フライパンで焼いた食パンはカリッと香ばしく、バターの芳醇な風味がふんわりと広がります！ぜひお好みのチーズで作ってみてくださいね。

ソーセージにカレーソース、ハラペーニョ、チェダーチーズを合わせた、ボリューム満点なホットドッグです。ハラペーニョがピリッと効いたスパイシーな味わいに、チェダーチーズがとろーっととろけて絶品！電子レンジで簡単に作ることができますので、ぜひお試しくださいね。

※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。様子を確認しながら完全に火が通るまで、必要に応じて加熱時間を調整しながら加熱してください。

いかがでしたか？代表的なチーズの栄養価や特徴をはじめ、チーズをおいしく食べるためのアレンジレシピなどをご紹介しました。チーズにはさまざまな種類があり、味わいはもちろん、カロリーや脂質などの栄養価も異なります。用途や好みに合わせたチーズを選んでみてはいかがでしょうか。

クラシルでは、ほかにもチーズを使ったレシピをたくさんご紹介しています。そちらも合わせて参考にして、バラエティ豊富なチーズ料理をお楽しみくださいね。

※チーズは加熱を行わなくても食べられるものを使用しています。ご使用のチーズによっては加熱をしないと食べられないものもございますのでご注意ください。

※20歳未満の飲酒はやめましょう。