最終更新日 2023.6.23

梅雨から夏に注意!傷みにくいお弁当作りのコツとおすすめレシピ8選

梅雨から夏に注意!傷みにくいお弁当作りのコツとおすすめレシピ8選

時間が経ってもおいしいお弁当を作るために、注意すべきポイントは?

作ってから食べるまで、どうしても時間が経ってしまうお弁当。特に気温の高い季節は、お弁当の傷みや食中毒が心配になることもありますよね。そこで今回は「お弁当を傷めないためのコツ」やお弁当におすすめなおかずのレシピをご紹介します。衛生面や調理のポイントしっかりと押さえて、時間が経ってもおいしいお弁当を作りましょう!

お弁当が傷む原因や、食中毒を防ぐためのポイントは?

「お弁当が傷む」とは、細菌が繁殖して食材が劣化すること指します。お弁当は調理後に時間が経ってから食べることや、持ち運びの際に冷蔵保存が難しいことから、どうしても細菌が繁殖しやすくなってしまいます。

細菌は気温が10℃を超えた辺りから繁殖し始め、20℃を越えると一気に増殖します。細菌の繁殖を防いでお弁当を傷ませないようにするためには「お弁当箱や食材に細菌を付けない」ことと「細菌の繁殖を防ぐ環境を作る」ことが大切です。

お弁当を傷ませないためのコツは?

ここからは「調理の前」、「調理中」、「盛り付け」、「持ち運び」の4つのカテゴリーに分けて、傷ませないためのコツをご紹介します。

①調理の前は「細菌を付けない」

◼︎手は石鹸で2回洗う。調理中も気をつけて
調理に前に、まずは石鹸で手を2回洗って細菌を洗い流しましょう。もし調理中に食材に触れる手が食材以外のものを触った場合は、もう1度手を洗いましょう。

◼︎お弁当箱はきれいに洗って乾かす
お弁当箱はふたのパッキンなども分解してよく洗い、乾かしておきましょう。また、仕切りやシリコンカップなどを使用する場合はよく洗い、しっかりと乾かしておきましょう。

②調理中は「しっかりと加熱する&直接手でさわらない」

◼︎中心までしっかりと加熱する
食品に付いている細菌の多くは、熱に弱いという特性があります。肉や魚、卵などは中心までしっかりと加熱調理することが大切です。作り置きのおかずは、お弁当に詰める直前に再加熱しましょう。加熱調理は、中心温度が85℃以上で90秒間以上が基本です。

◼︎直接食材にさわらない
食材を加熱調理しても、その後に直接手で触ると再び細菌が付いてしまいます。食材を加熱した後は、できるだけ素手で触れないようにして、菜箸で盛り付けるなどの工夫をしましょう。また、盛り付けの際は菜箸をアルコール除菌してから使いましょう。

◼︎味付けは濃いめに
お弁当の味付けは少し濃いめの方が傷みにくく、冷めてもおいしくいただけます。

③盛り付けは「水気と温度に注意」

◼︎水気をよく切る
水気が多いとお弁当が傷む原因になります。煮物や和え物など汁気が多いものは、汁気を切ってから詰めましょう。

◼︎完全に冷めてから蓋をする
食材が温かいうちにお弁当箱に蓋をすると、蒸気がこもって傷む原因になります。ごはんやおかずは、完全に冷ましてからお弁当箱に詰めて蓋をしましょう。

④持ち運びは「保冷剤を活用」

◼︎冷たい状態をキープ
持ち運びの際は、保冷剤や保冷バッグを使って冷たい状態をキープしましょう。

お弁当に入れる際に注意が必要な食材は?

普段お弁当に詰めている食材も、実は注意が必要なものが多いです。特に気温の高い季節は食材選びに注意し、適切な調理でお弁当が傷むのを防ぎましょう。

◼︎ごはん
ごはんは具材を混ぜると傷みやすくなります。特にチャーハンや親子丼など、卵を使う場合は注意が必要です。また、おにぎりは手で握ると傷みやすくなるので、ラップなどで包んで握りましょう。

◼︎生野菜やフルーツ
ミニトマトなどの生野菜は彩りにあると便利ですが、気温が高い季節は避けた方がいいでしょう。入れる場合はヘタを取り除いて流水でよく洗い、キッチンペーパーで水気をよく拭き取りましょう。また、フルーツは水気が出やすいので、お弁当とは別の容器に詰めましょう。

◼︎卵
半熟の卵をお弁当に入れるのはNG。ゆで卵やオムレツなどの卵料理は、中心までしっかりと加熱調理しましょう。

◼︎マヨネーズやケチャップなどの調味料
マヨネーズやケチャップなどは個別包装のタイプを使い、食べる直前にかけることをおすすめします。

時間が経ってもおいしい!お弁当のおすすめレシピ

お弁当はおいしさだけではなく、見た目や彩りも大切。衛生面に注意しながら、味も見た目も大満足なお弁当を作ってみましょう!

具だくさんの幕内弁当風の詰め方

まず最初に、基本のお弁当の詰め方をご紹介します。赤、黄、緑、黒、白と5色のおかずをバランスよく詰めて、彩りよく仕上げることがポイントです。ごはんを詰める際は傾斜を付けて、大きなおかずを立てかけると盛り付けやすいですよ。

レモン香る 鮭の幽庵焼き

オーブントースターで手軽に作れる、鮭の幽庵焼きです。レモンや塩麹の風味が効いた幽庵焼きは、冷めてもおいしくお弁当のおかずにぴったりですよ。

天ぷら粉で ちくわの磯辺揚げ

青海苔がふわっと香る、ちくわの磯辺揚げです。ちくわは天ぷらにするとボリュームがでる上に、程よく水分が抜けて傷みにくくなります。

枝豆としらすのたまご焼き

大人気のお弁当のおかず、枝豆としらすの卵焼きです。味付けは白だしとみりんのみですが、しらすの旨味が効いていてとてもおいしいですよ。

和食の基本!きんぴらごぼう

甘辛い味付けでごはんが進む、基本のきんぴらごぼうです。濃いめの味付けで水分が少ないきんぴらごぼうは、お弁当のおかずにおすすめの一品です。

お弁当に にんじんのぐるぐる肉巻き

細切りにしたにんじんを豚バラ肉で巻きこんで、断面をかわいらしく仕上げたお弁当にぴったりのおかずレシピです。しっかりボリュームもあり、食べ応えもバッチリ!

お弁当の一品に はんぺんのツナマヨ焼き

はんぺんとツナを使ったおかずを紹介します。ふわふわのはんぺんの食感とツナの旨味がとてもおいしい一品です。ツナに和えたマヨネーズの味つけがごはんにもよく合いますよ。

お弁当にぴったり ゆで卵の煮っころがし

最後にご紹介するのは、ゆで卵を使った煮っころがしです。甘辛いタレでしっかりと味つけをしながら煮汁も飛ばすことで、お弁当にぴったりのおかずになりますよ。ひとつ入れることで、お弁当の彩りもよくなるので、ぜひ試してみてくださいね。

衛生面に注意しておいしいお弁当を作ろう!

今回は、お弁当を傷めないためのコツのほか、お弁当におすすめのおかずレシピをご紹介しました。お弁当を傷ませないようにするためには「お弁当箱や食材に細菌を付けない」ことと「細菌の繁殖を防ぐ環境を作る」ことが大切です。普段使っている食材ももう一度衛生面や調理法に注意して、時間が経ってもおいしいお弁当を作ってくださいね。

クラシルでは、他にもたくさんのお弁当レシピを掲載しています。ぜひ参考にして、お気に入りの一品を見つけてみてくださいね。

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