メープルシロップの正しい保存方法とは？特徴やはちみつとの違いを解説！

とろっと上品な甘みが魅力の「メープルシロップ」。はちみつと同じように常温保存していると、おいしさが損なわれてしまうことも！そこで今回は、意外と知らないメープルシロップの正しい保存方法や特徴について詳しく解説します。はちみつとの違いやおすすめレシピもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

「メープルシロップ」とは、サトウカエデやイタヤカエデなど、カエデ属に属する樹木から採取した樹液をシロップ状になるまで煮詰めた、天然の甘味料のこと。英語で「カエデ」という意味の「メープル（maple）」と「シロップ（syrup）」を組み合わせて、この名で呼ばれるようになりました。

カエデ属の樹木は耐寒性が非常に強いため、主な産地は、北海道と同じ亜寒帯気候であるカナダ南東部からアメリカ北部にかけて。特にカナダでは国を代表する特産品として親しまれており、カナダの国旗の中央には「メープルリーフ」とも呼ばれるサトウカエデの葉がデザインされているんですよ。

そんなメープルシロップの特徴は、とろっと透明感のある見た目とまろやかな甘さ、上品な風味。ホットケーキやワッフル、パンケーキなどにかけるのはもちろん、クッキーやパウンドケーキ、マフィン、プリンといったスイーツやパン、肉料理や魚料理など、甘味料としてさまざまな料理に使うこともできます。

アレンジの幅が広いのも、メープルシロップの魅力なのです。

メープルシロップはとてもデリケート！実は、開封する前と後では、保存方法が大きく異なるんです。 このことを踏まえたうえで、メープルシロップの正しい保存方法を確認してみましょう。

未開封のメープルシロップは、基本的に常温で保存します。 賞味期限を守って、直射日光が当たらない風通しがよい場所に置きましょう。

天然のメープルシロップは保存料を使用していないため、一度開封すると容器の中に雑菌や空気が混ざり込み、品質が劣化しやすくなります。必ず冷蔵庫で保存するようにしましょう。 賞味期限まで余裕があっても、できるだけ早く使い切ることが大切です。

メープルシロップと見た目が似ている甘味料に「はちみつ」があります。これら2つには一体どのような違いがあるのでしょうか。

以下で、それぞれの特徴や違いをご紹介します。

そもそも「はちみつ」とは、ミツバチが採集した花の蜜から作る天然の甘味料のことです。

一方、先ほどもご説明した通り、メープルシロップの原料は、カエデ属に属する樹木の樹液。採取した樹液をシロップ状になるまで煮詰める必要があります。

はちみつは、ミツバチが集める花の蜜によって味や香り、色もガラッと変わるため「れんげはちみつ」や「アカシアはちみつ」など種類も豊富です。

メープルシロップは、樹液の採取時期によって味や見た目は変化しますが、はちみつほど種類は多くありません。

はちみつは、メープルシロップのように冷蔵庫で保管すると結晶化して白く固まってしまうため、常温で保存します。直射日光が当たらない冷暗所などに置きましょう。

メープルシロップの特徴などを確認したところで、ここからはおすすめレシピをご紹介します。パウンドケーキやあんみつ、メロンパン、コロッケなど幅広くピックアップしたので、ぜひチェックしてみくださいね。

しっとりとした口当たりがたまらない、メープルパウンドケーキのご紹介です。ホットケーキミックスを使って手軽に作れるので、お菓子作り初心者の方にもぴったり！ティータイムのお供に、ぜひお試しくださいね。

メープルシロップで作った寒天ゼリーやつぶあん、白玉団子を合わせたさっぱりおいしいあんみつに、コク深いアーモンドミルクが好相性！このレシピではライチを添えましたが、レモンやグレープフルーツなどお好みのフルーツをトッピングするのもおすすめです。おやつにもはもちろん、食後のデザートにもおすすめですよ。

卵・乳製品不使用！今日のおやつに、ふっくらおいしいメープルマフィンはいかがですか？一口食べればメープルシロップの風味が口いっぱいに広がり、やみつきになること間違いなし。混ぜて焼くだけで簡単に作れるのもうれしいポイントです。

お子様も大人も喜ぶ、メープルメロンパンのご紹介です。パンとクッキー、それぞれの生地にメープルシロップをたっぷり加えて、ふっくらやさしい味わいに仕上げました。朝食やおやつに、ぜひ作ってみてくださいね。

材料を混ぜて、冷やし固めるだけの簡単レシピですが味は絶品！マスカルポーネの濃厚なコクにヨーグルトのさっぱりとした風味、くるみの心地よい食感が絶妙にマッチして、たまらないおいしさですよ。

くるみの香ばしい風味が食欲そそる、メープルくるみパンのご紹介です。砂糖の代わりにメープルシロップを使って、いくら食べても飽きの来ないやさしい味わいに仕上げました。大きさや甘さを調節すれば、アレンジも広がります。ぜひお試しくださいね。

華やかな見た目に思わず目を奪われる、焼きかぼちゃのメープルチーズ添えのご紹介です。メープルシロップの甘みとクリームチーズの酸味がかぼちゃ本来のおいしさを引き立て、シンプルながらも奥深い味わいに！くるみのカリッと香ばしい食感もあわせて、ぜひご堪能くださいね。

軽くつぶした焼き芋にクリームチーズやメープルシロップ、アーモンドなどを加えて、ほっこりやさしい味わいのサラダに仕上げました。さつまいもの自然な甘みにチーズの酸味、メープルシロップの風味がよく合い、たまらないおいしさですよ！電子レンジを使って簡単に作れるので、気軽に試してみてくださいね。

いつもとひと味違うコロッケを楽しみたいときにおすすめ！相性抜群のかぼちゃとクリームチーズ、レーズンの組み合わせにメープルシロップとシナモンを加えて、奥行きのある味わいに仕上げました。サクッと心地よい食感が食欲を刺激して、食べ始めると止まらなくなりますよ。

いかがでしたか？今回は、意外と知らないメープルシロップの正しい保存方法のほか、特徴やはちみつとの違い、おすすめレシピをご紹介しました。

とろっと上品な味わいが魅力の「メープルシロップ」。賞味期限自体は長いものの、開封後は一気に鮮度が落ちてしまうので要注意！いざ使いたいときに品質が劣化していたなんてことがないよう正しく保存して、最後までおいしくいただきましょう。