最終更新日

不思議な言葉「アペロ」って知ってる?アペロを楽しむ過ごし方やおつまみレシピもご紹介

不思議な言葉「アペロ」って知ってる?アペロを楽しむ過ごし方やおつまみレシピもご紹介

フランスの「アペロ」という習慣をご存知ですか?アペロとはアペリティフの略で、夕食の前にお酒とおつまみを片手に友人たちとおしゃべりを楽しむ時間のこと。日本では7月の第1金曜日が「アペロの日」と制定され、今年2024年は7月5日の金曜日となっています。 今回は、アペロの習慣についてや過ごし方、おすすめのお酒やおつまみなどをご紹介します。記事後半でご紹介する、アペロにぴったりなおつまみレシピは必見です!

  • 目次
  • アペロとは?
  • とにかくおしゃべりを楽しむ!
  • アペロに合うお酒は?
  • アペロに合うおつまみは?
  • アペロにぴったり!お手軽おつまみレシピを紹介!
  • 家族や友人とアペロを楽しもう!

アペロとは?

「アペロ(l'Apéro)」とは、ディナーの前に軽くお酒を楽しむフランスの習慣のこと。

食前酒を意味する「アペリティフ(apéritif)」の略で、夕食の前に軽くお酒を飲みながら、家族や友人たちとおしゃべりを楽しむ時間のことを表します。

フランスでは夕食の時間が20〜21時ごろと遅いので、仕事終わりにカフェやバーでアペロを楽しんでから、自宅やレストランで夕食を取る習慣があります。アペロはあくまでも「夕食までのつなぎの時間」なので、1〜2杯のお酒と軽めのおつまみでサクッと済ませるのが一般的なのだとか。アペロを日本語に訳すと「ちょい飲み」や「サク飲み」がニュアンスとして近いと思ってよいでしょう。

とにかくおしゃべりを楽しむ!

アペロで大切なことは、家族や友人ととにかくおしゃべりを楽しむこと!「アペロする?」と言われれば、仕事終わりに同僚とカフェに行ったり、週末に友人達を自宅に招いたりして、お酒を飲みながら楽しく過ごすことを意味します。

また、フランスでアペロを1番楽しめる季節は夏です。フランスは冬と夏で日照時間の差が大きく、冬は17時ごろに暗くなってしまいますが、夏は22時ごろまで明るいことも多いそうです。夏になると、カフェのテラスはアペロを楽しむ人々で満席になり、街中にフェスティバルのような雰囲気が漂いはじめるのだとか。涼しい風が吹きはじめる夕方に親しい友人たちとアペロを楽しむ、この時間こそがフランス人にとって至福のひとときだと言われています。

アペロに合うお酒は?

アペロは夕食の前に軽く飲むのが目的なので、お酒はアルコール度数の低い軽めのものがほとんどです。ワインならスパークリングワインや白ワイン、ロゼワインなど、カクテルなら白ワインにカシスを加えた「キール」や、ビールをレモネードで割った「パナシェ」などが人気です。

そして、アペロの定番は「アペロール」という、オレンジとハーブの爽やかなリキュール!こちらをスパークリングワインとソーダで割った「アペロール・スプリッツァー」は、甘くほろ苦い風味がアペロの気分を引き立ててくれます。日本では親しみが少ないですが、バーなどで注文してみるのも楽しそうですよね。

また、フランスはワイン大国のイメージが強いですが、実はクラフトビールも人気が高く、その醸造所数は1200を越えると言われています。近年はアペロでクラフトビールを飲む方も多く、フランスならではの個性的な風味を楽しむことができるそうですよ。

※『APEROL』は「DAVIDE CAMPARI - MILANO N.V.」の登録商標又は商標です。

アペロに合うおつまみは?

「アペロには必ずおつまみが必要」と言われていますが、夕食の前なのでお腹いっぱいになるまで食べることはありません。オリーブや生ハム、チーズ、ナッツ、スナック菓子など、簡単に作れてお酒によく合うおつまみが定番です。自宅でアペロをする際は、ソファーに座ってローテーブルでいただくこともあるので、片手でつまめる程度のおつまみが喜ばれるそうです。

また、フランスで人気のおつまみのひとつは「タルティーヌ」。いわゆるカナッペのことで、スライスしたバゲットをカリッと焼いて、ペーストを塗るだけと手軽に作ることができます。フランスのスーパーには、オリーブを使った「タプナード」や、ひよこ豆のを使った「フムス」など、さまざまなペーストが販売されているそうですよ。

日本でアペロを楽しめるお店では、カプレーゼやパテ、ピンチョスなど、軽めの前菜が提供されることが多いです。日本はお酒と一緒に食事を楽しむのが一般的なので、親しみやすいように工夫されているのかもしれませんね。

アペロにぴったり!お手軽おつまみレシピを紹介!

ここからは、アペロにぴったりなおつまみレシピをご紹介します。どれも簡単に作れてお酒によく合うレシピばかりですので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

簡単サラダカナッペ

アペロのおつまみといえば、やはりカナッペ!こちらのレシピでは、クラッカーに生ハムやミニトマト、クリームチーズなどをのせて彩り華やかに仕上げました。幅広いお酒に合わせやすいので、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

梨とクッキーのスイーツカナッペ

クッキーに梨やリームチーズをトッピングした、スイーツカナッペです。シャキシャキの梨に濃厚なクリームチーズがよく合うおしゃれな味わいは、アペロにぴったり!甘めのお酒と一緒にいただくと、そのおいしさが引き立ちますよ!

アボカドとチーズの生ハム巻き

アボカドとチーズを生ハムで巻いた、かわいらしいおつまみです。クリーミーなアボカドに生ハムの塩気がいいアクセントになって、ワインがついついすすんでしまうこと間違いなし!パーティーやおもてなしの前菜にもおすすめですよ。

作り置きに 牛こま切れで簡単 自家製ビーフパテ

まったりと濃厚な味わいの、自家製ビーフパテです。おうちでパテを作るのはハードルが高いイメージがありますが、牛こま切れ肉とたまねぎを炒め、味を調えてフードプロセッサーで撹拌するだけの簡単レシピ!ぜひおいしいパテと一緒に、アペロをお楽しみくださいね。

アンティパストの定番 トマトとモッツァレラのカプレーゼ

簡単に作れておしゃれに見える!前菜の定番「カプレーゼ」です。トマトの酸味とモッツァレラチーズのコク、バジルの爽やかな風味が絶妙にマッチしていて、ワインとの相性も抜群です!ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

ミニトマトマリネ

ミニトマトをレモン果汁や塩でマリネすると、まるでフルーツのような風味に仕上げることができます。甘酸っぱくフルーティーな味わいを、ぜひお楽しみくださいね。

ワインに合う オリーブとクリームチーズのオードブル

オリーブとクリームチーズをレモン果汁などで和えて、ワインによく合う味わいに仕上げました。グラスに盛り付けてピックを刺せば、おしゃれなオードブルのできあがり!手軽なおつまみがほしいときにおすすめですよ!

マッシュルームとプルーンのピンチョス

意外な相性が楽しめる、マッシュルームとプルーンのピンチョスです。マッシュルームにプルーン、ベーコンを合わせるとは驚きですが、甘じょっぱく塩気の効いた味わいがワインにぴったり!コロンとかわいらしい見た目は、おもてなしの一品としても喜ばれますよ。

じゃがいもとトマトのカチョカバログリル

カチョカバロチーズとは、ミルキーな味わいのハードチーズのこと。こちらのレシピでは、じゃがいもとトマトと一緒にグリルして、ホクホクとろーりとした濃厚な味わいに仕上げました。オーブントースターで簡単に作ることができるので、ぜひお試しくださいね。

ちょっと贅沢 色鮮やかなサーモンのカルパッチョ

サーモンにカッテージチーズやオリーブを合わせた、色鮮やかなカルパッチョです。黒胡椒とピンクペッパーの風味がアクセントになり、さっぱりとした味わいでお酒がすすみますよ!簡単に作れておしゃれに見える、おすすめのレシピです。

家族や友人とアペロを楽しもう!

今回は、アペロの習慣についてや過ごし方、おすすめの飲み物や、アペロにぴったりなおつまみレシピなどをご紹介しました。アペロとは、夕食の前にお酒とおつまみを片手に、家族や友人たちとおしゃべりを楽しむ習慣のこと。日本では親しみが少ないかもしれませんが、仕事終わりや週末に、親しい友人たちとアペロを楽しんでみてくださいね。

※20歳未満の飲酒はやめましょう。

人気のカテゴリ