最終更新日 2023.3.30

フムスとは?味や特徴、簡単アレンジレシピもご紹介!

フムスとは?味や特徴、簡単アレンジレシピもご紹介!

中東や地中海沿いの地域で日常的に食べられている伝統的な家庭料理「フムス」。最近では、日本でもカフェメニューや海外食品を取り扱うお店などで見かける機会も増えました。今回は、日本人にとってもより身近なメニューになりつつあるフムスの味や作り方、食べ方のほかにフムスをもっと楽しめるおすすめレシピもご紹介します。

  • 目次
  • フムスとは
  • フムスの味や特徴は
  • フムスの基本的な作り方をご紹介
  • ひよこ豆のディップ フムス
  • フムスのおいしい食べ方をチェック
  • スプレッドとして
  • ディップとして
  • お肉などに添えて

フムスとは

まずは、フムスがどのような料理かご紹介します。冒頭でもお伝えしたように、フムスは中東などの地域で食べられている料理です。主な食材は「ひよこ豆(ガルバンゾ)」。このひよこ豆をメインに、タヒニや塩、レモン汁、ニンニク、オリーブオイルなどを合わせてペースト状にしたものが「フムス」です。

ちなみに「タヒニ」とは、白ごまをペースト状にした調味料のこと。ネットショップなどでも手に入れることができますが、日本で作る場合は白ごまペーストで代用することができますよ。材料だけ聞くと意外と馴染みのあるものが多く、作ろうと思ったときにも揃えやすそうですよね!

フムスの味や特徴は

主な食材にひよこ豆を使用し、植物性食品だけで作るフムス。たんぱく質を摂取できるベジタリアン料理であり、イスラーム法に基づいて食べることを許可されたハラール食でもあります。その味わいの特徴は、植物性食材のみとは思えない乳製品のような濃厚さと、まったりとしたコクにあります。

ひよこ豆の甘さも味わえるフムスは、さまざまな食材と相性がよく、野菜と合わせればディップのように、肉と合わせればソースや付け合わせのように、パンに塗ればスプレッドのように楽しむことができます。朝昼晩どの時間帯の食事メニューとも組み合わせることができますよ。

フムスの基本的な作り方をご紹介

ここでは、フムスの基本的な作り方をチェックしておきましょう。揃える材料は、ゆでたひよこ豆のほかに、EVオリーブオイル、白ねりごま(タニヒの代用)、レモン汁、すりおろしニンニク、塩です。

乾燥しているひよこ豆を使用する場合は、事前にゆでる必要がありますが、ひよこ豆の水煮を使用すれば手軽にお作りいただけますよ。

ゆでたひよこ豆と煮汁に分け、ひよこ豆をフードプロセッサーやブレンダーに入れてペースト状になるまで撹拌します。そこに、オリーブオイル、白ねりごま、レモン汁、すりおろしニンニク、塩を加えてさらに撹拌し、よりなめらかな口当たりにするために分けておいた煮汁を加えるのがポイントです!

好みや用途に合わせて煮汁の量を調整し、ちょうどよい固さに仕上げましょう。味を調えたら、オリーブオイルをまわしかけ、最後にパプリカパウダーやイタリアンパセリなど、スパイスやハーブを添えて盛り付ければ、フムスの完成です。

ひよこ豆のディップ フムス

ひよこ豆を使用して作るシンプルなフムスのレシピをご紹介します。こちらは、水煮のひよこ豆を使用するので、調理時間はたったの20分!材料をフードプロセッサーに入れて撹拌するだけととっても簡単です。ピタパンを添えていただきましょう。

フムスのおいしい食べ方をチェック

フムスが手軽に作れることがわかったところで、ここからは、フムスの基本的なおいしい食べ方をチェックしていきましょう。さまざまな食材と相性のよいフムスは、組み合わせも無限大!以下で、フムスのおいしい食べ方として代表的なものをご紹介します。

スプレッドとして

フムスを作ったら、まずはシンプルにパンに塗ってスプレッドとして楽しむのがおすすめです。中東などでは、ピタパンと合わせて食べることが多いフムスですが、トーストしたパンやクラッカーなどとも相性がよいので、手軽にフムスのおいしさを味わう食べ方として試してみてくださいね。また、フムスをスプレッドとしてパンに塗り、チーズや野菜を挟んでサンドイッチにするのもフムスをおいしく食べる方法のひとつです。

ディップとして

フムスに野菜をディップして食べると、シンプルにフムスのおいしさを楽しめます。スティック状に切った野菜をつけて食べれば、ワインなどのおつまみにぴったりの一品に!野菜以外に、トルティーヤチップスなどをディップするのもおすすめです。

お肉などに添えて

グリルしたお肉などとも相性のよいフムス。お肉に添えれば、まるでマッシュポテトのようにいただくことができますよ。お肉に掛けたソースなどを絡めながら食べるもよし、お肉に添えて食べるもよし。濃厚なペーストではありますが、豆が材料なのでさっぱりといただけますよ!

フムスのアレンジレシピをご紹介

それではお待ちかねのフムスのアレンジレシピをご紹介します。作り方の説明でご紹介したレシピはオーソドックスなフムスでしたが、ひよこ豆は日本ではあまり馴染みのない食材なので、ひよこ豆以外の豆を使って作れるフムス風なレシピをピックアップしてみました。より身近な豆や食材で作れるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

アボカドの濃厚フムス

ひよこ豆にアボカドをプラスしたフムスのアレンジレシピです。アボカドのほかに粉チーズも加えて、よりまろやかでコクのあるフムスに仕上げました。薄いグリーンの見た目も美しく、食卓に出した際にも映えるので、おもてなしやパーティーなどにもぴったりですよ。

大豆のフムス

日本人にとって、ひよこ豆より身近な食材である「大豆」を使用してフムス風の一品に仕上げました。スーパーなどでも手に入れやすい蒸し大豆を使用しているので、とても簡単にお作りいただけますよ。ひよこ豆で作るフムスと同じように野菜をつけたり、パンに添えたりしておいしくいただけます。大豆はクセもなく、扱いやすいので、本格的なフムスを作る前に試してみるのもおすすめです。

お手軽 枝豆フムス

鮮やかなグリーンが目を引く枝豆のフムスをご紹介します。夏が旬の枝豆ですが、こちらは冷凍の枝豆を使用しているので季節を問わず作りたいときに作ることができます。風味づけにクミンパウダーを加えて清涼感のある味わいに仕上げました。ニンニクの香りもよく、手が止まらなくなること間違いありませんよ!

そら豆のフムス

続いても色味が美しいフムスですが、こちらはそら豆を使って作りました。そら豆の特有の風味がクミンやニンニクの風味とよく合い、お酒のおつまみにぴったり!そら豆は、ほかの豆類に比べてやわらかいので、フードプロセッサーやブレンダーを使用しなくてもフォークで潰すことができますよ。そのまま食べるときよりもやわらかめにゆでると、ペースト状にしやすくなるのでお試しくださいね。

にんじんのフムス

定番のフムスににんじんプラスして、オレンジ色が鮮やかなフムスを作ってみましょう!人参の甘さと彩りがフムスに加わって、またひと味違ったフムスになりますよ。スプレッドにするのはもちろん、サンドイッチの具としても楽しめるフムスです。

※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。 様子を確認しながら完全に火が通るまで、必要に応じて加熱時間を調整しながら加熱してください。

香りさわやか バジルのフムス

通常のフムスをマスターしたら、こちらの変わりフムスも試してみませんか?白ごまペーストの代わりに使用するのは、中華料理でよく使われる白ごまをベースとした調味料「芝麻醤」。風味にはフレッシュなバジルをプラスして、香り豊かに仕上げました。新たなフムスの楽しみ方を発見できるレシピです。

さつまいもとはちみつのデザートフムス風

ひよこ豆の代わりにさつまいもを使用して、デザートのような甘いフムスを作りました。白ねりごまや粉チーズを加えているので、同じくさつまいもをペースト状にして作るスイートポテトとはまた違ったおいしさをお楽しみいただけます。クラッカーなど少し塩気のあるものと組み合わせると、手が止まらなくなりますよ!

※こちらのレシピは、はちみつを使用しております。 1歳未満(乳児)のお子様はお召し上がりにならないようご注意ください。 はちみつは、砂糖でも代用できます。それぞれ種類によって甘さが異なりますのでお好みで調整してください。

※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。 様子を確認しながら完全に火が通るまで、必要に応じて加熱時間を調整しながら加熱してください。

自宅でフムスを楽しもう!

作り方を知ると意外と簡単でシンプルなフムス。さまざまな食材と相性がよいので、日々の食事にも取り入れやすく、バリエーションも広げやすい料理であることがおわかりいただけたのではないでしょうか。ぜひご自宅でもさまざまなフムスを作って楽しんでみてくださいね。

※20歳未満の飲酒はやめましょう。

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