最終更新日 2024.3.12

ハンバーグの作り方を丁寧に解説!失敗しない焼き方やレシピもご紹介

ハンバーグの作り方を丁寧に解説!失敗しない焼き方やレシピもご紹介

大人にも子どもにも人気のある「ハンバーグ」。とっても喜ばれるメニューですよね。今回は、クラシルでご紹介している基本のハンバーグのレシピを参考に、ハンバーグの丁寧な作り方や失敗しないポイントを解説します。記事の後半ではハンバーグのおすすめレシピもご紹介するので、ぜひ最後までご覧くださいね。

  • 目次
  • ハンバーグとは?
  • ハンバーグの丁寧な作り方を解説します!
  • ①玉ねぎをみじん切りにする
  • ②肉だねを作る
  • ③成形し、真ん中をくぼませる
  • ④焼く
  • ⑤水を加えて蒸し焼きする
  • ⑥フライパンの油を拭き取る

ハンバーグとは?

「ハンバーグ」とは、ドイツ発祥の肉料理であるハンバーグステーキの略称です。18世紀頃にドイツのハンブルグでよく食べられていた「タルタルステーキ」がもとになっています。タルタルステーキとは、騎馬民族であるタタール人が13世紀頃に食べていたもので、固くて筋の多い馬肉をおいしく調理するため、細かく切って玉ねぎを混ぜ、スパイスで味つけをして作ったものでした。

後にアメリカに伝わったときに「ハンブルグ風ステーキ」と呼ばれるようになり、「ハンブルク(Hamburg)」の英語読みが由来となって、ハンバーグという名前になりました。

日本に伝わってきた時期についてははっきりとわかっていませんが、ハンバーグの原型といわれるものが明治15年に初めて提供されたそうです。ただし当時はハンバーグという名前ではなく、「ジャーマンステーキ」や「ミンチボール」などと呼ばれていたそうですよ。

ハンバーグの丁寧な作り方を解説します!

ここからは、クラシルの基本のハンバーグのレシピを参考にしながら、ハンバーグの丁寧な作り方について解説します。

①玉ねぎをみじん切りにする

まず、玉ねぎをみじん切りにします。粗さはお好みによって調整してみてください。粗く切ると玉ねぎの食感をよく感じられ、細かく切るとなめらかな食感に。また、みじん切りにした玉ねぎを炒めてから肉だねを作るレシピもありますが、今回は生のまま使いました。玉ねぎを炒めずに加えると、ジューシーでさっぱりとした味わいに仕上がりますよ。

②肉だねを作る

ボウルにみじん切りにした玉ねぎと肉だねの残りの材料を入れ、粘りが出るまでよく混ぜ合わせます。粘りが出るまで混ぜることで、肉に含まれる繊維同士が絡まり、ハンバーグが崩れたり割れたりしにくくなるのです。肉だねに加える塩は、繊維同士をより絡まりやすくする働きを持っています。パン粉や牛乳には、ハンバーグをやわらかい食感に仕上げる働き、また、パン粉が肉汁を吸収して逃さない働きもあります。

卵は熱を加えると固まるのでつなぎの役割をするのはもちろん、凝固するときに肉の旨味を閉じ込めコクを増す効果もあります。肉だねを作るときは、混ぜすぎたり時間をかけすぎたりすると肉の脂が溶けてしまいます。そうするとパサついた仕上がりになりやすいので、手早く作業するのもおいしいハンバーグを作るポイントです。

③成形し、真ん中をくぼませる

肉だねを2等分し、小判型に成形します。成形したら、右手と左手の間でキャッチボールをするように、投げて受け取るを繰り返し、空気を抜きます。空気を抜くことで、焼いている途中で肉だねの中の空気が膨張してハンバーグが割れたり崩れたりするのを防ぎます。

その後、真ん中を指で軽く押し、くぼませます。ハンバーグは焼くと縮むので、中心部が盛り上がってきます。すると、中心部に火が通りにくくなったり、ひび割れが起きることもあるので、くぼませることでそれを防ぐのです。

④焼く

中火で熱したフライパンにサラダ油をひき、成形した肉だねを入れます。肉だねを入れる前にフライパンを熱しておくことで、フライパンにハンバーグがくっついて焦げるのを防ぐことができますよ。

両面にしっかり焼き色がつくまで焼きます。

⑤水を加えて蒸し焼きする

両面に焼き目がついたら弱火にし、水を入れて蓋をして蒸します。蒸し焼きにすることで、肉の旨味を閉じ込め、ふっくらとした食感に仕上げることができます。

中に火が通るまで約8分ほどですが、ハンバーグの大きさや厚さにもよるので調節してみてください。ハンバーグの失敗しない焼き方のコツについては、後ほど詳しく解説します。

⑥フライパンの油を拭き取る

焼きあがったハンバーグを取り出し、フライパンに残った余分な油をキッチンペーパーで軽く拭き取ります。フライパンが熱いので、火傷を防ぐために、キッチンペーパーを折り畳んだものを菜箸ではさんで使ってくださいね。

⑦ソースを作る

フライパンに、ケチャップとウスターソース、水を入れ、混ぜながら弱火で加熱し、ひと煮立ちしたら火から下ろします。

ハンバーグを焼いたフライパンを使うことで、フライパンに残った肉汁や油もソースに溶け込み、おいしく仕上がりますよ。

⑧できあがり

お皿に、ベビーリーフやトマトなどの添え物とともにハンバーグを盛りつけ、ソースをかけたら完成です。

失敗なし!ハンバーグの焼き方のポイントは?

丁寧にたねを作り、成形したハンバーグ。焼く工程で失敗してしまったらもったいないですよね。ここでは、ハンバーグの失敗しない焼き方のポイントについて解説します。

ハンバーグの失敗といえば、生焼け。ハンバーグの材料であるひき肉には、食中毒の原因となる病原体が付着している場合があります。しかし、多くの病原体は75℃で1分間以上加熱することによって死滅させることができます。そのため、ハンバーグには中までしっかり火を通す必要があるのです。

生焼けを防ぐポイントは、厚く成形しすぎないことや、真ん中をくぼませること、フライパンに蓋をして弱火で蒸し焼きにすることです。火の通りが心配な場合は、ハンバーグを切ってみて中心部の色が変わっているか確認してみてください。また、竹串などで中心部を刺して、透明な肉汁が出たら中まで火が通っているサインなので、こちらも参考にしてみてくださいね。

ハンバーグのおすすめレシピをご紹介!

ここからは、ハンバーグのおすすめレシピをご紹介します。たけのこの食感がアクセントの和風ハンバーグや、さっぱりとした味わいのおろしポン酢ハンバーグなど、絶品レシピをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。

たけのこたっぷり 和風ハンバーグ

たけのこの食感がアクセントになった和風ハンバーグを作ってみましょう。豚ひき肉で作ったハンバーグと、片栗粉でとろみをつけためんつゆのソースがよく合いますよ。ごはんのおかずにもぴったりの一品です。

サッパリ おろしポン酢ハンバーグ

さっぱりといただける、おろしポン酢ハンバーグはいかがでしょうか。ジューシーなハンバーグに、大根おろしや大葉、ポン酢が相性抜群!箸が止まらないおいしさですよ。ぜひお試しください。

常備しておくと便利 小さな照り焼きハンバーグ

子どもも食べやすい、小さな照り焼きハンバーグをご紹介します。照り焼き味のハンバーグに、マヨネーズと練乳、レモン汁を合わせたタレをかけました。食欲をそそる味わいで、ごはんがモリモリ進むおいしさです。ぜひ作ってみてくださいね。

煮込みハンバーグのおすすめレシピをご紹介!

ここからは、煮込みハンバーグのおすすめレシピをご紹介します。きのこたっぷりの和風煮込みハンバーグから、野菜ジュースを使ったトマト煮込みハンバーグまで、バラエティ豊かなレシピをピックアップしました。

とろーりきのこの和風煮込みハンバーグ

たっぷり入れたきのこの旨味と食感がたまらない、和風煮込みハンバーグはいかがでしょうか。味つけにはめんつゆを使うので、とっても簡単においしく仕上がりますよ。今回はえのきとしめじ、しいたけを使いましたが、お好みのきのこを使って作ってみてくださいね。

レンジで 煮込みハンバーグ

フライパンなしで!煮込みハンバーグを作ってみましょう。成形したハンバーグを耐熱皿にのせて電子レンジで加熱し、ソースと合わせて再び電子レンジで加熱したら完成です。豚ひき肉以外のひき肉で作っても、また違ったおいしさを楽しめますよ。

ホットプレートで トマト煮込みハンバーグ

パーティーのメインメニューにもおすすめ!トマト煮込みハンバーグをご紹介します。4人分のたねを1つの大きなハンバーグにまとめ、ホットプレートで焼きました。野菜ジュースを使った赤いスープと白いチーズのコントラストも印象的で、喜ばれること間違いなしです。

おいしいハンバーグを作ってみよう!

今回は、ハンバーグの丁寧な作り方や失敗しない焼き方のポイントについて解説しました。おいしいハンバーグ作りの参考にしてみてくださいね。

クラシルでは、いろいろなハンバーグのレシピをほかにもご紹介しています。そちらも、ぜひ参考にしてみてください。

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