「ポシェしてる?」フレンチの調理法”ポシェ”とは?ブレゼやエチュベとの違いについても解説!

「ポシェしてる?」フレンチの調理法”ポシェ”とは?ブレゼやエチュベとの違いについても解説!

フランス料理の調理法の一つに「ポシェ」という低温で煮込む方法があります。この記事では、ポシェの意味や、同じくフランス料理のブレゼやエチュベとの違いについて解説します。記事の後半では、ポシェの一種であるコンフィのおすすめレシピもご紹介!どれもおうちで手軽に作れるものばかりなので、ぜひ最後までご覧くださいね。

  • 目次
  • ポシェとは?
  • 日本の煮物に似ている
  • コンフィもポシェの一種
  • ブレゼやエチュベとの違いは?
  • ポシェにはどんな料理がある?
  • コンフィのお手軽レシピをご紹介!
  • ポシェにチャレンジしてみよう!

ポシェとは?

「ポシェ」とは、フランス料理における調理法の一つ。液体の中に食材を入れてゆっくりと加熱する調理法で「ゆでる」という意味があります。ゆでるといっても、グツグツとゆでるのとは違い、沸騰直前または沸騰後冷ました水やだし汁に食材を入れ、火を通すのが特徴です。

水面が少し波打つ程度の火加減を保ち、沸騰しない低温(約70〜80度程度)でじっくり加熱するのもポイントなのだとか。鶏むね肉をしっとりとした食感に仕上げたいときなどにもこの調理法が用いられます。

日本の煮物に似ている

日本の料理でいうところの、煮物にも似ている「ポシェ」。ポシェに使うだし汁にはソースのベースとなる「フォン」や、スープのベースとなる「ブイヨン」があります。そのほかにも、塩水やワイン、牛乳など、いろいろな液体が使われるようです。

食材が完全に浸るくらいの水分量で煮るのも特徴で、しっとりやわらかい食感に仕上がるだけでなく、スープにも食材の旨味が溶け出します。

💡ワンポイント豆知識
ポシェと言われてもあまりピンと来ないかもしれませんが、身近な料理だと「ポーチドエッグ」を作るときにこの調理法が使われます。ポーチドエッグはフランス語で「oeuf poche(ウフポッシェ)」というんですよ。

コンフィもポシェの一種

フランス料理には「コンフィ」という調理法もありますが、これもポシェの一種です。コンフィは、ラードなどの油を使って低温でじっくりと煮るのが特徴。食材の旨味が凝縮され、かつやわらかい食感に仕上がります。

食材が油でコーティングされるので、もともとは食材の保存性を高めるために考案された調理方法なのだそうです。

ブレゼやエチュベとの違いは?

フランス料理では、ポシェのほかに「ブレゼ」や「エチュベ」という調理法もあります。ポシェとはどう違うのか、以下でチェックしてみましょう。

ポシェ ブレゼ エチュベ
意味    茹でる 蒸し煮 蒸し煮
加熱方法

・低温でじっくり煮る

・密閉性の高い鍋などに入れてオーブンで加熱する

・密閉性の高い鍋などに入れて弱火で加熱する

水分量

・食材が完全に浸るくらい

・食材の半分が浸る程度

・水を入れない(ごく少量入れることもある)

特徴

・やわらかくしっとりとした食感に仕上がる
・スープに食材の旨味が溶ける

・食材に味がしっかりと染み込む
・ほろほろとした食感に仕上がる

・野菜を調理するのに向いている
・素材本来の水分と旨味を楽しめる

ブレゼ

ブレゼは日本語でいうと「蒸し煮」に近い調理法です。ポシェは食材が浸るくらいたっぷりと水分を入れますが、ブレゼは食材と食材が半分浸かる程度の水分を使います。密閉性の高い鍋に入れ、蓋をしてオーブンでじっくり加熱し、蒸しながら煮るのが一般的です。

使う水分はポシェと同じく、だし汁やワイン、水など。食材にだしやワインの旨味を染み込ませるのと同時に食材からの旨味がだしに溶け出します。ブレゼは蒸す調理法なので、加熱途中で蓋を開けて中を確認することができません。そのため、フランス料理の中でも難しいといわれている調理法の一つです。

エチュベ

エチュベも日本語でいうと蒸し煮に近いですが、基本的に水を加えず食材が持つ水分を利用するのが特徴の調理法です。エチュベには水分を多く含んでいる旬の野菜が向いているとされていますが、野菜だけでなく肉や魚で作られることもあります。

食材から水分を出しやすくするために塩が使われ、蒸気を逃がさない厚手で密閉性の高い鍋を用いて弱火でじっくり火を通すのが一般的です。こうして加熱された食材は旨味が凝縮されて素材のおいしさが引き立つため、塩だけのシンプルな味つけで十分に味わい深くなります。

ポシェにはどんな料理がある?

ポシェで使う食材には決まりはなく、さまざまな食材を使ったり組み合わせたりする料理があります。例えば、鶏や牛などのお肉や、鮭や鯛などの魚、野菜、フルーツなど。これらの食材を、水や塩水、だし汁、ワイン、牛乳などの水分を加えて加熱します。また、ポシェは加熱する間に食材から水分へだしが溶け出すので、そのだし汁をそのまま煮詰めてソースにすることもあるんですよ。

フルーツのポシェは、コンポートにもよく似ていますが、コンポートよりも加熱時間が短く、フルーツのジューシーさを楽しめるのが魅力です。そして、先ほど少し触れましたが「コンフィ」もポシェの一種なので、このあとはコンフィのレシピをご紹介します。

コンフィのお手軽レシピをご紹介!

ここからは、コンフィのおすすめレシピをご紹介します。鶏もも肉や砂肝、牡蠣など、さまざまな食材を使ったレシピをピックアップしました。どれも手軽に作れるものばかりなので、ぜひチェックしてみてくださいね。

鶏もも肉のコンフィ

しっとりとした食感が魅力!鶏もも肉のコンフィをご紹介します。オリーブオイルに漬け込みじっくりと加熱した鶏もも肉は、ホロホロと崩れるほどにやわらかく、とてもおいしいですよ。このレシピでは鶏もも肉を使いましたが、ほかの部位でもおいしくお作りいただけますよ。見た目も華やかなので、特別な日やおもてなしにもおすすめの一品です。

レモン香る チキンレッグのコンフィ風

レモンとローズマリーの風味でさわやかにいただける、チキンレッグのコンフィ風はいかがでしょうか。耐熱皿にお肉やオリーブオイル、レモンなどを入れ、オーブンでじっくり加熱しました。皮はパリッと香ばしく、中はしっとりジューシーに仕上がり絶品ですよ!

手羽先とレモンのコンフィ

ジューシーな食感がたまらない、手羽先とレモンのコンフィを作ってみましょう。ニンニクとレモンの香りで食が進む味わいに仕上がっています。できたてを食べるものもちろんおいしいですが、冷ますとより味がなじみますよ。

砂肝とにんにくのコンフィ

砂肝とにんにくのコンフィは、おつまみにもおすすめの一品です。塩コショウのほか、ニンニクとローズマリーを加えるだけのシンプルな味つけですが、じっくり加熱することで味がよく染みて、奥深い味わいに仕上がります。フランスパンとも相性抜群です!

レバーと砂肝のコンフィ

バゲットがいくらでも食べられる!レバーと砂肝のコンフィをご紹介します。やわらかく濃厚な味わいのレバーとコリッとした砂肝の食感の違いがやみつきになりますよ!見た目のアクセントにもなっているピンクペッパーは、スッとさわやかな風味をプラスしてくれるので、ぜひ使ってみてくださいね。

カレー風味砂肝のコンフィ

カレー風味にアレンジした砂肝のコンフィのレシピをご紹介します。スパイシーなカレー粉とニンニクやハーブの香り、ドライトマトの旨味など、さまざまな要素が合わさった奥深い味わいの一品です。おしゃれで手の込んだ料理にも見えますが意外と簡単に作れるので、ぜひお試しくださいね。

旨味たっぷり 牡蠣のコンフィ

素材の旨味を閉じこめた、牡蠣のコンフィはいかがでしょうか。オリーブオイルと白ワイン、すりおろしニンニクに浸した牡蠣をオーブンでじっくり加熱しました。牡蠣のジューシーな食感と旨味がたまらない一品。おもてなしにもおすすめなので、ぜひ作ってみてくださいね。

豚肉とドライトマトのコンフィ

豚肉とドライトマトで作る、食べごたえのあるコンフィをご紹介します。ハーブやニンニクの風味がなじんだ豚肉がしっとりとやわらかな食感で、ワインのお供に最適ですよ!漬けこみや加熱に時間はかかりますが、難しい作業はないので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

ポシェにチャレンジしてみよう!

今回は、フランス料理のポシェについて詳しく解説しました。フランス料理というと作るのが難しいというイメージもありますが、今回ご紹介したレシピはどれも簡単で、気軽にチャレンジできるものばかりです。ぜひおうちで作ってみてくださいね。

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2023.2.8 最終更新
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