最終更新日 2023.3.30

ぎんなんとは?食材の特徴や食べ方を詳しくご紹介

ぎんなんとは?食材の特徴や食べ方を詳しくご紹介

茶碗蒸しの具としておなじみの「ぎんなん」は、秋に旬を迎える食材です。この記事では、ぎんなんの特徴や食べ方について解説します。殻つきぎんなんの下ごしらえの方法に加え、串焼きや茶碗蒸し、炊き込みごはんなど、ぎんなんを使った絶品レシピもご紹介します。ぜひチェックしてみてくださいね。

  • 目次
  • ぎんなんとは?
  • ぎんなんの食べ過ぎには注意!
  • ぎんなんの下ごしらえの方法
  • 銀杏の炒り方
  • 電子レンジでの銀杏の下ごしらえ
  • 銀杏の殻の割り方/薄皮のむき方
  • ぎんなんを使った絶品レシピ
  • 銀杏とえびの串焼き

ぎんなんとは?

ぎんなんはイチョウの木になる実から採れます。普段食べているぎんなんは、この実の中心にある部分のことで、外側は食用には向きません。

イチョウは「生きた化石」といわれるほど古代からある樹木で、雄の木と雌の木があり、雌の木だけが秋に実をつけます。実は黄色で、さくらんぼを少し大きくしたくらいのサイズですが、非常に匂いが強いのが特徴です。実の外側には外種皮と呼ばれるやわらかい果肉のような部分があり、それを取り除くと中種皮と呼ばれる固い殻が出てきます。ぎんなんとして食べられているのは、その殻に包まれた核の中にある「仁」という部分です。

ぎんなんは9月から11月半ば頃に旬を迎え、秋の味覚として親しまれてきました。ねっとりとした食感やほのかな苦味や甘みなど、特有の風味が特徴です。茶碗蒸しや炊き込みごはんのアクセント、炒め物や揚げ物、甘露煮など、和食を中心に幅広く用いられており、一粒加えるだけで秋らしさをプラスすることができますよ。

ぎんなんの食べ過ぎには注意!

もっちりとした食感がクセになるぎんなんですが、食べ過ぎは禁物です。ぎんなんを食べ過ぎると中毒を起こすことがあります。嘔吐やけいれんなどの症状が起きることもあるので、大量に食べるのは避けましょう。特にお子様には注意が必要です。

※参照:「日本中毒情報センター」

ぎんなんの下ごしらえの方法

スーパーなどで売られているぎんなんの多くは殻つきの状態なので、下ごしらえが必要です。ここではフライパンや電子レンジを使った下ごしらえの方法をご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

銀杏の炒り方

殻を割ったぎんなんをフライパンに入れ、転がしながら10分ほど加熱する方法です。フライパンで炒ると香ばしく仕上がります。じっくりと加熱したぎんなんはもっちりとした食感で、塩を振って食べると絶品!ビールのお供にもぴったりなので、ぜひ作ってみてくださいね。

電子レンジでの銀杏の下ごしらえ

電子レンジを使うとお手軽にぎんなんの下ごしらえができます。ぎんなんの殻を割って、封をしたクッキングシートに包んで加熱するだけ。加熱時間は40秒ほどと、時短なのもうれしいですね。加熱しすぎると固い食感になってしまうので、加熱時間を守るのがおいしく作るポイントです。

※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。 様子を確認しながら完全に火が通るまで、必要に応じて加熱時間を調整しながら加熱してください。

銀杏の殻の割り方/薄皮のむき方

ぎんなんの殻を割る際は、下にタオルなどを敷いて固定するのがポイント。少し尖ったつなぎ目の部分を上にしてトンカチで叩くと上手に割れますよ。水につけてふやかすことで薄皮もむきやすくなります。指先に注意しながら作業してみてくださいね。

ぎんなんを使った絶品レシピ

ぎんなんの特徴や食べ方がわかったところで、ここからはぎんなんを使った絶品レシピをご紹介します。主食や副菜など幅広いメニューをピックアップしているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

銀杏とえびの串焼き

おつまみにぴったり!見た目も華やかなぎんなんとえびの串焼きのご紹介です。ほんのり焼き色がつくまで焼きいた、香ばしい風味がたまらない一品。プリプリのエビとホクホクのぎんなんの食感の違いが楽しめます。お酒のおつまみにもぴったりの味わいですよ。ぜひ作ってみてくださいね。

銀杏たっぷり かまぼことしいたけの茶碗蒸し

ぎんなんをたっぷりと加えたかまぼことしいたけの茶碗蒸しはいかがでしょうか。味つけは白だしと塩のみですが、かまぼこやしいたけの旨味が染み出て、風味豊かなおいしさです。もっちりとした食感のぎんなんもゴロゴロ入って具だくさんなので、ボリュームのある副菜がほしいときにもぴったりですよ。

※今回は水滴が下に垂れないようにするために蓋にさらしを巻いています。ガス火で作る場合はさらしが下に垂れると引火の恐れがあるので、結ぶなど工夫して垂れないようにしてください。また蒸し器の底から火がはみ出さないようにし、加熱中は目を離さないようご注意ください。

ぎんなんとキノコの炊き込みごはん

今日の夕飯に、ぎんなんとキノコの炊き込みごはんを作ってみませんか?香りのよいぎんなんに、しめじやエリンギ、しいたけなど旨味たっぷりのキノコをふんだんに使ったレシピです。しょうゆベースのやさしい味わいで、お箸が止まらなくなりますよ。とても簡単にお作りいただけるので、ぜひお試しくださいね。

さつまいもと秋野菜たっぷりの甘酢あん

今夜のおかずに、さつまいもや栗、ぎんなんなど秋の味覚をたっぷり取り入れた甘酢あんを作ってみましょう。野菜にケチャップベースの甘酸っぱいタレが絡み、ごはんが進む味つけです。シャキシャキのレンコンやねっとりしたぎんなん、ホクホクのさつまいもと栗など、素材ごとの歯ごたえが楽しめますよ。

銀杏としめじのみそ汁

秋の味覚、ぎんなんとしめじをみそ汁に入れた季節感たっぷりの一品をご紹介します。ぎんなん特有のほのかな甘みや苦味と、しめじの旨味が好相性。ぎんなんは水煮を使っているので、下ごしらえ要らずで簡単にお作りいただけますよ。いつもとひと味違うぎんなんの食べ方をしてみたいときに、ぜひお試しくださいね。

ぎんなんを使って料理をさらに風味豊かに!

いかがでしたか?秋の味覚であるぎんなんの特徴や食べ方に加え、ぎんなんを使った絶品メニューなどをご紹介しました。ぎんなんの下ごしらえには少し手間がかかりますが、特有の食感や風味がアクセントになり、いつもの料理がさらに風味豊かに仕上がりますよ。今回ご紹介したレシピも参考にして、ぎんなんを活用してみてくださいね。

クラシルでは、ほかにもぎんなんを使ったレシピをご紹介しています。そちらもぜひ参考にしてみてくださいね。

※20歳未満の飲酒はやめましょう。

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