2022.8.3

「カルダモン」とは?特徴や使い方を解説!

甘くエキゾチックなのに清涼感のある、複雑な香りが魅力の「カルダモン」。スパイスの女王とも呼ばれる、カルダモンの種子から作られるスパイスです。カレーやスイーツなどに使われますが、どのような特徴があるのでしょうか。今回は、そんなカルダモンについて詳しく解説。記事後半ではおすすめレシピもご紹介していますよ!

カルダモンとは

「カルダモン」とは、インドやインドネシア、スリランカが原産のショウガ科に属する多年草のことで、日本では「ショウズク」とも呼ばれています。

スパイスとして使われるのはカルダモンの種子で、甘くエキゾチックでありながらも清涼感のある香りと、ピリッと刺激的な辛みが特徴です。カルダモン特有のさわやかで上品な風味への評価は高く「香りの王様」、また「スパイスの女王」とも呼ばれているんですよ。

そんなカルダモンの歴史は古く、原産地であるインド付近では紀元前から香辛料や医薬品として、また、古代エジプトでは儀式用のお香として使われていたのだそうです。

現在はインドやマレーシア、スリランカ、南米グァテマラなど温暖な地域で栽培されており、日本を含め世界中で親しまれています。しかし、栽培が難しいことから、近年は価格が高騰しているようです。

カルダモンの種類

カルダモンには、いくつかの種類が存在しますが、大きく分けると二種類に分類されるようです。以下でそれぞれの特徴を確認してみましょう。

■グリーンカルダモン

日本のスーパーなどでよく見かける品種です。個体差はありますが、薄緑色をした1cmほどのさやの中に小さく黒い種子が10〜20粒ほど入っています。この種子が清涼感のある強い香りを放つため、香りを活かしたい場合はホールを使うのがおすすめです。ちなみに、このグリーンカルダモンを二酸化硫黄で漂白した「ホワイトカルダモン」と呼ばれるものもあり、見た目がよいとされていますが日本ではほとんど流通していません。

■ブラックカルダモン(ブラウンカルダモン)

ネパールやインドなど一部の地域で栽培されている品種で、2cm以上あるさやの中に種子が約40~50粒も入っていることから「ビッグカルダモン」、グリーンカルダモンよりもスモーキーな風味を有するため「ワイルドカルダモン」と呼ばれることもあります。ホワイトカルダモンと同じく日本では希少なため、見かけることは少ないですが、インド周辺ではカレーやビリヤニなどに使われています。

カレーだけじゃない?カルダモンの使い方

カルダモンは、辛いものから甘いものまで幅広いお料理に使える、とても扱いやすいスパイスです。

特にインドや北欧では普段の料理に欠かせないスパイスとして重宝されており、食後や飲酒後のお口直しに、カルダモンを噛む習慣もあるんですよ。

以下、カルダモンの使い方や地域ごとに違う楽しみ方などをまとめましたので、参考にしてみてくださいね。

■カレー

カルダモンは、カレーには欠かせないスパイスのひとつです。カレーに加えることで一気に香りが華やかになりますよ。さまざまな種類のスパイスをミックスしたカレー作りの定番スパイス「ガラムマサラ」にもメインスパイスとして含まれていて、最近日本でも人気のあるビリヤニなど、さまざまなインド料理で使われています。

■チャイ、コーヒー

スパイスを茶葉と一緒に煮出して作るチャイにももちろん、カルダモンが使われます。一般的には砂糖を入れて甘めに仕上げますが、カルダモンの爽やかで上品な香りやほかのスパイスの香りが鼻に抜け、飽きることなく楽しめますよ。また、サウジアラビアなどのアラブ諸国ではおもてなし用のドリンクとして、カルダモンで香りづけをしたコーヒーもよく飲まれているそうです。

■カルダモンロール、セムラ

カルダモンは、スウェーデンやフィンランド、ノルウェーといった北欧でも愛されているスパイスです。さまざまなパンやスイーツで使われていますが、なかでもスウェーデンで一番ポピュラーなのが「カルダモンロール」といわれる菓子パン。カルダモンをたっぷりと練り込んだ生地は焼いているうちから爽やかな香りが漂い、一口食べれば一気にカルダモンの風味と香りが広がります。また、スウェーデンの伝統菓子である「セムラ」にもカルダモンが欠かせません。

このように、カレーなどの煮込み料理はもちろん、肉や魚料理の臭み消し、パン、スイーツ、チャイやコーヒーの風味づけなど、カルダモンの使い方はさまざま。最近では、カルダモンをお酒に漬けたリキュールなども誕生するなど、新しい楽しみ方も増えてきています。

肉や魚に漬け込んで焼いたり、ピクルスを漬けるときに加えるなど、さまざまな使い方ができるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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