最終更新日 2022.7.19

「かやくご飯」ってどんなご飯?特徴について解説!

「かやくご飯」を知っていますか?よく知っている方も、わからない方もいるかもしれません。実は、関東で五目ご飯や炊き込みご飯と呼ばれているものが、関西ではかやくご飯と呼ばれているんです。今回は、かやくご飯の特徴や、炊き込みご飯のおすすめレシピをご紹介します。ぜひ最後までご覧くださいね。

かやくご飯とは?

「かやくご飯」とは、ごぼうや油揚げ、肉などの具材を加えて炊きこんだご飯のことです。これは、全国的には炊き込みご飯や五目ご飯と呼ばれることが多いのですが、関西ではかやくご飯と呼びます。

「かやく」というと「火薬」をイメージする方が多いかもしれませんが、かやくご飯のかやくは、漢字で「加薬」と書き、「五目ご飯やうどんなどに入れる具 」という意味があります。これは、漢方の考え方で、主成分を補助するための薬を加薬と呼ぶことに由来しており、薬問屋が多く集まっていた大阪で、名付けられたそうです。

かやくご飯は冷めてもおいしいことや、具材がたくさん入っているためおかずがなくてもおいしく食べられること、冷蔵庫の残り野菜などを使えるので食材を無駄にしないなど、メリットがたくさんあります。これらのことから、合理的な考えを好む傾向のある大阪の人々に好かれやすく、愛される料理となったといわれています。

かやくご飯は日本五大銘飯の一つ!

昭和14年に宮内庁が行った「全国郷土料理調査」で、5つのご飯料理を日本の代表的な郷土料理に選出し、「日本五大銘飯」としました。実は、かやくご飯はそのうちの一つなんです!そのほかの4つのご飯料理を以下でご紹介するので、見てみましょう。

■深川めし(東京都)
あさりとねぎをみそで煮込んだものを熱々のご飯にかけて食べる料理です。江戸時代に深川地区の漁師たちが、深川名物のあさりを使って作っていたもので、手早く作れるので仕事の合間に食べるのにぴったりだったとか。深川めしというと、あさりの炊き込みご飯をイメージする方も多いかもしれませんが、これは、大工さんなどの職人さんがお弁当として持ち運びがしやすいように考案されたものだそうですよ。

■サヨリめし(岐阜県)
サヨリめしという名前ではありますが、サヨリではなくサンマを使った炊き込みご飯です。海がない岐阜では、魚の名前をあまり細かく分類しておらず、サンマもサヨリも細長い体をしていてよく似ているので、サンマを使っていてもサヨリめしと呼ぶようになったといわれています。昔は新鮮な魚を手に入れづらかったため、塩漬けにしたサンマでサヨリめしを作っていたそうですが、現在では生のサンマや焼いたサンマを使っているそうですよ。

■うずめめし(島根県)
一見、わさびを添えただし茶漬けのように見えますが、ごはんの下に野菜や鯛、肉などの具材が隠れています。うずめめしの起源には諸説ありますが、質素な食事に見せかけるためとか、粗末な具材を使ったときにそれを隠すためであるなどといわれています。また、食べるときに伏し目がちにするために具をごはんでうずめたことからうずめめしと呼ばれるようになったそうです。

■忠七めし(埼玉県)
温かいごはんに海苔をのせ、わさびやゆず、さらしねぎなどを薬味として、かつおだしが効いたつゆをかけて食べるのが忠七めしです。剣・禅・書の達人であった山岡鉄舟がよく立ち寄っていた埼玉県小川町の割烹旅館の当時の当主・八木忠七に「調理に禅味を盛れ」と頼み、剣をわさび、禅を海苔、書をゆずで表現したことから生まれた料理だとか。

炊き込みご飯のおすすめレシピをご紹介!

かやくご飯は炊き込みご飯と同じものを指すので、具材もさまざまです。ごぼうやにんじんなどの野菜、肉や魚介類、油揚げや椎茸など、使う具材によっていろいろなおいしさを楽しめます。ここでは、バリエーション豊かな炊き込みご飯のレシピをご紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね。

しめじとごぼうの炊き込みごはん

まずは定番具材で!しめじとごぼうの炊き込みごはんをご紹介します。しめじの旨味とごぼうの風味がごはんによく染み込み、とってもおいしいですよ。ジューシーな油揚げでコクもプラスされ、満足感もアップします。お好みの具材を使ってアレンジしてみるのもおすすめですよ。

舞茸とひらたけの炊き込みごはん

風味豊かな、舞茸とひらたけの炊き込みごはんはいかがでしょうか。今回は、まいたけとひらたけ、しいたけを使いました。きのこの旨味が口の中に広がり、箸がどんどん進むおいしさですよ。ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

ひじきと大豆の炊き込みごはん

ボリュームたっぷり!ひじきと大豆の炊き込みごはんのご紹介です。ひじきとちりめんじゃこの旨味がごはんによく合い、とってもおいしいですよ。ちりめんじゃこや大豆の程よい歯ごたえもあり、食べごたえも抜群!ぜひ作ってみてくださいね。

ごぼうたっぷり 鶏ごぼうの炊込みごはん

鶏肉の旨味がたっぷり!鶏ごぼうの炊き込みごはんを作ってみましょう。鶏もも肉の旨味とごぼうの風味が相性抜群で、何度でも食べたくなるおいしさですよ。具材がたっぷり入っているので、これ一品でおかずも食べているような満足感!ぜひお試しくださいね。

タケノコと油揚げの炊き込みごはん

やさしい味わいの、タケノコと油揚げの炊き込みごはんをご紹介します。素材のおいしさを活かしたほっこりとするような味わいですよ。タケノコは水煮を使うので、下処理の手間がかからずとってもお手軽!おにぎりにしてもおいしいので、ぜひ作ってみてくださいね。

塩昆布ときのこの炊き込みごはん

きのこの香りがふわっと広がる「塩昆布ときのこの炊き込みごはん」もおすすめの一品です。きのこの旨味に塩昆布の旨味が加わり、どんどん食べ進められるおいしさですよ。とっても簡単にお作りいただけるので、今晩の夕飯の主役にしてみるのはいかがでしょうか。

サンマの缶詰めで簡単炊き込みごはん

缶詰を利用した、サンマの炊き込みごはんを作ってみましょう。サンマの蒲焼きの缶詰の汁まで使うので、サンマのおいしさがごはんにたっぷり染みています。蒲焼きの味つけは商品ごとに異なるので、使う缶詰に合わせて調味料の量を調節してみてくださいね。

包丁なし 焼鳥の缶詰とコーンの炊き込みご飯

甘辛味でお子様にも食べやすい!焼鳥の缶詰とコーンの炊き込みご飯をご紹介します。甘いコーンと甘辛い焼鳥のタレがごはんによく合い、やみつきになりそうなおいしさです。包丁を使わず少ない材料で手軽に作れるので、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

ベーコンとごぼうの炊き込みご飯

クセになる味わい!ベーコンとごぼうの炊き込みご飯のご紹介です。ベーコンとごぼうの組み合わせは意外に感じる方もいるかもしれませんが、とってもよく合うんですよ。最後に加えるバターでコクがプラスされ、箸が止まらないおいしさです。ぜひ挑戦してみてくださいね。

いろいろなかやくご飯を作ってみよう!

今回は、かやくご飯の特徴や由来について解説し、さまざまな炊き込みご飯のレシピもご紹介しました。一品でごはんといろいろな具材も食べられるかやくご飯は、おかずの役割も兼ねることができ、忙しいときにもおすすめのメニューです。

クラシルでは、さまざまな炊き込みご飯のレシピをほかにもご紹介しています。そちらも、ぜひ参考にしてみてください。

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