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ピリッと爽やかな「クレソン」の特徴やおいしいクレソンの選び方、食べ方について解説!

ピリッと爽やかな「クレソン」の特徴やおいしいクレソンの選び方、食べ方について解説!

ピリッとした辛味と爽やかな香りが特徴の「クレソン」。肉料理の添え物としてよく見かけますが、その使い方だけではもったいない!今回は、クレソンの特徴や栄養価、さまざまな食べ方を解説します。葉も茎もおいしく食べられるレシピも紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね。

  • 目次
  • 「クレソン」とは
  • クレソンの主な産地と旬の季節
  • クレソンの栄養価をご紹介
  • おいしいクレソンの選び方
  • クレソンのおいしい食べ方
  • クレソンの活用レシピ
  • 使い方いろいろ!クレソンを日々の食卓に取り入れよう

「クレソン」とは

クレソンとは、アブラナ科の多年草でヨーロッパが原産の水生植物です。日本には明治時代に持ち込まれたと言われています。大根に似た爽やかでピリッとした辛味と独特の風味を持ち、ハンバーグやステーキなど、肉料理の添え物としてよく使われます。

その辛味成分「シニグリン」は、わさびにも含まれる抗酸化成分で、別名「オランダカラシ」とも呼ばれています。爽やかな風味が肉の脂っぽさを和らげるため、肉料理にぴったりです。

クレソンの主な産地と旬の季節

クレソンの主な産地は山梨、栃木、沖縄で、野生のクレソンの旬は春の3〜5月です。この時期のクレソンは色鮮やかでやわらかく、サラダなど生で食べるのにぴったりです。旬を過ぎると茎が太くなり、固くなりますが、その場合は炒め物などで加熱するとおいしくいただけます。市場に出回っているクレソンはほとんどが栽培物で、スーパーでは季節を問わず1年中おいしいクレソンを手に入れることができます。

クレソンの栄養価をご紹介

付け合わせ野菜としてのイメージが強いクレソンですが、実は栄養素も豊富に含まれているんです。以下でチェックしてみましょう。

クレソン100gあたりの栄養価はこちらです。

栄養素 数値
エネルギー 13kcal
たんぱく質 2.1g
脂質 0.1g
炭水化物 2.5g
β‐カロテン当量 2700μg
葉酸 150μg
ビタミンC 26mg
食物繊維 2.5g
※参照:「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」

おいしいクレソンの選び方

おいしいクレソンを選ぶポイントは大きく分けて4つ。ポイントをおさえておいしいクレソンを選んでみてくださいね。

茎がまっすぐ伸びている

クレソンは、茎がまっすぐと伸びているものを選ぶのがおすすめです。茎が曲がっているものは収穫から時間が経っている可能性があります。

節が短く葉が密生している

葉と葉の間隔が短く、葉がみっちりと密生しているものを選ぶようにしましょう。

葉が濃い緑色でハリがあり、みずみずしい

葉が濃い緑色をしていて張りがありみずみずしいものは、収穫してからあまり時間が経っていない新鮮な証拠です。しんなりしていたり、葉が黄色くなっているものは避けてくださいね。

香りが強い

クレソン特有の香りを強く感じるものも新鮮な証拠です。おいしいクレソンを選ぶ際は香りもチェックしてみてくださいね。

クレソンのおいしい食べ方

クレソンは生で食べても、加熱してもおいしさが引き立ち、さまざまな料理に活用できます。今回は、クレソンをよりおいしく楽しむための食べ方を、葉と茎それぞれに合わせた調理法を交えてご紹介します。

肉料理の付け合わせやサラダで

旬のクレソンや栽培物のクレソンは、生で食べるのが特におすすめです!独特の辛味と爽やかな風味が、肉料理の付け合わせや箸休めとしてぴったり。お好みの大きさに切ってサラダに加えると、芳醇な香りとシャキシャキした食感が楽しめます。

炒め物やスープで

クレソンはサラダだけでなく、炒め物やスープにも活用できます。ソテーにして炒めたり、スープや鍋の具材として加えると、また違ったおいしさが引き立ちます。ただし、長時間加熱すると食感が失われるので、短時間でサッと調理するのがポイントです。

クレソンの葉と茎の食べ方

クレソンは葉と茎で食べ方が異なります。葉はやわらかく、生で食べるのに向いています。茎はシャキシャキとした食感が特徴で、サラダに加えるとおいしいですよ。加熱する場合は、食感が残るように調理するのがコツです。また、クレソンにはひげ根がついているので、食べる前にひげ根を切り落としてから調理してくださいね。

クレソンの活用レシピ

クレソンの選び方や食べ方がわかったところで、ここからはクレソンの絶品レシピをご紹介します。

クレソンとハムのシーザーサラダ

クレソンのおいしさを楽しむなら、サラダにするのがおすすめです!このレシピでは、ハムやミニトマトと合わせてシーザーサラダにしました。マヨネーズや粉チーズを混ぜ合わせたドレッシングは、クリーミーでコクがありつつも、牛乳やレモン汁も加えているのでさっぱりとした味わいで、ピリッとした風味のクレソンによく合いますよ!まずはこちらのレシピから試してみてくださいね。

クレソンとサーモンアボカドの和風和え

洋食に添えられることの多いクレソンですが、和風の味つけでもおいしくいただけます。爽やかな味わいのクレソンは濃厚な食材と相性抜群!サーモンやアボカドと一緒に和えるだけで、箸が止まらなくなるおいしい一品が完成しますよ。甘めの和風タレが食材に絡んで、ごはんもお酒も進みます。切って和えるだけの簡単レシピなので、ぜひ日々の献立に取り入れてみてくださいね。

クレソンとカッテージチーズの塩昆布和え

続いても和風の味つけで楽しむ和え物のご紹介です。このレシピでは、クレソンにカッテージチーズと塩昆布を合わせて、ワインにも日本酒にも合う一品に仕上げました。使う食材はあっさりとしたものばかりですが、ごま油で和えるのでコクもしっかりと感じられます。わさびのピリッとした風味がクレソンとよく合い、箸がどんどん進みますよ!今夜の晩酌のお供に作ってみてはいかがでしょうか。

クレソンの落としたまごスープ

クレソンが余っていたらスープに入れてみませんか。卵やコンソメ顆粒など、おうちによくある材料で作れるので覚えておくととても便利ですよ!クレソンのほろ苦い風味がまろやかな卵とよく合い、ほっこりやさしい味わいで朝食にもおすすめの一品です。

クレソンと牛薄切り肉のオイスターソース炒め

相性抜群の牛肉とクレソンをオイスターソースで炒めました。旨味たっぷりの牛肉に爽やかな風味のクレソンは鉄板の組み合わせ!コクがありつつもさっぱりといただける、定番メニューに加えていただきたい一品です。調味料は事前に合わせてから味つけできるので、簡単にお作りいただけますよ。クレソンを入れることで彩りよく仕上がるのもうれしいポイントです。

クレソンの餃子

ニラの代わりにクレソンを使って、爽やかな味わいの餃子を作ってみませんか。ニラをクレソンに代える以外は、材料も一般的な餃子と同じなのでチャレンジしやすいですよ!最後にキュッと絞るレモンとクレソンのほんのりとした苦味で、さっぱりいただけます。ワインのおつまみにもおすすめの一品です。

牛肉とクレソンのチャーハン

チャーハンのレパートリーを増やしたい方は、ぜひこちらのレシピを試してみてはいかがでしょうか。相性のよい牛肉とクレソンを具材にコクがありながらもさっぱりとした味わいのチャーハンに仕上げました。黒こしょうのキリッとした辛味もアクセントになっていて、最後までおいしくいただけますよ!クレソンの爽やかな苦味とレモンの酸味が牛肉の旨味を引き立てる、暑い季節にもおすすめの一品です。

クレソンガーリックライスでステーキ丼

ボリューム満点!ステーキ肉をガーリックライスにのせた贅沢な丼のご紹介です。バターとニンニクの風味をまとったガーリックライスにクレソンのピリッとした風味がよく合い絶品!牛肉の旨味やたまねぎドレッシングとのバランスも絶妙で、やみつき必至のおいしさですよ。ガッツリ食べたいときにぜひ試してみてくださいね。

タラとクレソンのまぜごはん

和風の味つけにすることの多い混ぜごはんですが、たまには洋風で楽しむのもおすすめです!このレシピではたらとクレソンを使って、淡白でありながらも旨味たっぷりに仕上げました。バターのコクとクレソンの爽やかな風味がたらのおいしさを引き立てます。普段の献立にはもちろん、おもてなしにもおすすめなので、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

クレソンと鮭フレークのクリームパスタ

クレソンはクリームパスタとも相性抜群の食材です!濃厚な味わいですが、クレソンのピリッとした辛味とシャキシャキとした食感がアクセントになっていて、爽やかさも感じられます。鮭フレークを使うことで、簡単に旨味のある一品を作れるのもうれしいですね。クレソンの緑が鮮やかで食卓もぱっと明るくなる、覚えておくと便利なレシピですよ。

使い方いろいろ!クレソンを日々の食卓に取り入れよう

今回はクレソンの特徴のほか、おすすめのレシピをご紹介しました。添え物のイメージが強いクレソンですが、和え物や炒め物、混ぜごはん、パスタなどにも幅広く活躍する魅力的な野菜です。今まで使ったことがないという方も興味をお持ちいただけたのではないでしょうか。ぜひ、クレソンを日々の食卓に取り入れて、爽やかな風味をお楽しみくださいね!

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