「こごみ」をご存知ですか?アクが少なく、くるっとした可愛いらしい形をした春の山菜です。今回はそんなこごみを使ったおすすめレシピをご紹介します。和え物や天ぷらのほか、豚肉を合わせた炒め物など、定番からアレンジ料理までピックアップしました。アク抜き方法の動画も合わせてチェックしてみてくださいね。
春を感じる山菜「こごみ」を使ったおすすめレシピと下処理方法を動画でご紹介

- 目次
- こごみってどんな山菜?
- こごみの下処理方法
- 春の味覚「こごみ」を使ったおいしいレシピ
- こごみを食べて春を味わおう!
こごみってどんな山菜?
レシピの前に、まずはこごみがどのような山菜なのかチェックしてみましょう。正式名称を「クサソテツ」と言うこごみは、綺麗な緑色をした山菜の一種です。わらびやぜんまいのような形をしていますが、アクが少なくとっても食べやすいんですよ。
こごみは成長が早く、食べられるのは先端がくるくる巻いている若芽の時だけ。この時期を逃したら、次に味わえるのは一年後になってしまうという旬の短い山菜なんです。こごみが手に入ったら、ぜひさまざまな食べ方で味わってみてくださいね!
💡ワンポイント豆知識
実は「こごみ」は、クサソテツの若芽のときだけその名で呼ばれます。うずまき状になった先端が、丸くかがんだ(こごんだ)ように見える様子から名付けられたのだとか。
こごみの下処理方法
山菜の中ではアクの少ないこごみですが、やはりアク抜きをすることでよりおいしく食べられます。以下の動画でアク抜き方法をチェックしておきましょう。
こごみのアク抜き
くるくる巻いている先端は汚れがたまりやすい部分です。折れないようにやさしく伸ばしながら水をはったボウルなどで洗ってくださいね。
春の味覚「こごみ」を使ったおいしいレシピ
それでは、お待ちかねの「こごみ」を使ったおすすめレシピをご紹介します。天ぷらや和え物といった定番はもちろん、クリームチーズを使ったアレンジ和え物、風味豊かな炒め物まで、さまざままなレシピをピックアップしているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
春の山菜といえばこれ!ふきのとうとこごみの天ぷら
まずは定番の天ぷらから。春の味覚を存分に楽しめるように、同じく山菜のふきのとうと合わせました。シャキッとしたこごみとほくほくのふきのとうの食感の違いも魅力です。山菜特有のほろ苦い味わいにお箸もお酒もどんどん進みますよ!
☝️クラシルシェフのコツとアレンジポイント
卵、水、薄力粉は冷蔵庫で冷やしておくことがポイントです!冷やした天ぷらの衣を使うと綺麗に仕上がります。天ぷらのように高温で揚げる料理であればアク抜きをしなくてもおいしく食べられるので、ぜひ試してみてくださいね。
山椒塩で 山菜の天ぷら
続いても天ぷらのレシピですが、こちらはより爽やかに山椒塩をつけていただきます。こごみ、たらの芽、あさつきはそれぞれ形に特徴があり、天ぷらにして盛り付けることで見た目から春を感じることができますよ。辛いものがお好みの方は、ぜひこの食べ方で山菜をお楽しみくださいね。
こごみのごま和え
こごみ本来のおいしさを楽しめるごま和えを作ってみましょう。ゆでたこごみをたっぷりの白すりごまとしょうゆ、砂糖を混ぜ合わせた和え衣で和えるだけとシンプルですが、風味豊かで箸がどんどん進みますよ。シャキシャキとした食感も心地よい、春の食卓にぴったりな一品です。
こごみとたけのこのツナマヨ和え
こごみに春の味覚の代表格「たけのこ」を組み合わせた、旬の時期だからこそ楽しめる和え物のレシピです。ツナマヨネーズで和えることで、こごみの苦みも和らぎ、とても食べやすい一品に仕上がっています。こりこりとしたこごみとシャキシャキとしたたけのこの食感もお楽しみください。
こごみのクリームチーズ和え
こごみをいつもと違う食べ方で楽しみたいときは、こちらのレシピがおすすめ!こごみを濃厚なクリームチーズで和えました。鮭フレークで旨みをプラスしているので、味つけはしょうゆのみ。日本酒にはもちろんワインにもよく合う覚えておきたいアレンジレシピです。
鯛と和野菜のごま酢がけ
こごみやたらの芽などの山菜にタイを合わせて、旬の味覚を楽しめる一皿に仕上げました。淡白でありながらも旨みのあるタイに、山菜の爽やかな苦味と香ばしくコクのあるごま酢ダレが相性抜群!お酒のお供やおもてなしにもおすすめなので、レパートリーに加えてみてはいかがでしょうか。
さっぱりおいしい こごみと柑橘のマヨポンサラダ
こごみは和え物やお浸しにすることが多いですが、サラダにしてもおいしく食べられます。このレシピではキャベツやエビ、甘夏を合わせて、味も見た目もさわやかに仕上げました。甘夏以外の食材は湯通しするので、味がぼやけないようにしっかりと水気を絞ってから和えましょう。
こごみと豚バラのゆず胡椒炒め
油と相性がよいこごみと豚バラ肉、まいたけを一緒に炒めました。こごみは下茹でせずに炒めるので、程よい食感とほんのりとした苦味を楽しめます。豚バラ肉の旨み、まいたけの風味、こごみの苦み、ゆず胡椒の辛味、すべての味わいが絶妙にマッチした一品です。
☝️クラシルシェフのコツとポイント
ゆず胡椒は火を通しすぎるとせっかくの風味が飛んでしまうので、仕上げに加えて味をなじませたら、すぐに火から下ろしましょう。
こごみを食べて春を味わおう!
今回は、春の味覚「こごみ」を使ったレシピをご紹介しました。ほろ苦い味わいとシャキッとした食感が魅力のこごみは、春の短い期間にしか食べられない貴重な山菜です。こごみが手に入った際は、ぜひ今回ご紹介したレシピを参考にしていただき、さまざまな食べ方で味わってみてくださいね!
