最終更新日 2024.2.27

春野菜には何がある?それぞれの特徴と春を感じる絶品レシピをご紹介!

春野菜には何がある?それぞれの特徴と春を感じる絶品レシピをご紹介!

寒い冬の終わりが見えてくると、「春野菜」を使った天ぷらや炊き込みごはんなどのメニューをよく見かけるようになりますよね。春に旬を迎える野菜や山菜には、どんな種類があるか知っていますか?今回は、春野菜の種類や特徴について解説します。記事の後半でご紹介する、春野菜を使ったおすすめレシピも必見ですよ!

  • 目次
  • 春野菜の特徴とは?
  • 春野菜には何がある?
  • 菜の花
  • 春キャベツ
  • アスパラガス
  • 新じゃが
  • 新玉ねぎ
  • たけのこ

春野菜の特徴とは?

「春野菜」とは、春に旬の時期を迎え、収穫される野菜のこと。鮮やかな緑色をしているものが多く、特有の苦味がある場合も多いです。春野菜がもつ苦味は、植物性の「アルカロイド」という成分で、春野菜自身が動物や昆虫から身を守るためにあるといわれています。このほんのりとした苦味がクセになる味わいで、とってもおいしいですよね。

じゃがいもや玉ねぎ、キャベツなど、一年中出回っている野菜でも、春に採れるものはこの時期ならではの味わいがあり、新じゃがや新玉ねぎ、春キャベツなど、「新」や「春」をつけた名前で呼ばれます。どれも、ほかの時期に収穫されるものと違い、身がやわらかく甘みがあり、みずみずしいのが特徴です。

春野菜には何がある?

春野菜にはどんな種類があるでしょうか。以下でご紹介するので、見てみましょう。

菜の花

菜の花は、花がまだつぼみの状態のときに、つぼみや茎、葉の部分を食べる野菜。ほろ苦さと特有の香りがあるのが特徴です。お店で選ぶときは、花が咲いていなくてつぼみが小さくそろっているものを選ぶといいですよ。

「菜の花」というのは、実は特定の植物の正式名称ではなく、アブラナ科アブラナ属に属するすべての花のことを指します。食用のものでいうと、カブやブロッコリー、なたね、白菜、小松菜、キャベツなどもアブラナ科に含まれるんですよ。

春キャベツ

キャベツは収穫する時期によって、春キャベツや冬キャベツなどと分けて呼ばれることもあります。春キャベツとは秋ごろに種まきをして3~5月に収穫したもののことで、冬キャベツに比べて葉の巻きがゆるく、みずみずしくやわらかい食感が特徴です。サラダなどの生で食べる料理にすると、甘みが感じられておいしいですよ。

アスパラガス

アスパラガスは、キジカクシ科の多年生植物の発芽直後の新芽を食べる野菜です。新芽といっても、種まきから収穫までに2~3年かかります。野菜売り場などでよく見かけるのは緑色のグリーンアスパラガスですが、近年は国内でもホワイトアスパラガスの栽培が増えつつあります。実はどちらも同じ品種で、グリーンアスパラガスは日光に当てて育てているのに対し、ホワイトアスパラガスは日光に当てないよう土をかぶせて育てたものなんですよ。

新じゃが

じゃがいもは一般的には秋に収穫され、春に九州で収穫したものが出回り始めるまでは、それを貯蔵したものを販売しています。これに対して新じゃがいもは、春に収穫されて貯蔵されることなく、すぐに出荷したもの。そのため、皮が薄くてやわらかく、みずみずしい食感を楽しめるのです。また、粒が小さくコロコロとしたものが多いという特徴もあります。水分が多く保存がききにくいので、買ったら早めに食べ切るようにしましょう。

新玉ねぎ

玉ねぎには黄玉ねぎや白玉ねぎ、赤玉ねぎ、小玉ねぎなどの種類があり、それぞれ色や大きさに特徴があります。新玉ねぎは、その中でも黄玉ねぎや白玉ねぎを春に早どりしたもの。さらに、玉ねぎは一般的には収穫後に1か月ほど乾燥させてから出荷しますが、新玉ねぎは収穫後、すぐに出荷します。そのため、みずみずしくて身がやわらかく、辛味が少ないんですよ。

たけのこ

たけのこにはいくつか種類がありますが、一般的によく出回っているのは「孟宗竹(もうそうちく)」という品種。3~5月に旬の時期を迎えます。特有の香りや歯ごたえがあり、煮物や炒め物、炊き込みごはんなど、さまざまな料理によく合います。

セロリ

セロリも3~5月に旬の時期を迎える野菜です。さわやかな香りとシャキシャキとした歯ごたえがあるのが特徴で、サラダの具材として生で食べるのはもちろん、肉料理や魚料理の臭みを消す香味野菜としても使えます。茎が白っぽいものはやわらかく、緑色のものは香りが強いので、お店で選ぶときの参考にしてみてくださいね。

ふきのとう

ふきのとうといえば、雪が解け始めると雪の間から姿を現す様子が印象的で、まさに春の訪れを感じさせる山菜ですよね。ふきのとうとは、キク科フキ属の多年草のつぼみの部分で、花が咲いたあとにふきが出てきます。アクが強いのでアク抜きをしてから調理をする必要がありますが、特有の香りと苦味はクセになるおいしさで、天ぷらやおひたしにぴったりですよ。

春野菜を使ったおすすめレシピをご紹介!

ここからは春野菜を使った料理のおすすめレシピをご紹介します。クセになる味わいの菜の花のナムルや、パパッと作れるセロリとしめじのきんぴらなど、絶品レシピをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。

たけのこと桜海老の炊き込みご飯

たけのこのシャキシャキとした食感がたまらない、炊き込みごはんはいかがでしょうか。下処理のいらないたけのこの水煮や、白だしや顆粒和風だしを使った簡単な味つけで、手軽にお作りいただけます。桜エビの淡いピンク色からも春を感じられる一品ですよ。

まるごとアスパラの肉巻きフライ

食べごたえのある、まるごとアスパラの肉巻きフライをご紹介します。アスパラガスに豚バラ肉をクルクルと巻きつけ、衣をつけて油で揚げました。衣のサクサクとした食感とアスパラガスの歯ごたえがとってもおいしいですよ。

ホタルイカと春キャベツの和風パスタ

お酒も進む味わいの、ホタルイカと春キャベツの和風パスタを作ってみましょう。ホタルイカとキャベツ、パスタにニンニクの香りとバターがよく絡み、食欲をそそる味わいです。お好みの野菜を追加してもおいしいので、ぜひ作ってみてくださいね。

新じゃがいもの甘辛バター醤油炒め

ホクホクでおいしい!新じゃがいもの甘辛バター醤油炒めのご紹介です。ベーコンの旨味とバターのコクで、箸が止まらないおいしさですよ。新じゃがいもを使えば皮ごとおいしく食べられるので、ぜひお試しくださいね。

甘さ引き立つ 新玉ねぎの天ぷら

新玉ねぎの甘さを楽しめる、天ぷらを作ってみましょう。新玉ねぎに天ぷら粉をまぶしてから衣をつけることで、衣がはがれにくくきれいに仕上がりますよ。カレー風味や塩味、昆布茶など、いろいろな味つけによく合います。

簡単止まらない美味しさ 菜の花ナムル

10分で作れる!菜の花ナムルはいかがでしょうか。ニンニクやごま油の香りと、ナンプラーのコクで、やみつきになるおいしさですよ。菜の花をゆでるときは、硬くて火の通りにくい茎の部分からゆでるのがおいしく作るポイントです。ぜひ作ってみてくださいね。

スナップえんどうのふんわり卵とじ

シンプルな味つけでとっても簡単!スナップえんどうのふんわり卵とじをご紹介します。スナップエンドウの甘みとふんわりとした卵のやさしい味わいで、箸休めにもぴったりの一品ですよ。

そら豆とチーズのとろーり揚げ焼きコロッケ

おつまみにもおすすめの、そら豆とチーズのとろーり揚げ焼きコロッケを作ってみましょう。じゃがいものホクホクとした食感とアンチョビの塩気がとってもおいしいですよ。そら豆の鮮やかな黄緑色が春を感じさせる一品です。

ふきとカリカリベーコンのマヨネーズ和え

意外な組み合わせ!ふきとカリカリベーコンのマヨネーズ和えはいかがでしょうか。ふきもベーコンも食感がよく、箸がどんどん進むおいしさですよ。ベーコンの旨味とマヨネーズでとっても食べやすい味わいなので、ふき特有の香りや味が苦手な方にもおすすめです。

セロリとしめじのきんぴら

あと一品のおかずにおすすめ!セロリとしめじのきんぴらをご紹介します。セロリのシャキシャキとした食感と甘辛い味つけで、後引くおいしさ!パパッと作れるので、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

春野菜を献立に取り入れてみよう!

今回は、春野菜の種類や特徴について解説し、春野菜を使ったレシピをご紹介しました。春野菜は鮮やかな緑色をしたものも多いので、食卓が明るくなり、春を迎えるワクワクした気分を引き立てますよね。今回ご紹介したレシピを参考に、目や舌からも春を感じてみてくださいね。

クラシルでは、春野菜を使ったレシピをほかにもたくさんご紹介しています。そちらも、ぜひ参考にしてみてください。

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