最終更新日 2022.6.20

杏仁霜とは?正しい読み方や活用レシピもご紹介!

中華の定番デザートの一つ「杏仁豆腐」を作るには「杏仁霜」という食材が欠かせません。杏仁はアンズの実の中にある種のさらに奥にあり、表面についた殻を取り除いた仁(ジン)を指します。今回はその杏仁を粉末状にして使いやすくした「杏仁霜」にスポットを当てて解説し、おいしいスイーツレシピもご紹介します。

杏仁霜とは

杏仁霜とは、中華料理で人気のデザート「杏仁豆腐」を作るために欠かせない食材の一つ。一般的には「きょうにんそう」と呼ばれますが、あんにんそうと呼ばれることもあるようです。

杏仁の「杏」はアンズ、「仁」は果物の種を表しています。要するに杏仁とは「アンズの実の中にある種」のことなのです。実際には、種のさらに奥にあるかたい殻で覆われた白い実を指しています。

この白い実である仁を粉末状にし、砂糖やコーンスターチ、脱脂粉乳などを加えて使いやすくしたものが「杏仁霜」です。

ちなみに、杏仁には苦味のある品種の「北杏」と甘みが強い「南杏」の2種類があるといわれています。北杏は別名「苦杏仁」と呼ばれ、苦みが強く、漢方薬などに使われます。一方、南杏は「甜杏仁」とも呼ばれる甘みの強い品種です。香りもよく、杏仁豆腐を作る際には主にこの南杏を使用します。

アーモンドパウダーとの違い

香りと風味が豊かな杏仁霜ですが、前述の通り、漢方薬の原料や香辛料として使われることが多く非常に高価なため、高級品として扱われています。

そこで代用品となるのがアーモンドです。アーモンドは、アンズと同じバラ科サクラ属の植物なので、杏仁と似たような風味を持っています。アーモンドは比較的安価ですので、アーモンドパウダーやアーモンドエッセンスを使うことで手軽に杏仁のような風味を楽しむことができるんですよ。

アーモンドパウダーとは、その名の通りアーモンドを粉末状になるまで細かく砕いたもので、主に製菓用として販売されています。クッキーやフィナンシェ、マカロンなど、焼き菓子に使用することが多い食材です。ケーキはしっとり、クッキーはサクサクとした食感に仕上がり、風味豊かな焼き菓子が作れます。

先程触れたとおり、アーモンドは杏仁と似た香りと風味を持っているので、杏仁豆腐を作るときに使われることもありますが、やはり杏仁に比べると風味は劣ります。華やかな風味を楽しみたいときは、杏仁霜を使って作るのがおすすめですよ。

杏仁霜は杏仁豆腐以外にも使えるの?

手軽に杏仁の風味を楽しむことのできる杏仁霜ですが、粉末状になっているのでさまざまな使い方ができます。どのような使い方ができるのか、チェックしてみましょう。

■杏仁豆腐
杏仁霜を使う代表的なスイーツです。杏仁霜を牛乳や生クリーム、豆乳などに入れて加熱し、ゼラチンや寒天などで固めて作ります。

■焼き菓子
杏仁霜は、アーモンドパウダーのようにクッキーや、マフィン、マドレーヌなどの焼き菓子にも使えます。小麦粉と一緒に杏仁霜を混ぜ込んで焼くことで、杏仁の風味を感じる焼き菓子ができあがりますよ。

■ドリンク
杏仁霜の風味を活かして、牛乳、豆乳、紅茶などのドリンクに混ぜて楽しむこともできます。牛乳や豆乳に加えると杏仁豆腐風のドリンクに、紅茶などを加えれば杏仁ミルクティーのようなアレンジドリンクも作ることができます。

杏仁霜は、このようにさまざまな楽しみ方ができますが、細かい粉末状のため牛乳などの水分を一気に加えてしまうとダマになりやすくなります。杏仁豆腐やドリンクを作る際は、少しずつ水分を加えて、溶きのばすようにすることで、ダマになるのを防げますよ。

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