お菓子作りでよく使う「ホイップクリーム」。お店では「生クリーム」と一緒に並べられていますが、どう違うのでしょうか?実は、植物性の原材料が使われているかどうかが大きな違いなんです。今回は、それぞれの特徴についてと、生クリームやホイップクリームを使ったおすすめのお菓子レシピをご紹介します。ぜひ最後までご覧くださいね。
ホイップクリームは生クリームと何が違う!?お菓子レシピもご紹介!

- 目次
- ホイップクリームと生クリームの違いとは?
- ホイップクリームとは?
- 生クリームとは?
- ホイップクリームや生クリームを使ったおすすめレシピをご紹介!
- 手軽に作れる ふるふるコーヒーゼリー
- お家で簡単バナナクレープ
- ひな祭りに いちごのブーケラングドシャ
- ずっしり濃厚基本のガトーショコラ
ホイップクリームと生クリームの違いとは?
ホイップクリームと生クリームは表記や原材料、色や味わいなど、似ているようで実は違いがたくさんあります。それぞれの特徴や使い方を理解しておくと、料理やデザート作りがもっと楽しくなりますよね。では、これからそれぞれの違いを詳しく見ていきましょう!
特徴 | ホイップクリーム | 生クリーム |
---|---|---|
表記 | 種類別:乳又は乳製品を主要原料とする食品 | 種類別:クリーム |
原材料 | 乳脂肪や植物性脂肪に 添加物を加えたもの |
牛乳から乳脂肪を分離したもの 乳脂肪だけのもの |
色 | 真っ白 | 黄味がかった白色 |
味わい | あっさりとしてクセがない | まろやかでコクがありリッチ |
泡立てやすさ | 泡立てに少し時間がかかる、安定しやすい | 泡立ちが早い、固さを調整しづらい |
泡の安定性 | 泡が長持ちし、分離しにくい | 泡立てると分離しやすい |
賞味期限 | 長い(数週間) | 短い(約1週間以内) |
ホイップクリームとは?
ホイップクリームは、主に植物性脂肪や添加物を使って作られた真っ白なクリームです。生クリームと違い、乳脂肪だけでなく、植物性脂肪が加わることで、さっぱりとした味わい。ホイップクリームには添加物(安定剤や乳化剤)も含まれており、泡立ちやすく、長時間泡が安定しやすいです。また、賞味期限が長く、デコレーションやトッピングに便利なのも特徴です。
食品衛生法の規定では、「乳又は乳製品を主要原料とする食品(乳等を主要原料とする食品)」と呼び、原材料の違いによって次の3種類に分類できます。
種類 | 特徴 | |
---|---|---|
1 | 乳脂肪 +安定剤や乳化剤 |
乳脂肪特有のおいしさがあり ホイップしたときの安定性があり、扱いやすい |
2 | 乳脂肪 +植物性脂肪 +安定剤や乳化剤 |
乳脂肪と植物性脂肪の中間ぐらいの味わい 軽い口当たりが特徴。 コンパウンドクリームとも呼ばれます。 |
3 | 植物性脂肪 +安定剤や乳化剤 |
さっぱりとした味わい 賞味期限が長いのが特徴 |
生クリームとは?
生クリームは、牛乳から乳脂肪を分離して取り出したもので、乳脂肪分が18%以上含まれています。この高い乳脂肪が、生クリームのまろやかな風味とコクを生み出し、口溶けのよさが特徴です。生クリームには、乳脂肪の濃度によっていくつかの種類がありますが、基本的には乳そのものの風味が感じられ、リッチで濃厚な味わいを楽しむことができます。生クリームを泡立てるときは、ホイップクリームよりも短時間で泡立ちますが、泡が安定しにくいので、扱いには少しコツが必要です。賞味期限が短い点も、生クリームの特徴のひとつです。
製品ごとに乳脂肪の濃度に違いはあるものの、食品衛生法の規定により【乳脂肪分が18%以上のものだけ】を「クリーム」と呼んでいいことになっています。
ホイップクリームや生クリームを使ったおすすめレシピをご紹介!
ここからは、ホイップクリームや生クリームを使ったおすすめレシピをご紹介します。とってもかわいいブーケラングドシャや、濃厚な味わいのガトーショコラなど、絶品レシピをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。
手軽に作れる ふるふるコーヒーゼリー
暑い日のおやつやデザートにおすすめ!つるんとした口当たりが楽しいコーヒーゼリーを作ってみましょう。ふるふるした食感のコーヒーゼリーに、まろやかなホイップクリームが相性抜群!インスタントコーヒーを使って簡単にお作りいただけるので、ぜひお試しくださいね。
お家で簡単バナナクレープ
皮から手作り!バナナクレープをご紹介します。モチモチのクレープ生地で、バナナやホイップクリームを巻きました。今回はいちごジャムを使用しましたが、ほかのジャムで代用してもおいしくいただけますよ。生地の材料を混ぜ合わせたら、冷蔵庫で20分ほど寝かすのが、薄くてきれいな皮を焼くポイントです。ぜひ挑戦してみてくださいね。
ひな祭りに いちごのブーケラングドシャ
とってもかわいい、いちごのブーケラングドシャはいかがでしょうか。ラングドシャを円錐形に丸め、ホイップクリームやいちごでデコレーションしました。ラングドシャは焼きたてのやわらかいうちに丸めるのがきれいに作るコツですが、火傷にはご注意くださいね。華やかな見た目ながら、意外と簡単にお作りいただけるので、ぜひ作ってみてください。
ずっしり濃厚基本のガトーショコラ
チョコレート好きにはたまらない、濃厚ガトーショコラのご紹介です。トッピングの生クリームは、7分立てくらいのやわらかめに泡立てると、口の中でチョコレートの風味と溶けあい、とってもおいしいですよ。焼きたてはもちろん、冷やしてから食べるとずっしりとしてより濃厚な味わいをお楽しみいただけます。
塩キャラメルとバナナのパフェ
おもてなしスイーツにぴったりの、塩キャラメルとバナナのパフェを作ってみましょう。甘いバナナとほろ苦い塩キャラメルがよく合い、なめらかなクリームとも相性抜群!コーンフレークのサクサクとした食感も楽しく、クセになりそうな一品です。ぜひ挑戦してみてくださいね。
バナナのホワイトロールケーキ
真っ白でおしゃれな、バナナのホワイトロールケーキはいかがでしょうか。卵黄を使わず、卵白だけで作ったケーキの生地は、白くてふわふわの仕上がり!甘い香りのバナナやクリームととってもよく合いますよ。ぜひ作ってみてくださいね。
ホイップクリームと生クリーム、上手に使い分けよう!
今回は、ホイップクリームと生クリームの違いや、おすすめレシピをご紹介しました。それぞれの特徴や、メリットがよくわかりましたね。違いをよく知って、目的に合ったものを上手に使い分けてみましょう。
クラシルでは、ホイップクリームや生クリームを使ったレシピをほかにもご紹介しています。そちらも、ぜひ参考にしてみてください。
