バレンタインにぴったり!簡単に作れる「チョコクッキー」のレシピとクッキーをおいしく作るためのコツや対策をご紹介します。定番のチョコチップクッキーのほか、濃厚なチョコクッキー、ひと手間加えて風味よくしたものなど、アレンジ豊富なレシピをピックアップしました。失敗しやすいポイントも事前にチェックして、挑戦してみてくださいね。
【バレンタインにも!】チョコクッキーの人気レシピと失敗なしでおいしく作るコツをご紹介

- 目次
- 【作る前にチェック!】失敗しやすいポイントと原因
- 食感が固くなってしまう
- 焼いたのに生焼けっぽい
- 生地がだれて広がってしまう
- クッキーが焦げる・焼きムラが出る
- クッキーをおいしく作るコツと対策
- バターは室温に戻し、クリーム状になるまで混ぜる
- 粉類はふるってから加える
【作る前にチェック!】失敗しやすいポイントと原因
一年に一度のバレンタイン。せっかく作るならおいしいスイーツを作ってプレゼントしたいですよね。そこでチョコクッキーのレシピを確認する前にまず、クッキー作りの失敗しやすいポイントやその原因を確認しておきましょう。
失敗例 | 考えられる原因 | |
---|---|---|
クッキーの食感がかた過ぎる | ・バターを室温に戻していない ・バターを溶かし過ぎている ・粉をふるっていない ・生地を混ぜ過ぎている ・レシピ通りの分量で作っていない |
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生焼けになる | ・生地をこねるように混ぜている ・牛乳やバター、卵の量が多過ぎる ・加熱時間が足りていない ・オーブンの温度が低い ・生地を厚くし過ぎている |
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生地がだれる、広がる | ・しっかりと生地を冷やしていない ・オーブンの温度が低い |
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焦げる | ・生地の厚さや大きさが違う ・生地が薄す過ぎる ・オーブンの温度が高い ・焼き時間が長過ぎる |
食感が固くなってしまう
サクサク食感に作りたかったのに焼き上がったクッキーを食べてみるとカッチカチにかたくなってしまうことがありますよね。これにはバターをしっかりと混ぜていないことや生地を混ぜすぎてしまっていることが主な原因です。
クッキーは薄力粉を使って作ることが多いですが、薄力粉は混ぜ過ぎるとグルテンが出てしまいます。この粘りの元であるグルテンによって生地がかたくなってしまうのです。
焼いたのに生焼けっぽい
焼き上がったクッキーの粗熱を取って味見したときになんだか生焼けっぽく感じる場合は、さまざまな原因がありますが主に焼き時間が足りていないかオーブンの温度が低かった可能性があります。
そのほかにも生地を混ぜ過ぎていたり、焼くときに生地が厚過ぎるても生焼けになってしまうことがあるので注意しましょう。また、水分が多過ぎるのも生焼けになる原因です。クッキーは必ずレシピの分量どおりに作ってくださいね。
生地がだれて広がってしまう
高さのあるクッキーを作りたいのにいざ焼いてみると生地が広がってしまった、という経験がある方も多いのではないでしょうか。これは主に生地をしっかりと冷やしていないことが原因です。
またオーブンの予熱をしていなかったり、温度が低いことも生地がだれる原因になります。温度が低いとバターが先に溶けてしまい、生地が流れて広がってしまうのです。
クッキーが焦げる・焼きムラが出る
クッキーが焦げてしまうと悲しい気持ちになりますよね。クッキーが焦げる原因に温度が高過ぎることが挙げられます。また、庫内の熱が全体に行き渡らずに焼きムラができてしまうことも。
とくにチョコクッキーのようなココアパウダーなどを使うクッキーは、見た目だけだと途中で焦げていることにも気付きづらいので注意が必要です。また生地が薄すぎると焦げやすくなるので、レシピに記載されている厚さで作ることをおすすめします。
クッキーをおいしく作るコツと対策
失敗しやすいポイントや原因がわかったところで、ここからはおいしいクッキーを作るコツと対策をご紹介します。事前にチェックしておけば、失敗を防いで理想的なクッキーに仕上がる可能性が高くなるかもしれません。ぜひ参考にしてくださいね。
バターは室温に戻し、クリーム状になるまで混ぜる
バターを室温に戻すことは、おいしいクッキーを作るための大切なポイントです。バターを指で押したときにすんなりと入っていくのが室温になっている目安。電子レンジを使うと溶かしバターになってしまう可能性があるので避けるのがおすすめです。
そして、バターは泡だて器やゴムベラでマヨネーズのようなクリーム状になるまで、しっかりと混ぜましょう。バターに空気を含ませることで、サクサクとした食感のクッキーができあがります。
粉類はふるってから加える
薄力粉やココアパウダーなどの粉類はふるってから入れましょう。ふるわずに入れるとダマができやすくなり、口溶けや口当たりが悪く、かたい食感のクッキーに仕上がってしまう可能性があります。
粉をふるうことでダマをなくせるだけでなく、空気を含めたり、不純物も取り除くことができるので、軽やかな食感のクッキーが仕上がります。
生地は切るように混ぜる
薄力粉を加えたら、切るように混ぜるのがおいしいクッキーを作るための重要なポイントです。練りすぎるとグルテンが出てかたいクッキーになってしまいます。
小さなかたまりができるようにゴムベラを縦にして混ぜ、粉が見えなくなったら捏ねないように生地をまとめてくださいね。
生地を冷蔵庫でしっかりと休ませる
できあがった生地はラップで包んで冷蔵庫に入れて休ませましょう。この工程を怠ると生地がだれやすく、広がってしまい、理想の形に仕上がらなくなります。
とくに型抜きクッキーにしたい場合は、できれば一晩は冷蔵庫で生地を休ませるのがよいとされているようです。
オーブンをしっかりと予熱して焼く
オーブンはレシピに記載されている通りに予熱し、記載されている通りの時間で一度焼いてみましょう。レシピ通りに焼いても生焼けだったり焦げてしまう場合は、オーブンが原因の可能性もあります。オーブンはメーカーごとに個性があるため、ご自宅で使用しているオーブンのクセを知っておくことも大切なポイントです。
オーブン温度計などを使用するとクセもわかりすいのでおすすめですよ。また、オーブンを予熱したら5分くらい待つと庫内の温度が安定します。扉を開けても温度がさがりづらくなるので、予熱が完了してから5分後くらいにクッキーを並べた鉄板を入れるとよいでしょう。
【これぞ王道!】チョコクッキーの定番レシピ
クッキーをおいしく作るコツが確認できたので、ここからはチョコクッキーの基本的なレシピを見ていきましょう!シンプルでサクサク、誰でも作れる定番の味わいが楽しめます。チョコレートの甘さと香りが広がる、まさに王道のクッキーです。ぜひ参考にしてみてくださいね。
簡単 焼きチョコクッキー
とっても簡単に作れる焼きチョコクッキーのレシピです。このレシピの一番の特徴は、なんと言ってもシンプルな作り方。溶かしたミルクチョコレートと薄力粉を混ぜるだけで生地ができるので、初心者さんでも簡単に作ることができますよ。ザクっとした食感で、チョコレートの濃厚な味わいが楽しめます。ぜひ作ってみてくださいね!
簡単 ドロップクッキー
型ぬきの必要なし!素朴な味わいで手が止まらなくなるドロップクッキーはいかがでしょうか?刻んだミルクチョコレートをたっぷり加えた生地を、スプーンを使って丸め、天板に並べてさっくりと焼き上げました。生地は材料を混ぜるだけで作れて、しかも型ぬきいらずで成形も簡単なので、お菓子作り初心者さんにおすすめのレシピです。毎日のおやつにぜひ作ってみてくださいね。
【チョコたっぷり】チョコクッキーレシピ
チョコ好きにはたまらない!チョコチップや板チョコをふんだんに使い、食べるたびに濃厚なチョコの味わいを楽しめます。チョコ好きな方にぜひおすすめしたいレシピです。
板チョコを練りこんだ ダブルチョコレートクッキー
板チョコを1枚とチョコチップを練りこんで作るチョコレートクッキーのレシピです。砂糖は使わず、板チョコの甘さのみで仕上げるので、やさしい味わいのクッキーができあがります。ココアパウダーを使ったものに比べると、ミルクチョコレートのおいしさをダイレクトに味わうことができますよ。ティータイムのお供にぴったりな一品です。
ココアチョコチップクッキー
材料を混ぜて焼くだけ!型抜きも不要のココアチョコチップクッキーのレシピです。チョコチップだけでなくココアを使うことで、クッキー全体にチョコレートの風味がしっかりと広がり、リッチで深いチョコレートの味わいが楽しめます。ざっくりと並べて焼き上げた生地は、無造作で素朴な見た目に仕上がります。毎日のおやつやティータイムにおすすめですよ。
【風味をプラス】チョコクッキーのアレンジレシピ
チョコクッキーにアクセントを加えたレシピを集めました。ピスタチオやナッツ、オレンジピール、ごまなどを加えることで、風味豊かで食感にバリエーションが生まれます。シンプルなチョコクッキーにちょっとした工夫を加えるだけで、ぐっとおしゃれで味わい深いクッキーに仕上がりますよ。
ピスタチオとチョコレートのクッキー
人気のナッツとピスタチオをたっぷり加えたチョコレートのクッキーです。アイスボックスクッキーなので、型ぬきいらずで簡単にお作りいただけます。仕上げにビターチョコレートでコーティングすれば、見た目も味わいも大人っぽい仕上がりに。この最後に加えるひと手間で、一気にグレードが上がりますよ。ぜひ作ってみてくださいね。
トースターでくるみとチョコのクッキー
オーブントースターで作れる、くるみとチョコを使ったクッキーのレシピをご紹介します。ココアの香り豊かな生地はサクサクの食感で、くるみの風味や歯ごたえと相性抜群!お茶菓子など、さまざまな場面で活躍してくれる一品です。自宅にオーブンがなくても作ることができるので、気軽にチャレンジしてみてくださいね。
簡単ぱくっと絞り出しチョコクッキー
簡単なのに華やかな見た目に仕上がる、絞り出しチョコクッキーを作ってみませんか?生地をしぼり袋に入れて絞り出すので、型抜きする手間はなし!サクサクの食感とトッピングにのせたオレンジピールの香りがとっても爽やかで、あとひくおいしさです。ぜひ作ってみてくださいね。
白ごま入りアーモンドチョコクッキー
型を使わずに簡単に作れるチョコクッキーのレシピをご紹介します!アーモンドと白ごまは相性抜群で、香ばしさと食感が楽しめます。手軽に作れて、しかも大量に作れるので、おやつやプレゼントにもぴったりですよ。ぜひお試しくださいね。
【デコレーションで楽しむ】チョコクッキーレシピ
チョコクッキーにデコレーションを加えて、見た目も楽しめるレシピを紹介します。チョコレートでアイシングをしたり、カラフルなフリーズドライストロベリーやピスタチオなどをトッピングして華やかで楽しい仕上がりに!お誕生日やパーティーにもぴったりな、見た目もおしゃれなチョコクッキーです。
友チョコにも!簡単贅沢トリプルチョコクッキー
チョコをたっぷりと使ったトリプルチョコクッキーのレシピをご紹介します。ココア風味の生地にチョコチップをたっぷり加え、仕上げにストロベリーチョコレートをトッピングしました。生地からトッピングまでがチョコ尽くしの、チョコ好きにはたまらない一品です。一度にたくさん作ることができるので、パーティーにもぴったりですよ!ぜひお試しくださいね。
ハートのチョコクッキー
トッピングにひと工夫するだけで、いつものチョコクッキーがワンランクアップ!ハートのチョコクッキーのレシピをご紹介します。ハート型で抜いて焼き上げた生地に、チョコレートやフリーズドライストロベリー、さらにピスタチオをトッピングして、華やかな見た目に仕上げました。いつもと違うチョコクッキーを作りたくなったら、ぜひこのレシピを試してみてくださいね。
ひと手間かけてチョコ感をより楽しめるクッキーに!
今回は、チョコクッキーのレシピとクッキーをおいしく作るコツをご紹介しました。どれも簡単に作れるレシピばかりですが、チョコレートの味わいをしっかり感じられる工夫がされています。また、トッピングにひと手間加えることで華やかな見た目に仕上がり、普段のおやつだけでなく、おもてなしにも活用することができますよ。
クラシルでは今回ご紹介したレシピ以外にも、チョコクッキーのレシピを多数掲載していますので、ぜひ作ってみてくださいね。
