最終更新日 2023.3.30

「ポチャ」って何のこと?意味や特徴、韓国料理のレシピをご紹介!

「ポチャ」って何のこと?意味や特徴、韓国料理のレシピをご紹介!

韓国ドラマが好きな方なら、一度は目にしたことがあるであろう「ポチャ」。「ポチャンマチャ」の略で、韓国屋台を指す言葉です。今回は、そんなポチャの特徴をご紹介します。後半では、ポチャで提供されるような韓国おかずのレシピもピックアップしてみたので、自宅でポチャ気分も楽しめますよ!ぜひチェックしてみてくださいね。

  • 目次
  • ポチャとは?
  • ポチャとノジョムの違い
  • ポチャの特徴
  • ポチャではどんな料理が食べられる?
  • コプチャン
  • コムジャンオ
  • オドルピョ
  • スンデ

ポチャとは?

「ポチャ」とは、韓国のビニールシート屋台「ポチャンマチャ(布帳張馬車)」を指す言葉です。その名の通り、テントのようにテーブルの周囲がビニールシートで囲まれたポチャや、屋外にそのままテーブルとイスが並んだ簡易的なポチャもあります。飲み会終わりの一軒として立ち寄るような場所で、営業時間は平日の夕方から夜中にかけてが基本です。ポチャは着席スタイルが一般的で、提供される料理はどれもリーズナブルなのが魅力!。日本円にして2,000~3,000円もあれば十分楽しめます。複数のポチャが集まっている屋台街は明るく賑わいがあり、観光スポットになっているところもあるんですよ!

ポチャとノジョムの違い

こうした居酒屋のような屋台が「ポチャ」と呼ばれる一方で、ドリンクや軽食などを手軽に楽しめる屋台スタイルのお店もあり、こちらは「ノジョム(露店)」と呼ばれています。ノジョムは屋台の周りで立って食べたり、テイクアウトが基本なので、ショッピングのあとなどにちょっと休憩したり、小腹を満たすのに立ち寄るのもおすすめです。

ポチャの特徴

ポチャは、1軒目から飲むというよりは、数軒行ったあとで立ち寄る場所として利用される機会が多いようです。ドリンクは焼酎、マッコリ、ビールなどが基本で、特に冬の寒い時期は焼酎を飲んで体を温めるのが定番なのだとか。そして、日本でもお酒を飲みはじめるときは乾杯をするのが通例ですが、韓国では、2杯目、3杯目を飲みはじめる前にも乾杯を挟みます。もし韓国に行ってポチャで飲食をする機会があったら、ぜひこの慣習に倣って乾杯してみてくださいね。そしてポチャで飲食を終えたあとは支払いが必要になりますが、ポチャの支払いは基本的に現金のみなので、ポチャに行く際はカードだけでなく、現金も用意しておきましょう。

ポチャではどんな料理が食べられる?

ここまではポチャの特徴や楽しみ方について解説してきましたが、ポチャではどんな料理が提供されているのかも気になりますよね。 ラーメン、おでんなど、日本でも屋台飯の印象の強い料理もポチャのメニューとしてよく知られていますが、ここではポチャで食べられる韓国らしい料理をご紹介します。

コプチャン

ポチャで食べられるメジャーな料理のひとつに「コプチャン」があります。コプチャンとは「牛の小腸」を指す言葉で、鉄板で焼いて食べたり、鍋でも楽しめるホルモン料理です。コプチャン自体はしっかりと歯ごたえのあるプリッとした食感と甘みのある脂が特徴で、下味をつけてから鉄板で焼いたり、そのまま金網などで焼いてからタレをつけて食べたりとさまざま!食べ方や味つけはそれぞれのお店によって異なります。

コムジャンオ

コムジャンオは、ヌタウナギの炒めもののことです。使用されるヌタウナギは淡いピンク色をしていて、姿は日本のウナギと少し違います。コチュジャンベースのタレにしっかりとニンニクの風味を効かせた味つけが一般的です。

オドルピョ

オドルピョは、豚のナンコツを炭火で焼いた料理です。香ばしい香りが食欲をそそる、お酒によく合う一品!韓国料理らしい辛味のきいた味つけでいただきます。

スンデ

スンデは豚の腸詰料理です。春雨や葉野菜、もち米に豚の血を詰め、ゆでたり蒸したりして作られる韓国式ソーセージです。そのまま食べるほか、スープや炒め物にしても提供されることもあります。

自宅でポチャ気分を楽しもう!

ここまでポチャの魅力をお伝えしてきましたが、きっと行ってみたくなった方も多いですよね。しかし、現地のポチャにはくのは、なかなかハードルが高いもの。そこで、おすすめなのがおうちポチャです。今回は、手軽に作れるポチャにぴったりなレシピを集めてみました!食器もポチャらしいものを使うことで、よりその雰囲気を演出することができますよ!焼酎やマッコリなどのドリンクも用意して、ポチャ気分を味わってみてくださいね。

チャンジャのやみつきキャベツ

タラの内臓を辛味のあるタレに漬け込んで作られるチャンジャは、旨みたっぷり!キャベツと一緒に和えるだけで、やみつき必至の前菜ができあがりますよ。ピリッとした辛味が、お酒のおつまみにもごはんのおともにも最適です。

食欲そそる!定番チョレギサラダ

レタスやきゅうり、水菜などの野菜があったら、チョレギサラダを作ってみてはいかがでしょうか。食欲をそそるごま油の香りとシャキシャキ食感でお箸が止まらなくなりますよ!辛味もないので、メイン料理の箸休めにもぴったりの一品です。

やみつき ヤンニョムチキン

甘辛い味つけが人気のヤンニョムチキンもおすすめです!コチュジャンの辛味が効いたタレがしっかり絡んだ濃いめの味わいで、お酒も進みます。フライパンひとつで作れるので、おうちポチャで品数を多く作りたいときにも重宝しますよ!

辛旨 ヤンニョムスパイシーチキン

続いては、鶏手羽先を使って作るヤンニョムチキンのレシピをご紹介します。こちらのレシピでは甘味を加えず、コチュジャンをベースに一味唐辛子をプラスして辛さを際立たせました。ピリッとスパイシーな味わいのヤンニョムチキンに、仕上げのレモン汁がよく合いますよ!

ワンパンで チーズタッカルビ

とろーりチーズがたまらない、チーズタッカルビを作ってみませんか?甘辛いタレがしっかり絡んだ野菜や肉とチーズの組み合わせが相性抜群!コチュジャンを使用して作りますが、チーズが入るので辛味もグッとマイルドな味わいに仕上がります。フライパンひとつで作れる手軽さも魅力の一品です。

甘辛トッポギ

韓国料理の定番「トッポギ」を作ってみましょう!モチモチとした食感に甘辛いピリ辛ダレが絡んで、どんどん箸が進みますよ!ポチャやノジョムでも人気のメニューなので、ぜひおうちポチャをする際の一品に加えてみてくださいね。

本格しらたきチャプチェ

韓国春雨を使用するのが一般的なチャプチェですが、春雨をしらたきに代えてもおいしく作れます。このレシピでは、大人も子どもも好きな甘辛い味つけで仕上げました。辛みを加えずに作っているので、辛い物が苦手な方にもおすすめですよ。

屋台の味 韓国おでん

ポチャの定番メニューにおでんがあります。日本のおでんはだしの風味が豊かでやさしい味わいが特徴ですが、韓国おでんはニンニクや唐辛子を加えたパンチのある味わいが特徴です。お店にもよりますが、食べる前にコチュジャンとしょうゆ、すりおろしニンニクを合わせたタレをつけていただきます。

とろーりチーズキンパ

手軽にパクッとつまめる韓国風巻き寿司「キンパ」はぜひ覚えておきたい一品です!。このレシピでは、キムチやチーズを使用してアレンジキンパに仕上げました。キムチを混ぜ込んだピリ辛風味のごはんをのせ、その上にピザ用チーズをのせてから巻き、その後さらに電子レンジで加熱することで、中からチーズがとろーっととろける絶品キンパができあがりますよ!

キムチチーズチュモッパ

おうちポチャの締めにもぴったりな、ころんと可愛らしいおにぎりはいかがでしょうか。キムチやコチュジャンを加えているため辛みが効いていますが、ツナやチーズも混ぜ込んでいるので旨味もたっぷり!最後に韓国海苔を巻いてより風味豊かに仕上げましょう。おうちにあるものですぐ作れるので、あと一品追加したときにもおすすめです。

ポチャをおうちでも楽しみたい!

今回は、韓国の飲み屋屋台「ポチャ」の魅力についてご紹介しました。記事を読んでポチャに行ってみたくなった方も多いのではないでしょうか。なかなか気軽に現地には行けませんが、日本でもポチャ気分を味わえるお店があったり、お気に入りの韓国料理を並べれば、おうちでもポチャ気分を楽しむことができます。興味のある方はぜひ今回の記事を参考にして、おうちポチャも楽しんでみてくださいね。

※20歳未満の飲酒はやめましょう。

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