2022.7.27

たらこと明太子の違いとは?それぞれの特徴やおすすめレシピをご紹介

ごはんのお供の定番「たらこ」と「明太子」。どちらもスケトウダラの卵巣を塩漬けにしたものですが、これらの違いをご存知ですか?一般的には辛いか辛くないかで区別されていますが、実はルーツや歴史はそれぞれ異なるのです。今回はそんなたらこと明太子の違いのほか、旨味たっぷりのおすすめレシピをご紹介します。

たらこと明太子の違いとは?

お伝えした通り、たらこも明太子もスケトウダラの卵巣を塩漬けしたもので、原材料は同じです。

たらこと明太子の大きな違いは味つけにあります。

たらこはスケトウダラの卵巣を塩蔵したものですが、明太子はスケトウダラの卵巣を塩蔵してから唐辛子などの調味液で味つけをして作られます。つまり、唐辛子の有無によって名前が使い分けられているのです。

最近では、たらこは辛くないもの、明太子は辛いものと区別されることが多いですが、実は「たらこ」と「明太子」は同じものだということをご存知ですか?

名前の由来については後ほどご紹介しますが、本来の意味からすると「たらこ」と「明太子」は同義であり、私たちが明太子として扱っているものは「辛子明太子」と呼ばれるものです。

辛子明太子の本場である福岡県など、地域によってはたらこのことを「明太子」と呼んでいます。

ちなみに、スケトウダラの卵巣以外にマダラの卵巣を使ったものも「たらこ」と呼ぶことができますが、辛子明太子はスケトウダラの卵巣で作ったもののみ使用できる名称です。

実は出身地が違う!たらこと明太子のルーツとは?

たらこは漢字で書くと「鱈子」と書き、生のタラの子を塩漬けしたものを指します。昔はそのまま「たらのこ」と呼ばれていましたが、全国に広まるにつれて簡略化され、現在の「たらこ」という呼び方が定着しました。

一方、明太子はスケトウダラの韓国語名「明太(ミョンテ)」の子という意味から「明太子」と呼ばれるようになったと言われています。

以下で、それぞれのルーツについて見てみましょう!

■たらこ
たらこのルーツは明確にはまだわかっていないようですが、日本であると言われています。まわりを海に囲まれた日本では、魚が貴重なたんぱく源だったため、身だけでなく魚卵の部分も無駄なく一緒に食べてきました。 タラは昔から北陸地方より北で水揚げされることが多く、特にスケトウダラは北太平洋での漁獲量が多い魚でした。そんなタラの中でも傷みやすいスケトウダラを加工して、有効利用しようとしたのがたらこのはじまりとされています。

スケトウダラやマダラの卵巣を塩蔵加工するようになった時期や、いつ頃たらこが食べられ始めたのかは明確にはわかっていないようですが、北海道を中心に北陸地方などの寒い地域では江戸時代よりも前からタラやたらこが食べられていたと考えられています。また、江戸時代にはすでに江戸の街にも流通していたようで、当時は冬の珍味として重宝されたのだそうです。

ちなみに、現在でもスケトウダラがよく獲れる北海道はたらこの一大産地として知られています。

■明太子
その一方で、明太子のルーツは韓国にあります。17〜18世紀頃、朝鮮半島ではスケトウダラの卵巣を加工して食べる食文化が広まっていたようです。赤唐辛子やニンニクでまぶしたキムチやコチュジャンなどと同じように、辛子明太子は昔から保存食品として親しまれていました。

当時の辛子明太子は日本では昭和の初期に輸入され始めたそうです。それを日本人の味覚に合うようにアレンジして作ったのが現在の辛子明太子のはじまりといわれています。

たらこと明太子、レシピの代用はできる?

結論から言うと、辛いものが平気であれば代用は可能です。

これまでに説明した通り、たらこと明太子は同じスケトウダラの卵巣を使用しており、それぞれ塩漬け、唐辛子入りの調味液で漬けたものです。辛さ以外にも多少風味は異なりますが、代用して失敗するということは少ないでしょう。味つけ以外は基本的に同じなので、代用できるのは当然とも言えますね。

辛いものはちょっと苦手という方は難しいかもしれませんが、そうではない場合はどんなメニューでも問題なく代用できますよ。

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