2022.2.20

「万願寺とうがらし」とは?食材の特徴やおすすめレシピをご紹介

「とうがらしの王様」とも呼ばれる「万願寺とうがらし」。夏が旬の大型で甘みのある京野菜ですが、旬の時期には京都だけでなく、全国のスーパーや八百屋さんでも見かけるようになりました。

この記事では、そんな万願寺とうがらしについて解説します。また、万願寺とうがらしの中でも由緒正しい伝統を受け継いで栽培されている「万願寺甘とう」の特徴のほか、記事後半では焼き万願寺とうがらしや肉巻き、チャーハンなど、万願寺とうがらしを使った絶品レシピもご紹介!ぜひ参考にしてみてくださいね。

※『万願寺甘とう』は「全国農業協同組合連合会」の登録商標又は商標です。

万願寺とうがらしとは

大きくて味がよいことから「とうがらしの王様」とも呼ばれる万願寺とうがらしは、京都、舞鶴の万願寺地区で大正末期から作られてきた甘とうがらしです。京都で長く作られていた伏見とうがらしと在来種のカリフォルニア・ワンダーが自然交雑してできたと考えられています。

現在では京都だけでなく日本各地で万願寺とうがらしが作られており、大きくて甘いとうがらしの代名詞ともなっています。現在では全国各地でさまざまなメーカーが万願寺とうがらしの種を販売していますが、本来の産地である舞鶴市、綾部市、福知山市で作られているものは似て異なるものです。

以下でもう少し詳しく、万願寺とうがらしの特徴について見てみましょう。

■見た目

万願寺とうがらしは長さが10~23cmほどもある大型のとうがらしです。形は肩部が一部くびれており、少し湾曲しています。また、皮は厚めでしっかりとしており、果肉も肉厚です。

■味わい

万願寺とうがらしはとうがらしの仲間ですが、辛さはなくほんのりと甘みがあるのが特徴です。肉厚でやわらかいうえに種が少なく食べやすいので、さまざまな料理に活用できます。

■旬の時期

万願寺とうがらしの収穫は、5月上旬から9月下旬に行われます。旬は6~8月の夏の時期です。ただし、最近ではハウス栽培などで一年中手に入れることができます。

万願寺甘とうとは

万願寺甘とうとは、万願寺とうがらしの原産地である舞鶴市やJA丹の国管内の綾部市、福知山市で作られている固定種です。万願寺甘とうも、万願寺とうがらし同様、毎年5月中旬から10月頃まで出荷されています。

万願寺甘とうの品種は、万願寺とうがらしと、その改良品種「京都万願寺2号」に限られています。平成元年には「京のブランド産品」第一号に認証され、京都の優れた伝統野菜として認められました。

万願寺甘とうは採取や選果にこだわって高品質を保っており、出荷の際には3階級に分けられます。13~23cmで色や形が特に優れているものが「秀品」、13cm以上で秀品に次ぐものが「優品」、10cm以上で優品に次ぐものが「良品」となるそうです。

食べ方

やわらかくて甘みがあり、食べごたえ抜群の万願寺とうがらしはそのまま素焼きにしたり素揚げにして、生姜醤油やだし醤油で食べるのがおすすめです。京のおばんざいでは、だし汁に浸したりジャコと炊いたんにするのが定番。また、天ぷらなどの揚げ物やおひたしにしてもおいしく食べられます。

そのほかにも、万願寺とうがらしの細長い形を活かして肉巻きにしたり、内側にひき肉などを詰めて焼いたり揚げるといった調理法もあります。

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