最終更新日 2023.12.22

お蕎麦の種類について知ろう!味や特徴、違いについて徹底解説!

お蕎麦の種類について知ろう!味や特徴、違いについて徹底解説!

日本料理の代表格と言っても過言ではない「そば」。全国各地でその地域ごとにさまざまな種類のそばが存在していますが、それぞれどのような特徴があるのかご存知ですか?今回は、知っておきたいそばの種類を、そばの歴史やそば粉の分類と合わせて解説します。そばを今よりもっと楽しむためのアレンジレシピも必見ですよ!

  • 目次
  • 「そば」とは?
  • そばの産地やルーツをチェック!
  • そば粉の種類は大きく分けると4種類!
  • 一番粉
  • 二番粉
  • 三番粉
  • 挽きぐるみ
  • そばの種類

「そば」とは?

穀物の一つである「そばの実」を挽いて作る「そば粉」。そのそば粉を使ってつくる麺が「そば」です。そば作りにはそば粉と水が欠かせませんが、つなぎとして小麦粉が使用されることも多く、これらを合わせて作られます。そば粉30%以上、小麦粉70%以下の割合で作ったそばは特に「日本そば」と呼ばれています。

ちなみに小麦粉と水で作る、そばと同じくらい身近な日本の麺に「うどん」がありますが、うどんは主に小麦粉と水のみで作られるため、そばとは全く違う風味と喉越しに仕上がります。どちらも日本を代表する伝統的な麺料理ですが、私たちの日々の食生活に欠かせない存在として現在でも愛されています。

そばの産地やルーツをチェック!

史書「続日本紀」によると、日本の食べ物として定着している「そば」は奈良時代以前に伝来した食べ物との記録が残されています。日本でそばの栽培が始まったのは、それから大きく時代を遡った縄文時代。古くから日本で栽培されているそばですが「麺」というスタイルで食べられるようになったのは、16世紀ごろからと比較的最近のことなのだとか。それまでは、そば粉を捏ねて作った「そばがき」というお餅のようなスタイルで食べるのが一般的だったそうです。

現在のような麺状の「そば」が食べられるようになったのは、信濃国本山宿(現在の長野県塩尻市内にある地)と言われていますが、正確な誕生時期は未だ不明なままのようです。17世紀から18世紀のころにはそばを作る際につなぎとして小麦粉の使用が採り入れられたり、そばの実の中心だけを挽いたそば粉で作った「更科そば」のほか、そば粉のみでつくる「十割そば」、そば粉と小麦粉の割合にこだわった「二八そば」などが誕生しました。

そば粉の種類は大きく分けると4種類!

そばの味わいや種類は、そば粉の製粉方法やそばの実のどの部分を使うかによって変わります。そばの実は外側から中心部に向かって、殻、甘皮(種皮)、胚乳、胚芽という構造になっており、殻を取り除いて石臼などで挽いていくと、外側からではなく内側の中心部から順にそば粉になっていきます。

以下でそれぞれ確認してみましょう。

一番粉

最初に粉となって出てくるのは、やわらかくて粉になりやすい一番中心部分の「一番粉」です。より純度の高い一番粉は更科粉(御膳粉)と言われています。そばらしい風味は少ないですが、白く上品な色味が特徴です。

二番粉

続いて胚乳の残りや胚芽部分を含む部分を挽いたものが、二番粉。そばらしい色味や香りが残っているのが二番粉の特徴です。

三番粉

そして最後に挽き出されるのが、三番粉。挽く際に、甘皮の部分も挽き出されるので、色やそばらしい香りが強いのが特徴になります。

挽きぐるみ

こうした分け方をしないものは「挽きぐるみ」と呼ばれます。そばの風味や香りがよりしっかりと感じられ、そばにした際には黒っぽい色味になるのが特徴です。

このようにそばの実は挽き出される部分によって分類されているのです。

そばの種類

そばには、更科そばや田舎そばなどさまざまな種類がありますが、その種類は先程お伝えした4種類のうち、どのそば粉を使うかによって決まります。ここでは江戸前そばの御三家とも言われる「更科そば」「藪そば」「砂場そば」についてご紹介します。

更科そば

更科そばは、約200年前の信州が起源とされているそばです。信州出身の先祖を持つ店主が、江戸で出店した屋号に由来するのではないかと言われています。そば粉には更科粉を使用しており、真っ白な見た目が特徴です。ツルっとした食感でのどごしがよく、そばの香りは少なめです。

藪そば

藪そばは江戸中期頃、東京都豊島区で人気のあったそば店が藪の中にあったことから「藪そば」と呼ばれるようになったと言われています。藪そばは、麺が緑色なのが特徴です。この緑色の色彩はそばの実の甘皮によるものなのだとか。適度に甘皮を挽きこんでいるため、そばの味わいが強く、さらにつけつゆも濃い目に作られることが多いようです。

砂場そば

砂場そばの原点は大阪と言われています。大坂城築城の際の資材置き場だった「砂場」近くにお店があったことが由来なのだとか。しかし、砂場そばはその後、ほとんどの店が大阪から江戸へ移転したため、江戸前そばの御三家にも数えられるほど江戸に定着したそばとなりました。このあとご紹介しますが、砂場そばはそば粉8割に対して小麦粉2割で作られる、いわゆる「二八そば」に該当します。滑らかな舌触りとつるんとした喉越しが特徴です。

そば粉の割合による分類

そばは、そば粉の割合によっても呼び方が変わります。そば粉だけで作るそばは「十割そば(じゅうわりそば)」と呼ばれており、そば本来の風味と香りが感じられます。ザラザラした食感やそばが切れやすいのも特徴の一つです。

対して、そば粉8割、小麦粉2割の割合で作るのが「二八そば」です。そばの多くはこの割合で作られています。こちらは小麦粉がつなぎになるので時間が経ってもそばが切れにくく、麺のほどよい弾力となめらかさ、そして喉ごしのよさが魅力です。

ほかにも、そば粉5割、小麦粉5割で作る「同割そば」やそば粉9割、小麦粉1割で作る「九割そば」など、そば粉と小麦粉の配合によって呼び方が変わります。それぞれ風味や食感、喉越しなどが違うので、機会があったらぜひ食べ比べてみてくださいね。

十割そばについてもっと詳しく知りたい方はこちらもチェック!

そばのアレンジレシピをご紹介!

そばは、さまざまなアレンジが楽しめるのも魅力ですよね!そこでここからは、定番からアレンジまでおすすめのそばレシピをご紹介します。手軽に作れるざるそばや鶏南蛮そば、ダシをとるところから丁寧に作る年越しそばまで、さまざまなレシピを集めました。ぜひチェックしてみてくださいね!

お家で簡単!定番ざるそば

まずは、乾麺のそばを使って定番のざるそばを作ってみましょう。つけ汁もめんつゆを使うので、手間いらず!乾麺のそばは、常備しておくとサッとゆでるだけで食べられるので、時間のないときは特に重宝しますよ。

かえしとだし汁でつくる ざるそば

醤油や砂糖、みりんを合わせて作られる「かえし」。そのかえしをだし汁で割ったこだわりのめんつゆでいただく、ざるそばのレシピです。手作りのめんつゆはかつおだしの風味が鼻を抜け、旨味をダイレクトに感じられますよ!めんつゆにこだわることで、ワンランク上のざるそばに仕上がるので、ぜひ試してみてくださいね。

ゆず香る 鶏南蛮そば

冷たいそばを温かいめんつゆにつけていただく、鶏南蛮そばはいかがでしょうか。鶏モモ肉と長ねぎ、かつお節の旨味が詰まっためんつゆにふんわりと漂うゆずの皮の香り心地よく、上品な味わいを楽しむことができますよ。

基本のきつねそば

噛むとジュワッと甘辛い煮汁が口いっぱいに広がる油揚げがおいしい、きつねそば。こちらのレシピでは、油揚げを甘辛く炊くところから作ります。ひと手間かけて自分で作ることで、ふんわりとおいしいお揚げに。そばと一緒に食べれば幸せな気分になれますよ。

鶏肉たっぷり肉そば

鶏もも肉とそばがあったら、ぜひお試しいただきたい肉そばのレシピをご紹介します。みりんや砂糖で甘みをプラスしためんつゆが、鶏もも肉と相性抜群!お肉が入ることで食べ応えもアップするので、ボリュームのあるそばを食べたいときにぴったりな一品です。

めんつゆ出汁で たっぷりきのこ蕎麦

しいたけ、まいたけ、なめこ、3種類のきのこを使ってきのこそばを作ってみましょう!異なるきのこの食感が楽しく、旨味の相乗効果でとってもおいしいそばに仕上がります。このレシピでは冷凍のそばを使用しているので、電子レンジで解凍してささっと作れますが、ゆで麺や乾麺でもおいしく作れますよ!

※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。様子を確認しながら加熱時間を調整してください。必要に応じて食材に完全に火が通るまで加熱してください。

豚しゃぶおろしそば

大根おろしを加えためんつゆでいただく、豚しゃぶおろしそばのレシピです。片栗粉をつけてつるんと旨味たっぷり仕上げた豚しゃぶとにさっぱりとした大根おろしがそばによく合います。みずみずしく爽やかな、暑い日にうれしいそばです。

とろろの月見仕立てそば

定番のとろろそばに卵黄を落としていただく、とろろの月見仕立てそばはいかがでしょうか。そばをゆでている間に長芋をすりおろしておけば、あっという間に作れますよ!つるりとのど越しのよい食感で、飽きのこないシンプルな味わいが魅力の一品です。

※ご高齢の方や、2才以下の乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している方は卵の生食を避け、仕上がりが半熟状態になる場合はしっかりと加熱してお召し上がりください。

ダシから取る年越しそば

大晦日には、年越しのそばを食べる習慣のあるご家庭も多いですよね。こちらは、丁寧にひいたかつお昆布だしでいただく、年越しそばのレシピです。鶏もも肉、かまぼこ、わかめや長ねぎも加えて年末のひとときにふさわしいそばに仕上げました。今年は、おいしいそばで一年を締めくくってみてはいかがですか?

お月見の年越しそば

大晦日は忙しくてあまり時間がないけど、おいしい年越しそばは食べたい!そんな方におすすめなお月見年越しそばのレシピをご紹介します。みりんや顆粒和風だしを加えて味を調えた市販のめんつゆに、たっぷりの食材と天かす、卵黄を落とし、満足感のある年越しそばに仕上げました。簡単に作れるので、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

※ご高齢の方や、2才以下の乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している方は卵の生食を避け、仕上がりが半熟状態になる場合はしっかりと加熱してお召し上がりください。

そばの種類や粉の違い、そばのアレンジまで楽しもう!

今回は、日本料理の中でも身近な食べ物である「そば」について解説しました。そばの種類や粉の違いを知ることで、外でそばを食べるのがより楽しくなりそうですね。ご紹介したように、乾麺やゆで麺、冷凍麺を常備しておけば、お家でも気軽においしいそばを食べることができます。ぜひ、さまざまなアレンジレシピを試していただき、今まで以上にそばを楽しんでみてくださいね。

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