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バスクチーズケーキとは?他のチーズケーキとの違いを徹底解説!

バスクチーズケーキとは?他のチーズケーキとの違いを徹底解説!

「バスクチーズケーキ」とは、スペイン北部のバスク地方発祥のチーズケーキのこと。黒い焼き目と中のとろりとした口どけが特徴で、日本でも人気のスイーツのひとつです。この記事では、バスクチーズケーキの特徴や作り方、ほかのチーズケーキとの違いについて解説します。後半でおすすめのレシピもご紹介するので、ぜひご覧くださいね。

  • 目次
  • バスクチーズケーキとは?
  • バスクチーズケーキの発祥と名前の由来
  • 他のチーズケーキとの違い
  • バスクチーズケーキの特徴と作り方
  • バスクチーズケーキのおすすめの食べ方
  • バスクチーズケーキのレシピをご紹介
  • ベイクドでもレアでもない!魅力あふれるバスクチーズケーキ

バスクチーズケーキとは?

バスクチーズケーキとは、スペイン北部バスク地方発祥のチーズケーキです。高温短時間で焼き上げることで表面に黒い焼き目がつき、カラメルのような香ばしさと、内側のとろりとなめらかな食感を楽しめます。

クリームチーズを多めに使うため濃厚で、土台(ボトム)は基本つけません。常温なら香りが立ち、冷蔵でしっとり、軽く温めればとろける食感に、半冷凍ならアイスのように、温度帯で食感が変わるのも魅力です。

バスクチーズケーキの発祥と名前の由来

発祥は、バスク地方サンセバスチャンのバル(軽食も出すカジュアルな酒場)といわれています。

オーブンから出した黒い焼き色のチーズケーキがお店の名物となり、観光客の口コミやSNSを通じて一気に広まりました。地域名にちなんで“バスクチーズケーキ”と呼ばれ、現地名は「タルタ・デ・ケソ(tarta de queso)」です。

日本でも2018年ごろから専門店やコンビニで見かけるようになり、いまや定番スイーツの仲間入りをしています。

他のチーズケーキとの違い

ひとくちにチーズケーキと言っても実にさまざまな種類がありますよね。ここでは、バスクチーズケーキがそれらとどう違うのかを比較してみましょう。

種類 焼き方・固め方 食感
バスク

高温短時間で表面をこんがり焼く

外は香ばしく、中はとろりとなめらか

ベイクド

中温でじっくり焼く

どっしり濃厚、しっかり食感

レア

焼かずに冷やし固める

ひんやり、ムースのようにやわらか

スフレ

メレンゲを加えて湯せん焼き

ふわふわ、しゅわっと軽やか

ニューヨーク

湯せん焼きでしっとり仕上げ

クリーミーで濃厚、なめらかな口どけ

それぞれをまとめると、バスクチーズケーキは「黒い焼き目」と「なめらかでとろけるような口どけ」という特徴を持っていることがわかります。

ここからは、他の代表的なチーズケーキとの違いをさらに詳しく見ていきましょう。

ベイクドチーズケーキ

最も定番のチーズケーキといえばベイクドチーズケーキではないでしょうか。ヨーロッパや北米では、チーズケーキといえばベイクドチーズケーキのことを指すほど人気があります。

ベイクドとは焼くという意味で、オーブンで焼いたタイプのチーズケーキです。ベイクドチーズケーキはきつね色に焼きあげて作ります。甘酸っぱくて濃厚なおいしさと、どっしりした味わいが特徴です。

レアチーズケーキ

レアという名前の通り、レアチーズケーキは加熱しないタイプのチーズケーキです。オーブンで焼かないので、真っ白な見た目なのも特徴。

寒天やゼラチンなどを使って冷蔵庫で冷やし固めて作ります。しっとりやわらかくなめらかな口溶けと、まろやかさが魅力です。比較的さっぱりとした味わいですが、チーズ特有のクリーミーな濃厚さも堪能できますよ。

スフレチーズケーキ

日本発祥のチーズケーキと言われるスフレチーズケーキ。ふわふわと軽い食感で、シュワッと溶けるような食感が特徴です。

卵白を泡立てて作ったメレンゲを生地に混ぜ込み、湯せんで蒸し焼きにしているので、とろけるような食感に仕上がります。上品でやさしい食感とさっぱりとした味わいのチーズケーキです。

ニューヨークチーズケーキ

ニューヨークチーズケーキは、ベイクドチーズケーキの一種。ニューヨークに移住したユダヤ人が作っていたことからこの名前で呼ばれるようになりました。

湯せんで蒸し焼きにしているために、焼き色が薄くしっとり口溶けがよいのが特徴。また、べイクドチーズケーキよりもクリームチーズの量が多いため、クリーミーで濃厚なチーズの風味が楽しめます。

バスクチーズケーキの特徴と作り方

バスクチーズケーキの材料はクリームチーズや卵、砂糖、生クリーム、薄力粉など、シンプルなものばかりです。

なかでもクリームチーズをたっぷり使うのが特徴で、ボトム(クッキー生地)を敷かず、生地だけで仕上げるのが一般的です。

作り方では「焼き方」が大きく異なります。高温(230℃前後)で一気に短時間焼き上げることで、表面はこんがりとした黒い焼き色、中はなめらかでとろりとした食感に仕上がります。外は香ばしく、中は濃厚でクリーミーというコントラストが、ほかのチーズケーキにはない魅力です。

バスクチーズケーキは材料も少なく、おうちでも挑戦しやすいスイーツです。ここで作り方のステップを簡単にご紹介します。

バスクチーズケーキの作り方

1.まず、ボウルにクリームチーズを入れ、なめらかになるまクリームチーズをなめらかになるまで混ぜる

2.砂糖・卵・生クリーム・薄力粉を加えてよく混ぜる

3.型に流し入れ、高温のオーブンで短時間焼き上げる

4.仕上げに粗熱を取り、冷蔵庫で冷やせばできあがり。

⭐️クラシルシェフのコツとポイント⭐️
クリームチーズが混ぜにくい場合は、常温に戻してやわらかくしてから混ぜましょう。

バスクチーズケーキのおすすめの食べ方

バスクチーズケーキは冷やして食べるのが一般的ですが、常温でも温めても、さらに冷凍してもおいしく食べることができるんです!

温度を変えて楽しむ

焼き上がりから冷やし方まで、温度によってまったく違った味わいを見せるのがバスクチーズケーキの魅力です。

食感・味わいの特徴
常温

とろりとなめらか。チーズの濃厚さを一番感じやすい

冷蔵

中身が少し締まり、しっとり落ち着いた味わい

冷凍

アイスケーキのようなシャリっとした食感。夏のおやつにも◎

温め直し

プリンのようにとろける食感。香ばしさが際立つ

常温で食べるとなめらかでクリーミーな味わいとやわらかい食感が楽しめますよ。

冷やすと真ん中のやわらかい部分が少し固まった状態になり、しっとりとした食感に。冷凍したものは濃厚なアイスケーキのようになり、シャリシャリとしたおいしさになりますよ。

さらに、焼きたてのものや温め直したものは、プリンのようにとろりととろけるような食感。できたてのような香ばしい風味も楽しめます。ぜひさまざまな温度でお試しくださいね。

アレンジを加えて楽しむ

そのままでも十分おいしいですが、ひと工夫することで味わいの幅が広がります。

岩塩や黒こしょうをひと振りすれば甘さが引き締まり、大人好みの味わいに変化。赤ワインを合わせれば、本場バスク地方のようにチーズとワインのマリアージュを楽しめます。

ちなみにチーズがたっぷり使われているバスクチーズケーキは、本場バスク地方ではワインと一緒に食べるおつまみでもあるんです。ほろ苦さがワインと相性抜群ですよ。

バスクチーズケーキのレシピをご紹介

バスクチーズケーキの特徴やほかのチーズケーキとの違いがわかったところで、ここからは絶品バスクチーズケーキレシピをご紹介します。定番のバスクチーズケーキからアレンジレシピまでピックアップしているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

材料5つ こんがりバスク風チーズケーキ

こんがりと焼けた焦げ目が香ばしいバスクチーズケーキのご紹介です。クリームチーズや生クリームをたっぷりと使い、とても濃厚なおいしさ!カリッとした外側とねっとりとした内側の食感の違いにやみつきになりますよ。おやつにいかがでしょうか?

トースターで簡単 バスクチーズケーキ

おうちにオーブンがなくても大丈夫!このレシピではトースターを使って簡単にバスクチーズケーキを作ることができます。焦げ目がカラメルのように香ばしく、濃厚なチーズケーキの絶妙なアクセントに。ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

餃子の皮で バスクチーズケーキ

餃子の皮を使って作る可愛らしいバスクチーズケーキのレシピです。カリカリとした餃子の皮の食感とねっとりやわらかい濃厚チーズケーキがよく合います。小さめサイズでパーティーのフィンガーフードにもぴったり!ワインにもマッチするので、ぜひお試しくださいね。

ココットで バスクチーズケーキ

ココット型で作るミニサイズのバスクチーズケーキです。このレシピではクリームチーズと同量の無糖ヨーグルトを使っているので、あっさりとした軽めの食感に仕上がっています。チーズの旨味とヨーグルトの爽やかな味わいがあとを引きますよ!とてもおいしいのでぜひ作ってみてくださいね。

抹茶のバスクチーズケーキ

今日のおやつにたっぷりのクリームチーズと抹茶を使った抹茶のバスクチーズケーキはいかがでしょうか?抹茶の香り高い風味と濃厚なチーズの旨味が相性抜群!とろけるようなおいしさなので、ぜひ一度お試しくださいね。

チョコレートバスクチーズケーキ

チョコレート好きの方必見!しっとり濃厚なチョコレート風味のバスクチーズケーキのご紹介です。ビターチョコレートを使用しているので、ほろ苦さと甘さのバランスが絶妙!表面の焦げ目の香ばしさとも好相性ですよ。ぜひ召し上がってみてくださいね。

かぼちゃのバスクチーズケーキ

ねっとりおいしいかぼちゃのバスクチーズケーキを作ってみましょう。濃厚なかぼちゃの甘味とチーズの旨味がマッチし、クセになるおいしさです。薄力粉を使っていないので、とろけるような食感。かぼちゃのプリンのようなおいしさをお楽しみくださいね。

ココットで バナナバスクチーズケーキ

ひと味違うバスクチーズケーキが食べたいときは、バナナバスクチーズケーキを作ってみませんか?表面のカラメルのようなほろ苦さとバナナの芳醇な甘みが相性抜群で、濃厚なおいしさです。よく冷やして食べるのはもちろん焼きたてもおいしいので、ぜひお気に入りの温度で召し上がってみてくださいね。

ベイクドでもレアでもない!魅力あふれるバスクチーズケーキ

いかがでしたか?バスクチーズケーキの特徴や作り方、ほかのチーズケーキとの違いに加え、絶品バスクチーズケーキのレシピなどをご紹介しました。

レアやベイクドなどチーズケーキにはさまざまな種類がありますが、バスクチーズケーキは濃厚なチーズの風味と香ばしい焦げ目のおいしさが魅力です。おうちでも簡単にお作りいただけるので、今回ご紹介したレシピなども参考にしていただき、ぜひバラエティ豊かなバスクチーズケーキを味わってみてくださいね。

クラシルでは今回ご紹介したもの以外にもさまざまなバスクチーズケーキのレシピをご紹介しています。そちらもぜひ参考にしてみてくださいね。

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2025.2.5 最終更新

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