最終更新日 2024.1.11

焼き菓子にはどんな種類がある?おすすめレシピをご紹介!

焼き菓子にはどんな種類がある?おすすめレシピをご紹介!

「焼き菓子」といえば、クッキーやマドレーヌ、スコーンなどをイメージする方が多いですよね。しかし、焼き菓子の種類はとても豊富で、フランスやドイツなどのヨーロッパ諸国には、その国ならではの個性的な焼き菓子がたくさんあります!今回はさまざまな焼き菓子の種類や、和菓子から洋菓子まで世界各国の焼き菓子レシピをご紹介します。

  • 目次
  • 焼き菓子とは?
  • フランスの焼き菓子
  • マドレーヌ
  • フィナンシェ
  • ガレット・ブルトンヌ
  • ガレット・デ・ロワ
  • マカロン
  • カヌレ・ド・ボルドー

焼き菓子とは?

「焼き菓子」とはその名の通り、焼いて作られたお菓子のことです。焼き菓子にはさまざまな種類があり、洋菓子ではクッキーやパウンドケーキ、バウムクーヘンなど、和菓子ではどら焼きやカステラ、せいべいなどがあります。水分が少なく常温で保存できるので、手軽な手土産としてとても人気があります。

一方で、ショートケーキやシュークリームなどは「生菓子」に分類されます。焼き菓子との違いは水分の量で、水分を30%以上含んでいるお菓子のことを指します。口溶けがよくふんわりとした食感を楽しむことができますが、あまり日持ちしないので冷蔵庫で保存するのが一般的です。

フランスの焼き菓子

美食大国であるフランスには、魅力的でおいしい焼き菓子がたくさんあります。カヌレのように素朴な地方菓子から、マカロンのように洗練された焼き菓子まで、多彩な種類があるのも特徴のひとつです。その上品な味わいと美しい見た目は、フランスをはじめ世界中の国々で愛されています。

マドレーヌ

貝殻形の型で焼き上げたバターケーキです。バターがふわっと香る上品な味わいは、コーヒーや紅茶のお供にぴったりです。レモンやオレンジのピールを加えたりと、さまざまな風味のものがあります。

マドレーヌのレシピを知りたい方はこちらをチェック!

フィナンシェ

焦がしバターとアーモンドプードルを使った、リッチな味わいのバターケーキです。「フィナンシェ」は「金融家」という意味で、小さな台形の形が金塊に似ていることからその名が付けられたと言われています。

フィナンシェのレシピを知りたい方はこちらをチェック!

ガレット・ブルトンヌ

ブルターニュ地方の郷土菓子で、バターをたっぷりと使った厚焼きサブレです。特産品である海塩を加えた甘じょっぱい味わいと、サクッホロッと軽い食感を楽しむことができます。

ガレット・デ・ロワ

「王様の菓子」という意味で、フランスの新年のお祭りに食べるアーモンドクリームパイのことです。中には「フェーヴ」という小さな陶器の人形がひとつ入っており、家族で切り分けてフェーヴが当たった人は幸運が1年間続くと言われています。

「ガレット・デ・ロワ」について知りたい方はこちらをチェック!

マカロン

フランスには各地方独特のマカロンがありますが、代表的なものは表面がつるんっとした生地にガナッシュなどを挟んだ「マカロン・パリジャン」です。バニラやフランボワーズ、レモンなどさまざまなフレーバーがあり、カラフルでかわいらしい見た目が魅力の焼き菓子です。

カヌレ・ド・ボルドー

ワインの名産地であるボルドーの郷土菓子で、蜜ろうを塗った型に卵黄や小麦粉を使った生地を流して焼き上げます。表面はカリッと香ばしく中はもちもちとした食感で、ほかの焼き菓子で味わえないおいしさです。

「カヌレ」について知りたい方はこちらをチェック!

ガトーショコラ

チョコレート生地にメレンゲを加えて焼き上げた、ずっしりと濃厚な味わいの焼き菓子です。日本ではしっかりと焼き上げたものが多いですが、本場フランスでは少しレアに仕上げることが多く、より濃厚なチョコレートの風味をしっかりと感じることができます。

ガトーショコラのレシピを知りたい方はこちらをチェック!

タルト

タルト生地を使った焼き菓子のことで「タルト・タタン」や「タルト・オ・フロマージュ」などさまざまな種類があります。大きめのサイズを切り分けていただくものは「タルト」、直径7〜8cmのひとり分のものは「タルトレット」と呼ばれます。

タルトのレシピを知りたい方はこちらをチェック!

ドイツの焼き菓子

ドイツはビールとソーセージのイメージが強いですが、コーヒーによく合う焼き菓子もたくさんあります!日本で馴染み深いバウムクーヘンも、実はドイツの伝統的な焼き菓子なんですよ。

バウムクーヘン

ドイツ菓子の代表格であるバウムクーヘンは、小麦粉にバターや卵を混ぜ合わせた生地を芯に薄く巻きつけて焼き、何度も同じ工程を繰り返して作られます。輪切りにすると樹木の年輪のように見えることから「バウム(木)・クーヘン(焼き菓子)」という名が付けられたと言われています。

バウムクーヘンのレシピを知りたい方はこちらをチェック!

シュトーレン

ドイツ語で「坑道」を意味する、ドライフルーツやナッツがぎっしりと入ったやや固めのパン菓子です。しっかりとした甘味とホロッとした食感、スパイスの風味が絶妙にマッチした、ドイツらしい複雑な味わいを楽しむことができます。ドイツではクリスマスを待つ4週間の間、少しずつスライスしていただく習慣があります。

「シュトーレン」について知りたい方はこちらをチェック!

アプフェルクーヘン

ドイツの家庭で昔から作られている、素朴な味わいのアップルケーキです。バターケーキに生のりんごをのせて焼き上げた、しっとりふんわりとした食感が魅力です。生地にスパイスやドライフルーツを混ぜたりと、各家庭によってさまざまなレシピがあります。

イタリアの焼き菓子

イタリア菓子の歴史は古く、実はフランス菓子の中にはイタリア発祥のものがたくさんあります。ナッツやチーズ、はちみつなどを使った、素朴な味わいの郷土菓子が多いのも特徴のひとつです。

ビスコッティ

「二度焼きした」という意味の、カリカリと固い食感の伝統菓子です。ナッツを加えた生地をバゲットのような形に伸ばして焼いたあと、スライスしてからもう一度焼いてカリッと香ばしく仕上げます。本場イタリアでは、エスプレッソや甘口ワインに浸していただくのが一般的です。

ビスコッティのレシピを知りたい方はこちらをチェック!

パネトーネ

イタリア独自の酵母であるパネトーネ種を使った、大きなドーム状のパン菓子です。ブリオッシュ生地にドライフルーツをたっぷりと加えた、ふんわりと甘くリッチな味わいを楽しむことができます。

「パネトーネ」について知りたい方はこちらをチェック!

バーチ・ディ・ダーマ

「貴婦人のキス」を意味する、トリノの伝統的な焼き菓子です。アーモンドプードルを使ったクッキーにチョコレートを挟んだ、サクッホロッと軽い食感を楽しむことができます。フランスのマカロンは、こちらのバーチ・ディ・ダーマが原型になったと言われています。

「バーチ・ディ・ダーマ」について知りたい方はこちらをチェック!

日本の焼き菓子のレシピ

作ってみたい焼き菓子は見つかりましたか?ここからは、世界各国の焼き菓子レシピをご紹介します。まずは、日本の伝統的な焼き菓子のレシピを見てみましょう!

おうちで手作りしっとりカステラ

日本の焼き菓子であるカステラは、戦国時代にポルトガルから長崎へ伝わったと言われています。生地に強力粉とはちみつ、みりんを加えることで、カステラ特有のしっとりとした食感に仕上げることができますよ。

あんこのシンプルどら焼き

どら焼きの由来は諸説ありますが、打楽器の銅羅に形が似ていることからその名が付けられたそうです。生地は材料を混ぜてフライパンで焼くだけと手軽に作ることができるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

フランスの焼き菓子レシピ

続いては、フランスの焼き菓子レシピを3つご紹介します。マカロンやカヌレなど少しハードルが高そうな焼き菓子も動画を観ると分かりやすいので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

焦がしバター香る フィナンシェ

焦がしバターの風味がたまらない、定番のフィナンシェです。しっとりと甘く香ばしい風味は、ティータイムのおやつにぴったりです。フィナンシェ型がない場合は、マドレーヌ型やアルミカップで作ることもできますよ。

チョコレートマカロン

作ってみたいけど、少し難しそうなイメージがあるマカロン。こちらのレシピは動画や写真で詳しく解説しているので、初めての方に分かりやすい内容になっています。サクッと甘いマカロンに濃厚なチョコレートガナッシュの組み合わせは、一度食べたらやみつきになること間違いありませんよ!

お家で簡単 カヌレ

おうちで作るのはハードルが高そうなカヌレを、簡単に作れるようにアレンジしました。蜜ろうの代わりにグラニュー糖を使えば、あとは生地を混ぜて合わせて焼くだけと手軽にお作りいただけます!外側はカリッ中はもちっとした食感を、ぜひお楽しみくださいね。

ドイツの焼き菓子レシピ

続いては、ドイツの焼き菓子レシピを2つご紹介します。素材の風味を生かした素朴な味わいは、コーヒーのお供にぴったりですよ!

シュトーレン

シュトーレンは難しい工程が少ないので、意外と簡単に作ることができます。ドライフルーツやナッツがギュッと詰まった大人な味わいは、一度食べたらやみつきになること間違いなし!クリスマスの季節に、ぜひ手作りのシュトーレンをお楽しみくださいね。

りんごがおいしいアップルクーヘン

手軽にドイツ菓子を楽しみたいときは、アップルクーヘンがおすすめです!作り方はとても簡単で、バターケーキに生のりんごをのせて焼くだけ。りんごのシャキシャキとした食感がアクセントになったやさしい味わいは、まさにドイツのお母さんの味ですよ!

イタリアの焼き菓子レシピ

最後に、イタリアの焼き菓子レシピを2つご紹介します。どちらも身近な材料で手軽に作れるようにアレンジしてありますので、ぜひ作ってみてくださいね。

ホットケーキミックスでお手軽ビスコッティ

ホットケーキミックスを使えば、カリカリのビスコッティが簡単に作れます!砂糖を加えなくても、ホットケーキミックスとチョコレートの甘味だけで十分なおいしさに仕上げることができますよ。ぜひお好みの具材でアレンジをお楽しみくださいね。

ドライイーストで簡単パネトーネ

本来はイタリアの酵母で作るパネトーネを、ドライイーストで手軽に作れるようにアレンジしました。バターやドライフルーツを加えたふわふわの生地は、お子様にも親しまれるおいしさです。大きな型で焼けば見栄えするので、パーティーのデザートにもおすすめですよ。

世界の焼き菓子を楽しもう!

いかがでしたか?さまざまな焼き菓子の種類と、和菓子から洋菓子まで世界各国の焼き菓子レシピをご紹介しました。焼き菓子の種類はとても豊富で、各国ならではの特徴やおいしさがあります。普段食べている焼き菓子も、その由来や作り方を知ることで楽しみ方が広がりそうですよね!

クラシルでは、ほかにもたくさんの焼き菓子レシピをご紹介しています。そちらも合わせて参考にして、おうちで世界の焼き菓子を楽しんでみてくださいね。

こちらもおすすめ
バレンタインに本格スイーツを作ろう!焼き菓子や、オーブン不要のレシピもご紹介!
年が明けると、いよいよ「バレンタイン」の時期が近づいてきますね。何を作ろうかとワクワクしている方も多いかと思いますが、そもそもバレンタインにはどんな意味があるか知っていますか?この記事では、バレンタインの由来やバレンタインにぴったりの本格スイーツについて、おすすめレシピとともに解説します。
バレンタインに本格スイーツを作ろう!焼き菓子や、オーブン不要のレシピもご紹介!
2024.2.6 最終更新

人気のカテゴリ