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春の山菜とは?種類や旬の時期、特徴、おいしい食べ方を解説

春の山菜とは?種類や旬の時期、特徴、おいしい食べ方を解説

春になると店頭で見かける機会が増える山菜。独特の香りやほろ苦さが魅力ですが、「春の山菜とはどんなもの?」「どんな種類があるの?」と気になる方もいるのではないでしょうか。この記事では、春の山菜の種類や特徴、旬の時期、おいしい食べ方について解説します。後半では、おすすめレシピもご紹介するので、ぜひご覧くださいね。

  • 目次
  • 春の山菜とは?特徴や旬の時期、食べ方のポイントを解説
  • 春の山菜の種類は?
  • 春の山菜の下処理(アク抜き)
  • 春の山菜のおいしい食べ方は?
  • 春の山菜を使ったおすすめレシピをご紹介!
  • 春の山菜を料理してみよう!

春の山菜とは?特徴や旬の時期、食べ方のポイントを解説

春の山菜とは、春に旬を迎える野草や木の芽、若芽などを食用にしたものの総称です。冬を越えて芽吹いた新芽ならではの風味が魅力で、天ぷらやおひたし、炒め物など幅広い料理で楽しめます。

種類によって収穫時期やアク(苦味・えぐみ)の強さが異なるため、山菜に合った下処理をすると、より食べやすくおいしく仕上がりますよ。

春の山菜の種類は?

まずは、春に出回りやすい山菜の種類を一覧で見てみましょう。旬の時期や味わいの特徴を知っておくと、食べたい山菜や作りたい料理が選びやすくなりますよ。

旬・収穫時期の目安 味・香り・食感
せり

2〜4月頃

さわやかな香りが強く、加熱しても風味が残りやすい

三つ葉

3月〜初夏

上品な香り。薬味や彩りとしても使いやすい

ふき

天然:3〜5月

ほろ苦さと香りが特徴。加熱するとやわらかくなる

ふきのとう

2〜4月頃

ほろ苦さと香りが強く、春らしい風味を楽しめる

たらの芽

天然:4〜6月上旬

クセが少なく、もっちりとした食感が楽しめる

こしあぶら

3〜5月頃

香りがよく、ほのかな苦味とやわらかな食感が特徴

わらび

3月中旬〜6月上旬

アクが強め。下処理をすると食感のよさが引き立つ

ぜんまい

3月中旬〜6月上旬

アクが強めで独特の風味。料理にコクが出る

こごみ

3〜6月中旬

アクが少なめで食べやすく、歯ごたえがよい

うど

3〜5月頃

香りがよくシャキシャキ。切ると変色しやすい

うるい

4月中旬〜5月頃

クセが少なくみずみずしい。生でも食べやすい

ここからは、山菜ごとの旬や特徴をもう少し詳しく見ていきましょう。

せり

春先に香り高い芽が出回る山菜です。花をつけるのは夏ですが、その前に育つ若くてやわらかい芽の部分を食用とします。

加熱しても香りが残りやすい一方、火を通しすぎると風味が飛びやすいので、鍋や汁物は仕上げに加えるのもおすすめです。根元の泥が残りやすいので、根を落としてから茎の間を中心にしっかり洗うと食べやすくなりますよ。

三つ葉

上品な香りが特徴で、和食に欠かせない香味野菜です。春先は特に香りが引き立つといわれています。

「根三つ葉」や「切り三つ葉」、「糸三つ葉」など、いくつかの種類に分けられますが、私たちがスーパーなどでよく見かけるのは糸三つ葉です。加熱しすぎない方が香りが立つため、おひたしや汁物に使う場合は短時間で火を通すのがポイント。彩りにもなるので、仕上げに添えるだけでも春らしい印象になります。

ふき

ほろ苦さと香りが魅力の山菜で、春の煮物にぴったりです。料理にすると季節感が出やすい食材でもあります。

調理の際は、下処理をして使うと食べやすくなるのでおすすめ。筋っぽさが気になる場合は、加熱後に繊維を取りのぞくと口当たりよく仕上がりますよ。

ふきのとう

春の訪れを感じさせる、独特のほろ苦さと香りが魅力の山菜です。小ぶりですが風味が強く、料理に少量加えるだけでも存在感があります。

ふきのとうは、つぼみが開ききる前のものがやわらかく食べやすいとされています。ほろ苦さを活かしたみそ炒めや天ぷらなどに使うと、春らしい味わいを楽しめますよ。

たらの芽

たらの芽とは、タラノキの新芽の部分を収穫したもの。「山菜の王様」と呼ばれることもあり、クセのない味わいともっちりとした食感が特徴です。

たらの芽は、根元の硬い部分を少し切り落としてから調理すると食べやすくなります。苦味は控えめですが、軽く湯通しするとより食べやすいことも。衣をまとわせる調理や、さっと炒める食べ方とも相性がよいです。

こしあぶら

香りのよさから人気の高い山菜で、春ならではの風味を楽しみたいときにぴったりです。やわらかな食感で、さっと加熱して食べやすいのも魅力。

こしあぶらはアクが少なめで、軽くゆでるだけでも使いやすい山菜です。和え物や酢みそがけのほか、天ぷらにしても香りが引き立ちます。

わらび

独特の食感と風味が楽しめる、春の定番山菜です。アクが強いので、下処理をしてから食べましょう。

先端の葉が開く前の若芽の状態を食用としますが、地下茎にはデンプンが多く含まれていて、わらび餅の原料となるわらび粉が作られます。おひたしや和え物のほか、炒め物や煮物にも使いやすく、春の献立に取り入れやすい山菜です。

ぜんまい

幼葉が渦巻状に巻いた状態で土から芽が出てきて、その若い芽を食用とします。

周りに綿のような繊維がついているものほど若いとされていますが、綿毛が残っていて葉が広がっていないものがおいしいそうですよ。煮物や炒め煮など、味を含ませる料理に向いています。

こごみ

くるんと丸まった見た目が特徴の山菜です。比較的アクが少なく、下ごしらえが簡単なのもうれしいポイント。

こごみは、さっと下茹でして使うと食べやすくなります。シャキッとした歯ごたえが残るよう、加熱しすぎないのがコツ。おひたしや和え物はもちろん、炒め物や天ぷらにも合いますよ。

うど

さわやかな香りとシャキシャキとした食感が魅力の山菜です。部位によって風味や食感が異なるため、使い分けるとおいしく楽しめます。

穂先はやわらかく、茎は歯ごたえを活かすように切り分けると使いやすいですよ。サラダや和え物など、生に近い食べ方でも楽しめる山菜です。

うるい

うるいは、「オオバギボウシ」の若芽を収穫したもの。クセが少なくみずみずしい味わいで、山菜が初めての方にも食べやすい食材です。

うるいはアクが少ないため、軽く水にさらす程度で使えることもあります。食感を活かしたいときはサラダや和え物に、やわらかくしたいときはさっと加熱するのがおすすめ。シンプルな味つけでもおいしくまとまりやすいですよ。

春の山菜の下処理(アク抜き)

春の山菜は、種類によって苦味やえぐみの強さが異なります。おいしく食べるためには、それぞれの山菜に合った下処理をすることが大切です。

ここでは、代表的な下処理の例として、わらび、うど、こごみのアク抜き方法をご紹介します。

わらびのあく抜き

わらびは、根元の固い部分を切り落としてから、食品用重曹をふり、熱湯を注いで冷めるまで置く方法が一般的です。下処理をしておくと、おひたしや和え物、炊き込みごはんなどにも使いやすくなりますよ。

ウドの下ごしらえ

うどは穂先と茎に分け、茎は厚めに皮をむいてから酢水に浸すことで、アクを抜きながら変色を防げます。皮もきんぴらなどに使えるので、無駄なく楽しみやすい山菜です。

こごみのアク抜き

こごみは山菜の中ではアクが少なく、比較的下ごしらえが簡単です。ほのかなぬめりと歯ごたえが魅力で、和え物や天ぷら、汁物などにも合わせやすいですよ。

春の山菜のおいしい食べ方は?

ほろ苦さや香りが魅力の春の山菜は、調理方法によって味わいの印象が変わります。山菜それぞれの個性を活かしやすい食べ方を見ていきましょう。

天ぷら

春の山菜の調理方法でまずおすすめしたいのが天ぷらです。油で揚げることで山菜のアクがやわらぎ、油と合わせることでさらに苦味を感じにくくなります。山菜特有の香りまで飛んでしまうわけではないので、噛むと口の中にいい香りが広がりますよ。

おひたし

おひたしにすると、山菜そのものの味わいをより楽しめます。先ほどご説明した通り、それぞれの山菜に合ったアク抜きをしてから、お好みの味つけをしてみてくださいね。

炊き込みごはん

炊き込みごはんにすると、山菜の香りや旨味をごはん全体で楽しめます。わらびやふきのように、ほかの食材と合わせても存在感のある山菜は、炊き込みごはんの具材にもぴったり。だしの風味が加わることで食べやすくなるので、食卓に取り入れやすいですよ。

そのほかにも、春の山菜は炒め物や煮物、マリネ、サラダなど幅広い料理に使えます。和食にも洋食にも合わせやすいので、好みの食べ方で楽しんでみてくださいね。

春の山菜を使ったおすすめレシピをご紹介!

ここでは、春の山菜を使ったおすすめレシピをご紹介します。シャキシャキとした食感がたまらないウドと牛肉のきんぴらや、アク抜きいらずで簡単に作れるうるいとホタテのカルパッチョなど、絶品レシピをピックアップしました。

こしあぶらとホタルイカの酢みそがけ

素材のおいしさを楽しめる、こしあぶらとホタルイカの酢みそがけはいかがでしょうか。こしあぶらはアクが少ないので、お湯でゆでるだけで食べられます。こしあぶらの食感がしっかり残るようにゆでるのがおいしく作るポイントですよ。

ウドと牛肉のきんぴら

シャキシャキとした食感がたまらない、ウドと牛肉のきんぴらを作ってみましょう。さわやかな味わいのウドに、牛肉のコクと甘辛い味つけがよく合い、とってもおいしいですよ。ぜひ作ってみてくださいね。

ふきのとうみそ

ごはんのお供にぴったり!ふきのとうみそはいかがでしょうか。みそやみりん、めんつゆで炒めたふきのとうは、心地のよいほろ苦さでごはんがモリモリ進むおいしさです。ぜひお試しくださいね。

わらびとふきの炊き込みごはん

山菜のおいしさを詰め込んだ、炊き込みごはんをご紹介します。今回は、わらびとふき、タケノコ、豚バラ肉を具材に使いました。山菜は市販の水煮のものを使ったので、下処理いらずで手軽にお作りいただけますよ。

たらの芽のカレー風味天ぷら

カレー風味が食欲をそそる、たらの芽の天ぷらを作ってみましょう。シンプルな味つけの天ぷらももちろんおいしいですが、カレー味の天ぷらもクセになるおいしさですよ。ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

こごみと豚バラのゆず胡椒炒め

こごみの歯ごたえを楽しめる、こごみと豚バラのゆず胡椒炒めはいかがでしょうか。こごみはアクが少ないので、今回は一般的な野菜のようにアク抜きなしで炒めました。ほろ苦いこごみとジューシーな豚バラ肉、ゆず胡椒の風味が相性抜群です!

うるいとホタテのカルパッチョ

パパッと作れる、うるいとホタテのカルパッチョのご紹介です。クセのない味わいのうるいと旨味たっぷりのホタテに、さっぱりとした味つけがよく合います。彩りもよく華やかな一品なので、おもてなしにもおすすめですよ。

ホタルイカとトマトとせりのパスタ

春の山菜を使って、具だくさんで食べごたえ抜群のパスタを作ってみましょう。ホタルイカとせり、トマトを具材とし、ニンニクやアンチョビ、白ワインを使って味つけをしました。せりのさわやかな香りがアクセントとなりとってもおいしいですよ。

行者ニンニクの肉巻き

めんつゆを使った簡単レシピ!行者ニンニクの肉巻きをご紹介します。豚バラ肉に、行者ニンニクの香りと甘辛い味つけがよく合い、箸が止まらなくなるおいしさです。ごはんもお酒もよく進む一品なので、今晩のおかずにぜひ作ってみてくださいね。

追いがつおで出汁香る 若竹煮

春の味覚を楽しめる料理として、たけのことわかめを使った若竹煮もおすすめです。山菜とは少し異なりますが、春らしい食材を味わいたいときにぴったりですよ。かつおだしとしょうゆや砂糖で味つけをした後に、さらにかつお節を追加して旨味たっぷりに仕上げました。シンプルな材料で簡単にお作りいただけますよ。

春の山菜を料理してみよう!

今回は、春の山菜の種類や収穫時期、特徴について解説し、おすすめレシピをご紹介しました。春の山菜には特有の味わいがあり、舌からも春の訪れを感じられますよね。今回ご紹介したレシピを参考に、ぜひ作ってみてくださいね。

クラシルでは、春の山菜を使ったレシピをほかにもご紹介しています。そちらもぜひ参考にしてみてください。

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