春の山菜である「ふき」は、独特の香りが楽しめる食材。ふきを甘辛い味付けで煮た「きゃらぶき」は保存食として古くから親しまれています。今回は、きゃらぶきを始めとした煮物や炒めもの、混ぜごはんなどふきを使ったレシピを厳選してご紹介します!
香りを楽しむ山菜【ふき】のレシピ13選

- 目次
- 「ふき」の香りが引き立つ絶品レシピ
- 白だしで簡単!ふきと油揚げの煮物
- ごはんがすすむ!ふきの肉味噌炒め煮
- カリカリベーコンが決め手!ふきのマヨネーズ和え
- 昔ながらのふきの佃煮「きゃらぶき」
- さっぱり味わう!ふきの甘酢漬け
- ピリ辛で食欲をそそる、ふきの金平
- 懐かしい味わい!ふきの土佐煮
「ふき」の香りが引き立つ絶品レシピ
ふきを具材に使うと、風味がグッと良くなり食欲をそそりますよ。水煮のふきを使えば下処理も不要なので、いつでも手軽に調理できます。旬の季節に味わいたい生のふきも、簡単にできる下処理方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてふきのレパートリーを増やしてみてくださいね。
白だしで簡単!ふきと油揚げの煮物
最初は、定番のふきの煮物をご紹介します。白だしを使うのでとても簡単に味が決まりますよ。ふきのシャキシャキとした食感とあっさりとした味わいでおいしい一品です。油揚げが煮物の味に深みを出してくれるので、ごはんのおかずやお酒のおつまみにもおすすめですよ。
ふきの下処理は意外と簡単にできます。ふきに塩をまぶして板ずりをし、お湯に入れて1分ゆでたら湯切りをします。あとは粗熱が取れたら指で筋を剥くだけ。生のふきは香りがとても良いので、旬の時期や時間のあるときはぜひお試しください。
ごはんがすすむ!ふきの肉味噌炒め煮
みそ味でごはんが進む、ふきと豚ひき肉のみそ炒め煮です。豚ひき肉の旨みとみそがふきに染みて、ごはんにぴったりのおかずですよ。鶏ひき肉に変えると、よりさっぱりした味わいになります。お好みでアレンジしてみてくださいね。
ふきは、筋を取ったら水に浸けて1時間アク抜きをすると、炒め物や他の料理にも使いやすいですよ。時短で作りたい時はふきの水煮を使うのがおすすめです。
カリカリベーコンが決め手!ふきのマヨネーズ和え
和風のイメージが強いふきですが、マヨネーズ和えで洋風にしてもおいしいですよ。カリカリに焼いたベーコンの旨みとマヨネーズのコクがシャキシャキとしたふきの食感とよく合います。ごはんのおかずはもちろんパスタやパンなどにも合う一品です。
ふきは水に浸けてアク抜きをしたものを使います。ふきの下処理が終わっていたら、あとはベーコンをカリカリに焼いてマヨネーズと塩こしょうで和えるだけなのでとても簡単!仕上げの黒こしょうがアクセントになってお酒のおつまみにもぴったりです。
昔ながらのふきの佃煮「きゃらぶき」
日本の伝統的な保存食で「きゃらぶき」とも呼ばれているふきの佃煮は、甘辛いしっかりとした味付けなので、ごはんやお酒のお供にぴったり!細かく刻んでおにぎりやチャーハンの具材にしたり、いろいろアレンジがしやすい一品です。お好みでピリ辛味にしてもおいしいですよ。
水に浸してアク抜きをしたふきと砂糖、しょうゆ、料理酒、みりんを同量ずつ鍋に入れて煮汁が少なくなるまで煮たら出来上がり。作りたてもおいしいですが、冷めて味が馴染むとより一層味わい深く仕上がります。ぜひ作ってみてくださいね。
さっぱり味わう!ふきの甘酢漬け
ふきを甘酢漬けでさっぱりと仕上げた一品です。ふきの水煮を使えば甘酢に漬け込んでおくだけでできますよ。日中や前の日に作って冷蔵庫で浸しておけば、ささっと食卓に出せるお助けメニューです。
甘酢は鍋に材料を入れてひと煮立ちさせることで、ツンとした酸味が和らいでまろやかな仕上がりに。ふきの水煮を使うと下処理がいらないので、あっという間にできますよ!刻んでごはんに混ぜておにぎりにしてもおいしいです。
ピリ辛で食欲をそそる、ふきの金平
ごま油が香るふきの金平はいかがでしょうか?ふきの水煮を使うと忙しい時でもパパッと手軽に作れますよ。しょうゆ、みりん、白いりごま、鷹の爪、ごま油と少ない材料で作れるのも魅力。ごま油とふきの香りの両方が楽しめ、甘辛い味が食欲をそそる一品です。
作り方はとても簡単。フライパンにごま油と鷹の爪の輪切りを入れて熱したら、ふきの水煮を炒めます。調味料を入れたら水分が少なくなるまで炒め、白ごまを入れて混ぜるだけ。白ごまは最後に一緒に炒めることで香りが引き立っておいしく仕上がりますよ。
懐かしい味わい!ふきの土佐煮
だしとかつお節の風味がふきの食感によく合う土佐煮です。材料はふきの水煮、お湯、顆粒和風だし、砂糖、しょうゆ、そしてかつお節とシンプル。煮込むだけでとても簡単に作れるので、ふきの水煮を常備しておくとあと一品欲しいときに便利ですよ。
かつお節をたっぷり使うので、だしがよく染み出て、少ない調味料でもしっかりとした味付けに仕上がります。ごはんやお酒にもよく合いますよ。土佐煮はとても簡単なので、レシピを覚えておくと便利ですよ。
みそ味で煮物をアレンジ!ふきのごま煮
ごまの香りがアクセントになったふきのごま煮です。しょうゆベースの煮物に飽きたら、ごまみそ味にしてみましょう。みそとごまの香りがよく合い、ふきによく絡んでとてもおいしい一品です。少し甘めの味付けでごはんが進みますよ。お酒のおつまみにも最適です。
仕上げに水溶き片栗粉でとろみをつけると、ごまみそダレがふきに絡みやすくなり、濃厚な味わいに。とろみの具合はお好みで調節してくださいね。
アサリのだしが絶品!ふきとアサリのさっと煮
ふきとアサリを使ったさっと煮は、アサリの旨みがふきにしっかり染み混んで、お酒のおつまみにもぴったりの一品です。アサリからたっぷりだしが出るので、味付けはめんつゆとみりんのみ。ふきの水煮と加熱済みのアサリの剥き身を使うととても手軽に楽しめます。
鍋に材料を入れて煮込むだけ!煮汁が半分になったら完成です。ふきは歯応えが楽しめる程度に仕上げるのがおすすめですよ。少ない材料で作れる絶品の煮物をぜひご賞味ください。
山菜を楽しむ!ふきとたけのこのごま炒め
ふきとたけのこの香りが楽しめるごま炒めです。ふきのシャキシャキとした食感は炒め物にもぴったり。白すりごまをたっぷり使っているので、ごまの風味が山菜によく合い、ごはんが進むおいしさです。めんつゆとみりんで味付けをするので、失敗なくとても簡単に作れます。
味付けはめんつゆにみりんを加えることで、甘みが出て簡単にコクのある味わいに仕上がります。ふきもたけのこも水煮を使うと便利ですよ。お弁当のおかずやお酒のおつまみにもおすすめです。
今夜のおかずに!ふきと鶏団子の煮物
鶏団子を入れて食べ応えのあるふきの煮物はいかがでしょうか?柔らかい鶏団子とふきのシャキシャキとした食感が楽しめます。旨みと風味がうまくマッチして、ごはんにぴったりのおかずになりますよ。
鶏団子は粘り気が出るまでよく混ぜてから一口大に丸めてください。鶏団子ができたら、鍋に水、めんつゆ、みりんを入れ、鶏団子を入れてひと煮立ちしたらふきを加えて煮ます。シンプルですがとても味わい深い一品です。
ふきがやさしく香るおいなりさん
相性のいいふきとごはんを楽しむなら、おいなりさんがおすすめ。ふきの水煮を細かく刻み、酢飯に混ぜてお稲荷さんの皮で包むだけで完成です。香り高いふきのつぶつぶ食感がアクセントになり、甘じょっぱいおいなりさんの皮とさっぱりとした酢飯によく合います。
ボウルでごはんと具材を混ぜ合わせて酢飯を作ったら、しゃもじで8等分にしておくとバランスよく作れます。お稲荷さんの皮も市販のものを使うと忙しい時でも手軽に作れるので、ぜひ作ってみてくださいね。
ふきの香りがたまらない!具沢山の混ぜごはん
最後は、ふきの香りとシャキシャキとした食感がそのまま楽しめる具沢山の混ぜごはんをご紹介します。具材を切って調味料で煮込んだら、切ったふきとごはんを混ぜるだけ。ふきは最後に加えるので、風味と食感がそのまま楽しめます。おにぎりにしてもいいですね。
鶏もも肉、にんじん、しいたけは出汁で煮込みます。白だしを加えることで、味に深みが出ておいしく仕上がりますよ。彩りもきれいなのでお弁当にもおすすめです。大葉や小ねぎをトッピングしてもおいしいですよ。
アレンジいろいろ!「ふき」を楽しもう
ふきはシンプルな煮物や炒め煮でいただくことが多いですが、具材をプラスしたり味付けを変えたりして色々なアレンジが楽しめます。水煮を活用すれば手軽に楽しむことができますし、旬の時期なら香り豊かな生のふきを楽しむのもいいですよね。風味と食感を活かしたレシピをたくさんご紹介したので、ぜひお気に入りを見つけて作ってみてください。
