最終更新日 2023.3.30

日本酒に合うおつまみレシピ!日本酒の種類も解説

日本酒に合うおつまみレシピ!日本酒の種類も解説

「日本酒」の「おつまみ」といえば、どんなものをイメージしますか?もちろん和食も合いますが、実はフルーツやチーズとも相性がよく、互いのおいしさを引き立て合うんです!今回は日本酒の種類や特徴をはじめ、料理との合わせ方やおすすめの温度、毎日の晩酌にぴったりなおつまみのレシピなどをご紹介します。

  • 目次
  • 日本酒の種類と特徴
  • 薫酒(大吟醸・吟醸酒)
  • 爽酒(生酒・普通酒・本醸造酒)
  • 醇酒(純米酒・生酛)
  • 熟酒(熟成酒・古酒)
  • 甘口・辛口は「日本酒度」でチェック
  • 冷酒・常温・熱燗は何度くらい?
  • 冷酒

日本酒の種類と特徴

日本酒は大きく分けると4つの種類があり、それぞれ味わいや香り、相性のよい料理が異なります。まずはその種類と特徴を詳しく見てみましょう。

薫酒(大吟醸・吟醸酒)

薫酒(くんしゅ)はフルーツのように華やかな香りと、軽快で爽やかな味わいが特徴です。刺身や天ぷら、茶碗蒸しなど、素材本来の味わいを活かしたシンプルな料理によく合います。

爽酒(生酒・普通酒・本醸造酒)

爽酒(そうしゅ)は穏やかな香りとすっきりとした味わいが特徴なので、和食から洋食まで幅広く合わせることができます。特に冷奴や浅漬けなど、あっさりとした味わいのおつまみと相性抜群です。

醇酒(純米酒・生酛)

醇酒(じゅんしゅ)は、しっかりとした旨味とコクがあるので、料理も食べ応えのあるものがよく合います。肉料理や煮込み料理はもちろん、グラタンなど乳製品を使った料理にもおすすめです。

熟酒(熟成酒・古酒)

熟酒(じゅくしゅ)は日本酒を熟成させたもので、まるで紹興酒のような独特の香りがあります。塩辛やからすみなどの珍味や、豚の角煮など脂の多い料理によく合います。

料理酒と日本酒の違いを知りたい方はこちらもチェック!

甘口・辛口は「日本酒度」でチェック

日本酒を選ぶときに、甘口か辛口なのか分からずに困ってしまうこともありますよね。実は、日本酒の味わいを示す指標に「日本酒度」というものがあるんです。一般的に、数値が低いほど甘口でふくよかな味わい、数値が高いほど辛口ですっきりとした味わいになります。

日本酒度は−5.9〜−3.5が「甘口」、−3.5〜−1.5が「やや甘口」、+1.5〜+3.4が「やや辛口」、+3.5〜+5.9が「辛口」とされています。日本酒度はラベルに記載してあることが多いので、ぜひ選ぶときの参考にしてみてくださいね。

冷酒・常温・熱燗は何度くらい?

日本酒は冷酒から熱燗まで、とても広い温度帯で楽しむことができます。日本酒とおつまみを合わせるときは、これらふたつの温度を合わせることも大切なポイントです。こちらでは、冷酒、常温、熱燗の違いと、それぞれにおすすめのおつまみをご紹介します。

冷酒

日本酒を冷蔵庫でつめたく冷やして、5〜15℃あたりで飲むのが「冷酒」です。しっかりと冷やすと香りが落ち着き、すっきりとした飲み心地を楽しむことができます。お刺身や煮こごり、冷奴など、素材本来の味わいを活かした冷たい料理によく合います。

常温(冷や)

「常温」とは20〜25℃のことで、冷たくもぬるくもない温度帯のことを指します。日本酒本来の香りや味わいが一番現れる温度なので、おいしい日本酒が手に入ったらまずは常温で試してみるのがおすすめです。幅広い料理に合わせやすいので、おつまみの温度を気にせず気軽に楽しむことができます。

熱燗

日本酒を湯せんで温めて、35〜55℃あたりで飲むのが「熱燗」です。温めることで旨味と香りが立ち、冷酒や常温では味わえない香りの広がりを楽しむことができます。おでんや鍋料理、煮魚など温かい料理に合わせて、ほっとひと息つくのがおすすめです。

和食以外にも合うの?

日本酒は和食だけではなく、イタリアンやフレンチ、中華、エスニックなどにも合わせることができます。特に、中華やエスニックなどごはんによく合う料理には、同じ米から造られている日本酒が相性抜群なんです!具体的な例をいくつか見てみましょう。

イタリアン・フレンチ

イタリアンやフレンチには、やや酸味の効いた辛口の日本酒、つまり白ワインに近い味わいのものがよく合います。オリーブオイルやバター、チーズを多く使うので、口の中をさっぱりとさせてくれるスパークリング日本酒もおすすめです。

中華

中華にはコクと旨味が強い日本酒がよく合います。特に、麻婆豆腐やエビチリなど辛い料理にはコクのある醇酒を、北京ダックや豚の角煮など甘辛い料理には熟酒の中でも古酒を合わせると、絶妙な相性を楽しむことができますよ。

エスニック

タイ料理やベトナム料理などのエスニック料理には、すっきりとした味わいの日本酒がおすすめです。爽酒を冷酒でいただくのはもちろん、氷を入れたグラスに注いでレモンやライムを絞ると、酸っぱ辛いエスニック料理によく合う爽やかな風味を楽しむことができますよ。

日本酒にぴったり!野菜のおつまみレシピ

さてここからは、日本酒によく合うおつまみレシピをご紹介します。まず最初に、サッと手軽に作れる野菜のおつまみレシピをいくつか見てみましょう!

長いもの梅和え冷奴

日本酒によく合うおつまみといえば、やはり冷奴!こちらのレシピでは長芋の梅和えと大葉の千切りをのせて、さっぱりと爽やかな味わいに仕上げました。ぜひ、つめたい冷酒と一緒にお召し上がりくださいね。

無限おつまみ ピーマンの塩昆布和え

ほのかな苦味のあるピーマンは、日本酒と相性のいい野菜のひとつです。シャキシャキとした歯ごたえに塩昆布の旨味がよく合い、一度食べたらクセになるおいしさの一品ですよ。

おつまみに ガーリックバターしいたけ

少し気の効いたおつまみがほしいときに、ガーリックバターしいたけはいかがでしょうか。しいたけの旨味がじゅわっと広がる香ばしい味わいは、しっかりとコクのある日本酒と相性抜群ですよ!

香り高い日本酒に!魚介系おつまみレシピ

日本酒には、やはりお刺身や焼き魚など魚介系のおつまみがよく合います。日本酒と一緒にいただくことで魚特有の香りが和らぎ、すっきりとした味わいをお楽しみいただけますよ。

ゆず胡椒香る アボカドとマグロの白だし漬け

マグロの赤身をアボカドと一緒に白だしベースのタレに漬け込み、あっさりとしつつも濃厚な味わいに仕上げます。ゆず胡椒がピリッと効いて、爽やかな風味をお楽しみいただけますよ。

簡単おつまみ イワシのなめろう

新鮮なイワシが手に入ったらぜひお試しいただきたい一品です。たっぷりと入れた、長ねぎやミョウガなどの薬味でさっぱりとした味わいに仕上がります。日本酒のお供にはもちろん、ごはんとも相性抜群ですよ。

メカジキの酒粕漬け焼き

ぜひ日本酒に合わせていただきたいのが、メカジキの酒粕漬け焼きです。酒粕の芳醇な香りが食欲をそそり、ついつい日本酒がすすむこと間違いなし!ほかの魚に代えてアレンジすることもできますので、ぜひお試しくださいね。

定番のぶり大根

ブリなど、少しクセのある青魚には、コクと香りの強い日本酒がよく合います。しっとりジューシーなブリはもちろん、旨味がじゅわっと染み込んだ大根がとてもおいしいですよ。

旨味の強い日本酒に!肉系おつまみレシピ

照り焼きや煮込み料理など肉系のおつまみには、芳醇で旨味の強い日本酒がおすすめです。温度は常温か熱燗を選ぶと、お肉のジューシーなおいしさが一層引き立ちますよ。

手作り照り焼きソースで フライパン焼き鳥

おうちで焼き鳥を楽しみたいときは、フライパンで焼くのがおすすめです!旨味を逃さずジューシーに仕上げることができるので、初めての方でも失敗が少なく、手軽にお作りいただけます。ぜひお試しくださいね。

優しい味がしみる!肉じゃが

和食の定番である肉じゃがも、日本酒と相性のいい料理のひとつです。甘辛い煮汁がよく染みた牛肉やほくほくのじゃがいがほっとするおいしさ。どの温度帯の日本酒にも合わせやすいですよ。

舞茸の旨みたっぷり 牛肉のしぐれ煮

ジューシーな牛肉にはしっかりとコクのある日本酒が合います。まいたけの旨味と生姜の香りもよい一品です。甘辛く、しっかりと濃いめに味つけしているので、お酒がすすみますよ!

日本酒のおいしさが引き立つ!フルーツのおつまみレシピ

日本酒にぜひ合わせていただきたいのが、フルーツのおつまみです!日本酒とフルーツは相性がよく、フルーツの自然な甘味が日本酒のおいしさを引き立ててくれますよ。

マスカットとモッツァレラのシンプルサラダ

フレッシュな甘さのマスカットに、モッツァレラチーズとバジルを合わせたサラダはいかがでしょうか。爽やかなバジルの風味と、素材のおいしさを活かしたシンプルな味つけは、華やかで繊細な味わいの日本酒にぴったりですよ。

丸ごと桃とモッツァレラのビネガーサラダ

桃とモッツァレラチーズ、生ハムを白ワインビネガーでさっぱり仕上げた一品です。みずみずい桃の甘さと生ハムの塩気が相性抜群。簡単に作ることができて、見栄えもいいので、おもてなしにもおすすめです。

お家で簡単 オランジェット

パクッと片手でつまめる、オランジェットのご紹介です。ジューシーなオレンジとチョコレートの甘さが絶妙です。難しそうなイメージもありますが、意外と簡単!スライスしたオレンジを砂糖と煮て、低温で乾燥させ、チョコレートにくぐらせるだけで完成です。

日本酒とおつまみの相性を楽しもう!

いかがでしたか?日本酒の種類や特徴をはじめ、料理との合わせ方やおすすめの温度、毎日の晩酌にぴったりなおつまみのレシピをご紹介しました。日本酒にはさまざまな種類があり、その特徴に合わせたおつまみを選ぶことで楽しみ方がグンと広がります!

今回ご紹介したレシピは、どれも日本酒のおいしさを引き立ててくれるものばかりです。ぜひ参考にして、晩酌を充実させてみてくださいね。

※20歳未満の飲酒はやめましょう。

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