最終更新日 2023.3.30

【葛粉】の使い方とアレンジ方法!絶品レシピ15選

【葛粉】の使い方とアレンジ方法!絶品レシピ15選
  • 目次
  • 葛粉を使ったお菓子に挑戦してみよう!
  • お家で簡単!本格葛切り
  • ほろ苦い大人の味わい 抹茶葛切り
  • お子さまにもおすすめ!オレンジ葛切り
  • 関東風葛餅の基本レシピ
  • 蒸さずに簡単!電子レンジで作る葛餅
  • ココナッツミルク風味の葛餅
  • 夏みかんで爽やか水まんじゅう

葛粉を使ったお菓子に挑戦してみよう!

「葛粉」とは、秋の七草の一つであるクズの根から抽出したデンプンを精製したものです。水と混ぜてから加熱することで透明になり、冷やすと固まるという特徴をもっています。

その特徴を活かし、葛切りや葛餅など和菓子に用いられることが多く、もちっとした食感が楽しめます。また、葛湯のように、とろみをつけることもできます。

今回は、家庭で簡単にできる葛切りから、葛粉を活用したアレンジスイーツまで幅広くご紹介します。ぜひ作ってみてくださいね。

お家で簡単!本格葛切り

冷たくてつるんとした食感がおいしい葛切りをご家庭で手作りしてみませんか?材料は葛粉と水だけ。簡単に作れるのに、本格的な味わいが楽しめますよ。冷たい口当たりが、暑い季節にぴったりの和菓子です。よく冷やしてからお召し上がりくださいね。

葛切り作りには、薄い金属製のバットやバットが入るくらいの大きなボウル、トングなどが必要です。道具の確認をしてから調理に取り掛かりましょう。葛切りは冷蔵庫などで長時間冷やすと白濁し、硬い食感になります。できるだけ早めにお召し上がりくださいね。

ほろ苦い大人の味わい 抹茶葛切り

基本の葛切りをマスターすれば、様々なアレンジを楽しむことができますよ。こちらのレシピは、葛粉に抹茶パウダーを混ぜ合わせた葛切りです。抹茶の風味にきな粉と黒蜜の組み合わせが相性抜群。お好みであんこをのせてもおいしいですよ。

葛粉は加熱することで透明になり、冷やすと固まります。ただし、加熱しすぎたり冷やしすぎたりすると食感が悪くなるので、加熱する際は、葛切り全体が透明になったらすぐに取り出すのがポイントですよ。取り出したら手早く氷水で冷やしてくださいね。

お子さまにもおすすめ!オレンジ葛切り

水の代わりにオレンジ100%の果汁を使った清涼感溢れる葛切りです。オレンジジュースの爽やかな酸味とつるんとした口当たりが暑い季節にぴったり。オレンジジュースを加え仕上げに甘い練乳をかけることで、お子さまでも食べやすくなっています。ぜひお試しください。

葛粉はすぐに沈殿してしまうので、バットに生地を注いだらすぐにお湯で加熱しましょう。出来上がった葛切りは、まな板と包丁を水で濡らすと切りやすくなります。

関東風葛餅の基本レシピ

続いては、基本の葛餅の作り方と葛餅のアレンジレシピをご紹介します。こちらのレシピは、葛粉に片栗粉と薄力粉を混ぜて作る、関東風の葛餅です。透明に仕上がる関西風の葛餅と違って、関東風は片栗粉と薄力粉を加えることで白濁した色になり、もっちりとした食感に仕上がります。葛粉を加熱しながら練る、蒸す、冷やすと工程は多いですが、作り方はシンプルなので、慣れると簡単です。ぜひ挑戦してみてくださいね。

粉類と水を混ぜ合わせたら直火にかけます。はじめから弱火で加熱すると時間がかかるので、粘りが出てくるまでは強火で加熱しても大丈夫ですよ。粘りが出てきて木べらに塊がつくようになったら火から下ろし、適度な固さになるまでよく混ぜましょう。

蒸さずに簡単!電子レンジで作る葛餅

葛餅を作るには手間が掛かりますが、電子レンジを使ったこちらのレシピなら、火を使わないので簡単です。電子レンジで加熱した生地を冷水で冷やし固めるだけ。蒸さなくていいので、特別な調理器具も必要ありません。ボウルさえあれば手軽にできるので、ぜひ作ってみてくださいね。

「葛粉と砂糖、水をボウルに入れて混ぜ合わせたら、電子レンジで1分加熱してよく混ぜる」という工程を繰り返して、生地を練り上げていきます。もちもちになったら、水で濡らしたスプーンですくって冷水に入れて冷やし固めましょう。

ココナッツミルク風味の葛餅

ココナッツミルクを使った葛餅に、抹茶パウダーやゆであずき、ホイップクリームをトッピングして、かわいらしく仕上げました。もちっとしたほんのり甘いミルク餅に抹茶のほろ苦さがアクセントになって、最後まで飽きの来ない味わいです。よく冷やしてお召し上がりくださいね。

こちらの生地は、水で濡らしたバットに流し込んで冷蔵庫で冷やし固めます。バットや包丁など、使う道具は水で濡らしておくことで、型から外れやすくなり、また、餅を切る際も包丁に生地がくっつかずきれいに切れますよ。

夏みかんで爽やか水まんじゅう

爽やかな酸味の夏みかんと甘い白あんを、もちもちの水まんじゅうの中に閉じ込めました。ひんやりとした水まんじゅうを一口食べると、夏みかんのすがすがしい香りが口の中いっぱいに広がります。ジューシーな食感もたまりませんよ!暑い季節に嬉しい、清涼感溢れるお菓子です。

ラップを使って水まんじゅうを成形したら、氷水につけて冷やします。10分程冷やしたら完成。冷蔵庫で冷やすと固くなってしまうので、作りたてを食べるのがおすすめです。

新食感!水まんじゅうでカラフルパフェ

水まんじゅうをスプーンですくって食べる、和と洋が融合したパフェはいかがでしょうか?生地が固まらないうちにグラスに盛り付けることで、水まんじゅうとフルーツが一体となって絶妙なおいしさですよ。ゼリーでも寒天でもない、独特の食感を楽しんでみてくださいね。

葛粉の生地はすぐ固まるので、とろみがあるうちに手早く盛り付けるのがポイントですよ。冷蔵庫で冷やし固めると、プルプルもちもちの食感に仕上がります。

一口サイズがかわいい!水まんじゅう最中

パリパリの最中の中には、なんとあんこを閉じ込めたひんやりもちもちの水まんじゅうがぎっしり!つるんとした冷たい口当たりが、暑い季節にも嬉しい一品です。おもてなしの茶菓子としてもおすすめですよ。

生地は冷めると固くなってしまうので、温かいうちに製氷皿に入れてくださいね。生地でこしあんをサンドするように入れるときれいに仕上がりますよ。

京都発祥の和菓子「水無月」を簡単アレンジ

三角形の形をした和菓子「水無月」を葛粉と甘納豆を使ってアレンジしました。水無月とは、その名の通り、6月末に食べる京都の和菓子です。甘みを抑えたさっぱりとした味わいなので、暑い夏でもおいしく食べられますよ。

生地は半透明になるまでしっかり練ります。このとき、火が強すぎると失敗しやすいので、弱火で加熱しましょう。甘納豆を入れたらサッとひと混ぜして生地の完成です。冷蔵庫で3時間程したら固まりますよ。

葛粉で簡単!ミルクプリンの抹茶ソース添え

ミルクプリンと抹茶ソースの組み合わせが、見た目にも美しいおしゃれな一品。とろとろのミルクプリンにほろ苦い抹茶ソースがかかって絶妙なおいしさです。牛乳、葛粉、砂糖だけで作るミルクプリンは、癖がなくさっぱりとした味わいなので、食後のデザートにもぴったりですよ。

材料を全部混ぜ合わせて中火にかけたら、沸騰直前で火を止めます。型に流し込むので、緩いとろみがつく程度でOKですよ。とても簡単なので、ぜひ作ってみてくださいね。

柿がごろごろ入ったきな粉豆乳プリン

柿がごろごろ入ったきな粉豆乳プリンです。葛粉を使うことでとろとろの食感に仕上がり、きな粉と柿の相性も抜群。材料を混ぜ合わせて、加熱するだけなので簡単に作れますよ。冷蔵庫で2時間程冷やしたら食べごろです。仕上げにきな粉と黒蜜をたっぷりかけてお召し上がりくださいね。

今回は調整豆乳を使っていますが、無調整豆乳でもおいしくお作りいただけます。その際は、砂糖やはちみつで甘みを足すとおいしく仕上がりますよ。お好みで調整してくださいね。

「ジーマミー豆腐」を簡単アレンジ!

沖縄県の郷土料理「ジーマミー豆腐」を、ココアパウダーを加えてチョコレート味にアレンジしました。なめらかな口当たりともっちりとした食感が魅力的。ピーナッツバターを使うことで、チョコレートの甘みにコクが出て深い味わいに仕上がりますよ。チョコレートソースをたっぷりかけてお召し上がりくださいね。

材料を鍋に入れたら、よく混ぜ合わせてある程度溶かしてから火にかけることで、なめらかな舌触りに仕上がりますよ。

コクのあるおいしさ!黒糖ジーマミー豆腐

黒糖を加えて、コクのある甘さに仕上げたジーマミー豆腐です。一口食べると、ひんやりもちっとした食感が心地よく、黒糖とピーナッツの風味が口の中いっぱいに広がります。手に入りやすい材料を使っているので、手軽に作ることができますよ。きな粉と黒蜜をたっぷりかけて、デザート感覚でお召し上がりくださいね。

生地を水で濡らした型に流し込んで、冷蔵庫で冷やし固めます。寒天流し型を使用していますが、深めの金属性バットなどでも代用できるので、ぜひお試しくださいね。

ほっこり身体が温まる 柚子はちみつ葛湯

夏にぴったりのレシピが続きましたが、最後は、寒い季節に嬉しい葛湯のご紹介です。とろりとしたなめらかな口当たりに、柚子の爽やかな香りとはちみつのやさしい甘みがほっこりするおいしさですよ。身体を温めてくれるので、風邪をひいたときや体調が悪いときにもおすすめです。

柚子の絞り汁は、とろみがついてから最後に加えることで風味よく仕上がります。柚子やはちみつの分量はお好みで調節してくださいね。

夏だけじゃない!冬も楽しめる葛粉を使ったお菓子

いかがでしたか?夏は冷たくしてつるんとした食感を楽しんだり、冬は温かい葛湯にして身体を温めたりと、葛粉を使ったお菓子は1年中楽しむことができます。透明感がある独特の見た目ともちもちとした食感は、食べてみないとわからないおいしさですよ。この機会にぜひ、葛粉を使ったお菓子作りに挑戦してみてくださいね。

人気のカテゴリ