時間がないときでもササッとできて、野菜がたっぷりとれる「野菜炒め」はとても便利。肉や魚介類をプラスすれば、さらにお腹も大満足できるので、頻繁に食卓に登場するご家庭も多いですよね。でも、ベチャベチャしてしまう、味付けがワンパターンになりがち、簡単なのにイマイチ納得するものができないなど、お悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
アレンジ色々!【野菜炒め】の絶品レシピ16選

- 目次
- 野菜炒めのバリエーションを増やそう!
- 野菜だけでもとってもおいしい!基本の野菜炒め
- 具だくさんでスパイシー!カレー風味で食欲アップ!
- 豚肉プラスで冷蔵庫の余りもの野菜がちょっと豪華に
- 食べれぽでも絶賛!コク旨ごま味噌風味!
- ひき肉もとろみで食べやすさアップ!生姜香る野菜炒め
- 牛カルビでちょっとリッチな野菜炒め
- 牛脂でいつもの野菜炒めが劇的においしくなる!
野菜炒めのバリエーションを増やそう!
そこで今回は、野菜炒めの様々なアレンジレシピを集めました。すぐに実践できるコツも満載なのでぜひ参考にしてみてください。
野菜だけでもとってもおいしい!基本の野菜炒め
まずは、肉も魚貝類も入れないシンプルな野菜炒めからご紹介します。味付けは鶏ガラスープを中心にしたコクのある塩味なので、素材の旨味がしっかりと味わえます。野菜だけでも十分満足感があり、ごはんも進むのでお腹一杯になりますよ。季節の野菜をたっぷり入れて、旬の美味しさを満喫してください。
野菜はサイズを揃えると見栄えもよく、均一に火が通ります。入れる順番は、火の通りに時間がかかるものから。チンゲン菜は茎と葉にわけ、茎の部分を最初に炒めましょう。最後に合わせ調味料でさっと仕上げると、水っぽくならずにおいしくできますよ。
具だくさんでスパイシー!カレー風味で食欲アップ!
かぼちゃを入れて食べごたえもばっちりの野菜炒めです。彩りが欲しいときは、黄色、橙、赤などのパプリカを加えてみましょう。ズッキーニもサッと火を通すとシャキシャキ感が楽しめるので、炒めものにピッタリ。カレー味が野菜の旨味をまとめ、スパイシーな香りも食欲をそそります。お肉がなくても十分メインのおかずになりますよ。
かぼちゃが固くて包丁が入らないときは、電子レンジで加熱すると切りやすくなります。少し固めになるようにし、加熱しすぎないように注意しましょう。あとは、包丁をシーソーのように揺らしながら切ると楽チンですよ。
豚肉プラスで冷蔵庫の余りもの野菜がちょっと豪華に
残った野菜に豚肉を足して炒めるだけで、メインの絶品おかずに早変わり。豚バラ肉を使用しましたが、こま切れ肉やもも肉などお好みの部位でOKです。あればきくらげも入れると、コリコリとした食感がアクセントになるのでおすすめ。味付けはオイスターソースでコクをだしました。ごはんに乗せて丼にすれば、かき込みたくなるおいしさです。冷蔵庫の余りもので作ったとは思えない仕上がりですよ。
途中で塩こしょうをする必要はありません。先に塩を加えてしまうと、浸透圧で野菜の水気が出てしまいます。これがベチャっとしてしまう原因のひとつ。最後に調味料を加えて味付けすると、野菜の歯ごたえがシャキッと感じられる、絶品野菜炒めの完成です。
食べれぽでも絶賛!コク旨ごま味噌風味!
塩味のシンプルな野菜炒めに飽きたら、コクのあるごま味噌風味の野菜炒めはいかがですか。香ばしいごまの香りと、味噌の濃いめの味がごはんにもよく合い、何杯でも食べられてしまいます。大人から子どもまで、みんなでおいしくいただける一品です。
合わせダレは、鶏ガラスープ以外はすべて大さじ1なので覚えやすいですね。辛いものが得意な方は、コチュジャンをいれてピリ辛にしてもいいでしょう。作るときは、ごはんをたくさん炊くのを忘れないようにご注意ください。
ひき肉もとろみで食べやすさアップ!生姜香る野菜炒め
お手頃価格の豚ひき肉を使った野菜炒めはいかがでしょうか。さわやかな香りの生姜を加えて、さっぱりと仕上げました。ポロポロしてしまうひき肉も、片栗粉でとろみをつけると食べやすく、野菜にもよく絡んで絶品。少ない材料でも抜群においしいのがうれしいところ。メインにも副菜にも使えるのでとても重宝しますよ。
ひき肉は火が通りやすいので、先に炒める必要はありません。キャベツやにんじんと一緒にいれて大丈夫です。片栗粉は様子をみながら、お好みのとろみ加減に仕上げてください。豚ひき肉ではなく、鶏ひき肉でも代用できますよ。
牛カルビでちょっとリッチな野菜炒め
ちょっと豪華な牛肉を使った野菜炒めです。プルコギのような味付けで、卵黄を崩しながら食べるとたまりません。半熟の目玉焼きをのせてもいいですね。白いごはんにぴったりで、スタミナ満点の一品ですよ。
牛カルビは柔らかいですが、片栗粉をまぶすとさらにしっとりとして、味も絡みやすくなります。また、キャベツは大きめに切ると食感が楽しめ、牛カルビの旨みが染みておいしくなりますよ。カルビ以外にも、切り落としなどお好みの部位でお試しください。
牛脂でいつもの野菜炒めが劇的においしくなる!
スーパーの精肉コーナーによくおいてある牛脂を野菜炒めに活用しましょう。すきやきやステーキだけに使うのはもったいない!ギュッと詰まった脂の旨味を野菜がしっかりと吸収してくれます。サラダ油の代わりに使えば、いつもの料理もワンランクアップしますよ。
牛肉の脂身をとっておいて使ってもいいのですが、繊維があるので少し残ってしまいます。牛脂は脂を精製したものなので、何も残らずに溶けてしまいますよ。ステーキ肉などを買ったときにもらった牛脂が余ったら、冷凍庫に保存しておくと便利です。
XO醤ちょい足しで、本格中華に早変わり!
続いては、味噌風味のXO醤を使った炒めものです。XO醤はお値段が張りますが、少しいれるだけで本格的な味になるのでおすすめです。サラダやマリネなど生食で食べることが多い紫玉ねぎは、加熱すると色が少し抜けますが、甘みがでておいしいですよ。もちろん、普通の玉ねぎや他の野菜でもお試しください。
XO醤とは、干しエビ、干し貝柱、唐辛子、塩漬けの魚、生姜、にんにくなど高級食材を使った調味料のこと。これらの旨味が凝縮されているので、少しいれるだけでコクが出ます。加熱しなくても使えるので、麺類の薬味などにもぜひご活用ください。
脇役とは言わせない!彩り豊かなクレソンの炒めもの
クレソンとパプリカを使った彩り豊かな炒めものです。味付けは鶏ガラスープをメインに、シンプルに仕上げました。手間もかからないので、忙しいときにも便利です。もっとパンチを効かせるならば、にんにくや生姜をプラスしたり、甜麺醤などでコクをだしてもおいしいですよ。
クレソンはお肉の付け合わせなどによく用いられますよね、でも、おひたしや和え物などに使ってもおいしいです。炒めものにいれると色鮮やかになるし、独特な香りとピリッとした辛みがアクセントになり、クセになりますよ。
からしマヨ風味でごはんが止まらない!
続いては、鶏肉を使った野菜炒めをご紹介します。こちらのレシピは、しょうゆとみりんではっきりした味付けですが、マヨネーズをプラスすることにより、全体がマイルドに仕上がっています。からしの風味もアクセントになっていて、ごはんにとってもよく合いますよ。いんげんやキノコ類などでもおいしいので、お好きな野菜でつくってみてくださいね。
鶏もも肉は、そのままだと厚さがバラバラで火の通りが偏ってしまいます。身の厚い部分に包丁を入れて均等にしておきましょう。また、炒めすぎると固くなってしまいます。大きさや量によって、加熱時間は調整してくださいね。
おうちで本格タイ料理!コロコロ野菜のナンプラー炒め
赤色、黄色、2色のパプリカとピーマンの緑。色鮮やかな3色の野菜に鶏もも肉をプラスしました。すべて一口大に切っているので食べやすく、お子さんにもおすすめです。お弁当にいれるときは、少し小さめに切ってくださいね。多めに作っておくと、常備菜としても重宝しますよ。
タイ料理に欠かせないナンプラー。独特な香りと辛み、魚介の旨味が感じられて深みのある調味料です。料理に入れるだけでタイの屋台の味が味わえますよ。スープや煮込み料理、ドレッシングや焼き肉のつけダレなどにも使えるので、ぜひ一度使ってみてはいかがですか。
シャキシャキプリッ!食感の違いも楽しい!
節約食材のもやしは、野菜炒めにも大活躍。シャキシャキ食感がクセになりますよね。鶏もも肉を入れればボリュームも出て、お腹を空かせて帰ってきたお子さまも大満足です。大人用には、みじん切りにしたにんにくや生姜を効かせたり、黒こしょうをたっぷり振ってもいいですね。もちろんお酒にも合うので晩酌のお供にいかがですか。
もやしのシャキシャキ感を残すのがポイント。手早くできるように、調味料は事前に合わせておきましょう。にらともやしを強火でサッと炒めたら、すぐに合わせ調味料を入れて混ぜ、火から下ろします。プリプリの鶏もも肉との食感の違いもお楽しみください。
スイートチリソースでエスニック風野菜炒め
続いては、海鮮を使った野菜炒めです。プリプリした食感が楽しめるエビと野菜をスイートチリソースで炒めました。ニンニクの風味もほのかに感じられ、甘みと酸味が絶妙!ごはんにもお酒にもよく合います。ナンプラーを入れると、さらにエスニック風になっておいしいですよ。お弁当の一品にもぜひお試しください。
野菜と海老をサッと炒めたら、調味料を加えて馴染ませるだけ。調味料は最初に合わせておいてもよいでしょう。慌てずに入れることができますよ。海老は冷凍のものを使うと手軽にできます。材料も少なくて済むので、今夜のおかずにいかがですか。
がっつり食べたい!ピリ辛海鮮炒め
エビ、ホタテ、イカなどの海鮮をたっぷり使い、豆板醤でピリ辛に仕上げました。海鮮の旨味がチンゲン菜や玉ねぎに染みこんでいてたまりません。白菜やブロッコリーなどをいれても、食べごたえが出ておいしいですよ。しっかりした味付けなので、ごはんに乗せて丼にするのもおすすめです。
イカは切り目を入れると、お子さまでもかみ切りやすくなります。味も絡みやすくなるので、ちょっとひと手間かけておきましょう。また、エビやイカは加熱しすぎると固くなってしまうので、手早く作業するのがコツ。水気が出てしまったら、片栗粉でとろみをつけてもいいでしょう。
ピリ辛味噌味がアクセント!豚肉とキャベツで 簡単回鍋肉
ご家庭にある調味料で簡単で本格的に作れる回鍋肉を作ることができますよ。野菜と肉に火が通ったら強めの火で調味料を絡めて完成なので、手軽に作ることができます。にんにくと生姜の香りが食欲をそそる一品です。ぜひ作ってみてくださいね。
コクのある味噌の味わいに、豆板醤のピリッとした辛みがよく合い、ごはんがどんどん進む味つけです。豚肉を加えてしっかりボリュームの食べ応えある一品です。
ハマるひと続出!ちゃんぽん風味がうまい!
最後にご紹介するのは、野菜炒めの味付けのなかでも、ちょっと変化球のちゃんぽん炒めです。ひとくち食べると、まさにちゃんぽん風味。具材は何でも合うので、お好みの野菜やお肉を入れてぜひチャレンジしてみてください。
決め手は牛乳。少量加えることで、ちゃんぽん風に仕上がります。お好みでニンニクや生姜のみじん切りを加えて、パンチを効かせてもいいでしょう。味噌を少しプラスすると味噌ちゃんぽん風にもなりますよ。いつもの野菜炒めに飽きたときにおすすめです!
毎日食べても飽きない!野菜炒めのバリエーションは無限大
ササッとできる野菜炒めは、忙しいときの強い味方です。野菜は何でもOK。豚肉、牛肉、鶏肉、魚介類などを加えれば、いろいろな食感や風味も楽しめますね。味付けも中華風、和風、エスニック風など、バリエーションは無限大に広がります。
クラシルには、今回ご紹介しきれなかった野菜炒めのレシピが豊富に揃っています。ぜひ参考にして、毎日違った野菜炒めを楽しんでみてくださいね。