白みそは米みその一種で、大豆、米麹、塩から作られます。一般のみそに比べ米麹の量が多く、熟成期間が短いなど製造法の違いから特有の風味をもち、塩分量が少ないので甘くなります。
各地域やご家庭によって米みそ、赤みそ、合わせみそ、麦みそなど、お使いのみそが異なるので、白みそを普段あまり使わないご家庭も多いはず。
白みそは米みその一種で、大豆、米麹、塩から作られます。一般のみそに比べ米麹の量が多く、熟成期間が短いなど製造法の違いから特有の風味をもち、塩分量が少ないので甘くなります。
各地域やご家庭によって米みそ、赤みそ、合わせみそ、麦みそなど、お使いのみそが異なるので、白みそを普段あまり使わないご家庭も多いはず。
そこで今回は、白みそをフル活用できるアイデアレシピをご紹介します。米麹の含有量が多い白みそを料理に取り入れることで、まろやかな甘みとコクが出て、奥深い味わいに仕上がりますよ。白みそになじみがない方も、ぜひチェックして料理に取り入れてみてくださいね。
まずは定番のレシピからご紹介。毎日食べるお味噌汁の具材に困ったときにもおすすめの、木綿豆腐ときのこがたっぷり入ったごま風味のお味噌汁です。白みそのやさしい甘みに白すりごまの香ばしい風味が相性ぴったりで、しみじみ味わいたくなるおいしさです。絹ごし豆腐や他のきのこを使ってもおいしくお召し上がりいただけますよ。
豆腐ときのこはお湯が沸騰してから鍋に入れます。煮すぎると豆腐にすが入り、きのこの風味が飛ぶので、加熱しすぎないように注意しましょう。
続いては、白みそを使って甘めに仕上げた関西風のお雑煮です。丸もちはオーブントースターで焼いて香ばしさを出し、野菜は輪切りにして華やかさを出しました。白みその上品な甘みがほっとするおいしさ。白みそ仕立てのお雑煮になじみがない方も、ぜひ挑戦してみてくださいね。
昆布は乾いたふきんで表面を軽く拭いてから水と一緒に鍋に入れ、沸騰直前に取り出します。仕上げにかつお節を散らすことで、かつお節のうま味が染み込んでおいしいだしになりますよ。
白みそと無調整豆乳を使った、シンプルでやさしい味わいのおじやです。卵でとじたまろやかな味わいは、お腹にもやさしい一品。食欲がないときや、体調をくずしたときにもおすすめですよ。
豆乳とごはんをお鍋に入れたら、沸騰させないのがポイント。
加熱しすぎると豆乳が分離し、白みその味が濃くなってしまうので注意しましょう。
白みそは和風の汁物だけでなく、洋風のスープにもよく合います。かぶと大根のポタージュを、顆粒和風だしと白みそを使って和風仕立てにしました。じっくり炒めた野菜の甘みとバターのコクだけでもおいしく仕上がりますが、さらに白みそを隠し味に加えることで風味がよくなり、より甘みとコクを感じられるようになります。
野菜がやわらかくなるまで煮込んだら、粗熱が取れてからミキサーで攪拌しましょう。なめらかなとろみがつくまで攪拌することで、裏ごししなくても、口当たりのいいスープに仕上がりますよ。
こちらのレシピは、無調整豆乳に和風だしを効かせたホワイトソースで作る、鮭とエリンギのクリーム煮です。脂肪分が少ない無調整豆乳ですが、甘みのある白みそを加えることでコクが出て、奥行きのある味わいに仕上がりますよ。和風仕立てのやさしいおいしさに、心も身体もほっこり温まります。ぜひ作ってみてくださいね。
ホワイトソースを初めて作る方は、一旦火を止めてから薄力粉を加えましょう。粉っぽさがなくなるまで混ぜ合わせたら、無調整豆乳、顆粒和風だし、白みそを入れてよく馴染ませます。ここまでの工程が終わってから火をつけると失敗がありませんよ。
おなじみの煮物料理も白みそを使うことで、コクが出てやさしい甘みに仕上がります。こちらのレシピは、砂糖の代わりに白みそを使った鶏ひき肉とかぼちゃの煮物です。最後に水溶き片栗粉を加えてとろみをつけました。
甘くてほっこりしたかぼちゃにたっぷりと絡まった、鶏ひき肉のジューシーなうま味がたまらないおいしさです。白みそは大根や里芋の煮物に使ってもおいしいので、ぜひ活用してみてくださいね。
しょうゆを後から加えることで、煮物に染み込んだ甘みが引き立ち、色もきれいに仕上がります。水溶き片栗粉を入れた後は、かぼちゃが煮崩れないように注意しながらとろみをつけましょう。
香ばしく炒めたレンコンを、白いりごまとくるみがたっぷり入った白みそダレで和えました。レンコンは乱切りにして、シャキシャキとした食感を楽しめるようにするのがポイント。お好みで鷹の爪を加えると、ピリッとした辛みがアクセントになって食がすすみますよ。
白いりごまとクルミをすり鉢ですることで、ごまとクルミの風味が引き立ち、より香ばしく仕上がります。ひと手間かけた分おいしくなるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
白みそのドレッシングでさっぱりと食べられる、かぶと柿のサラダです。かぶは食感を楽しめるよう生のまま使うのがポイント。あっさりとしたかぶに柿の甘みがアクセントになって、白みそベースのまろやかでコクのあるドレッシングとも相性抜群です。
かぶは厚めに皮をむくと食感がよくなりますよ。葉の部分は、お湯でさっとゆでてから使います。また、かぶの代わりに大根を使ってもおいしいので、ぜひお試しくださいね。
アコーディオンのように切込みを入れたじゃがいもに、いろいろな具材を挟んでオーブンで焼き上げる「ハッセルバック」。今回は、じゃがいもの代わりになすを使ってアレンジしました。
ナスと相性のいい白みそ、大葉、チーズの組み合わせで、間違いなしのおいしさ。白みそにはちみつを加えて甘みを出しているので、塩味だけが強調されることがなく、まろやかな味わいに仕上がります。
オリーブオイルをかけて、オーブントースターでこんがり色づくまで焼きます。お好みで白ごまと一味唐辛子をかければ完成。ごはんはもちろん、お酒のお供にもぴったりです。熱々のうちにお召し上がりくださいね。
メバルのふっくらとした身に、白みそが入った煮汁がじんわり染み込んで、白いごはんが欲しくなるおいしさ。白みそを使うことで、上品なやさしい味わいに仕上がりますよ。ごはんだけでなく、お酒のお供にもぴったりです。メバル以外のお魚でもおいしく作れるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
煮魚をおいしく作るポイントは、煮汁が煮立ってから魚を入れること。煮立っていないうちに入れると生臭くなってしまいます。生姜も臭み消しには欠かせませんが、生の生姜がない場合は、チューブの生姜でおいしくお作りいただけます。
めかじきにからし酢みそを塗って、オーブントースターで焼くだけの簡単レシピです。切り身を使うので、包丁を使わない手軽さも嬉しいポイント。からしが入ることで風味よく仕上がり、ほのかな辛みもアクセントになってお箸がすすみますよ。
白みそで作るからし酢みそは、塩味が少ないのでまろやかなやさしい味わいに仕上がります。砂糖や練りからしの分量はお好みで調節してくださいね。
白みそを使ったみそダレに鶏もも肉を漬け込み、オーブンでこんがりと焼き上げました。こんがり焼けたジューシーな鶏もも肉に、甘い白みそダレがよく染み込んで絶品!ごはんがすすむおいしさです。
鶏もも肉にフォークで数カ所穴を開けておくと、味が染み込みやすくなり、焼き縮みも防いでくれます。また、しっかりと漬け込むことで味がよく馴染みますよ。
お家で自家製ラーメンはいかがでしょうか。ごまの風味豊かな和風仕立てのスープに、豆板醤のピリッとした辛みがアクセントになった白みそラーメンです。こんがりと焼いた豚肉に食欲をそそられますよ。スープには顆粒和風だしを使っているので、さっぱりと食べられます。お好みで卵黄を絡めながらお召し上がりくださいね。
一見ハードルが高そうに見える自家製ラーメンですが、意外にも簡単に作れるんです。スープは、器に調味料を入れてお湯を注ぐだけ。手軽に作れるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
おなじみのごまだれ冷やし中華に、甘辛い肉味噌をプラスしてボリューミーに仕上げました。白みそで炒めた豚ひき肉に花椒の辛みを効かせた肉みそが、濃厚なごまだれと相性抜群。冷たい中華麺にタレがしっかり絡むので、最後までこってり濃厚な味わいが楽しめます。
花椒はお好みで、辛い物が苦手な方は加えなくてもおいしくお召し上がりいただけますよ。さらに辛くしたい方は仕上げにラー油をプラスするのもおすすめです。
最後にご紹介するのは、白みそをスイーツに取り入れたこちらのレシピ。白みそとスイーツの意外な組み合わせですが、もともと甘みのある白みそは、甘いスイーツと合わせやすく、隠し味に使うことで、コクが出てワンランク上の味に仕上がります。甘さの中にほんのり感じるしょっぱさが癖になるので、ぜひお試しくださいね。
卵をもったりするぐらいまで泡立てることで、ふわふわの食感に仕上がります。共立てなのでワンボールでお作りいただけますよ。炊飯器は5.5合炊きを使用しています。
いかがでしたか?定番のみそ汁からスイーツ、和風・洋風・中華と幅広い料理に使える白みそ。味付けはもちろん、料理の隠し味やお肉をやわらかくすることにも使えてとても便利です。白みそを料理に加えることで奥行きが出て、味もワンランクアップしますよ。
クラシルでは、他にもたくさんの白みそを使ったレシピをご紹介しています。白みそになじみがない方も、この機会にぜひ、挑戦してみてくださいね。