旨味たっぷりでとろけるおいしさの「牛すじ肉」。今回は牛すじ肉の下処理方法をはじめ、牛すじ肉のおいしさを活かしたおすすめレシピをご紹介します。大根とじっくり煮込んだレシピや大阪でおなじみのどて焼き、コク深い味わいのカレーのアレンジも厳選しました。ぜひチェックしてみてくださいね。
【牛すじ肉】基本の下処理と、絶品レシピ14選
- 目次
- まずは牛すじ肉の下処理から!
- 牛すじ肉の下ごしらえ
- 牛すじ肉を使ったおすすめ煮込みレシピ
- 大阪名物「どて焼き」
- 牛すじ串のどて焼き
- とろとろ牛すじとうずら卵の土手焼き
- 丁寧に作る 甘辛牛すじぼっかけ
- 神戸のソウルフード!ぼっかけどんぶり
まずは牛すじ肉の下処理から!
おいしい牛すじ肉料理を作るためには、下処理がポイント!基本の下処理をマスターすれば、牛すじ煮込みやシチューなどさまざまな料理に活用できますよ。まずは下処理の方法からチェックしてみましょう。
牛すじ肉の下ごしらえ
牛すじ肉は丁寧に下処理をすることで、雑味や臭みが抑えられます。まずは表面のぬめりを洗い流し、2回下ゆでして牛すじ肉本来の旨味を引き出しましょう。時間をかけてコトコトとゆでることで、とろりとやわらかな食感に仕上がりますよ。
牛すじ肉を水で擦るように洗い、汚れを落とします。下処理をていねいに行うことで、よりおいしい料理に仕上がりますよ。
牛すじ肉を使ったおすすめ煮込みレシピ
牛すじ肉の下処理の方法がわかったところで、ここからは牛すじ肉を使ったおすすめの煮込みレシピをご紹介します。とろりととろける牛すじ肉のおいしさを楽しめるレシピばかりですので、ぜひチェックしてみてくださいね。
大阪名物「どて焼き」
こちらのレシピは、大阪名物の「どて焼き」です。白みそベースの甘くこっくりとした味わいは、ごはんのおかずやお酒のおつまみにぴったり。トロトロの牛すじ肉はもちろん、じんわりと味が染みた大根やにんじん、こんにゃくも主役級のおいしさですよ。
牛すじ肉を丁寧に下ごしらえしたら、野菜やこんにゃくと一緒にコトコトと煮込むだけ!まるでお店で食べるような奥深い味わいに仕上がりますよ。
牛すじ串のどて焼き
大阪の居酒屋でおなじみの、「牛すじ串のどて焼き」のご紹介です。牛すじとこんにゃくを串に刺すと、一気に居酒屋メニューのような雰囲気に。こちらのレシピでは2種類のみそを使い、甘辛くコクのある味わいに仕上げました。トロトロの牛すじ肉とプリプリのこんにゃくを一緒に頬張れば、まったりと濃厚な風味が口いっぱいに広がりますよ。
煮込む前にフライパンでこんがりと焼くことで、旨味が増してコクのある味わいに仕上がります。お好みで木綿豆腐を一緒に煮込んでもおいしいですよ。
とろとろ牛すじとうずら卵の土手焼き
普段とはひと味違うどて焼きを楽しみたいという方は、赤みそを使ったどて焼きがおすすめです。赤みそのコクとほのかな苦味が、どて焼きをさらに味わい深くしてくれます。じんわりと味が染み込んだうずら卵や、トロトロの大根もたまらないおいしさです。
こんにゃくはスプーンでちぎることで、味が染み込みやすくなります。赤みそは焦げ付きやすいので、時々かき混ぜながら煮込んでくださいね。
丁寧に作る 甘辛牛すじぼっかけ
神戸名物「ぼっかけ」を作ってみませんか。神戸の下町で親しまれているぼっかけは、牛すじ肉とこんにゃくを甘辛いしょうゆ味で煮込むのが特徴。濃厚でどこか懐かしい味わいは、ごはんのおかずやお酒のおつまみにぴったり。牛すじ肉がお好きな方は、ぜひ一度お試しくださいね。
仕上げに煮汁をじっくりと煮詰めることで、具材にしっかりと味が染み込みます。牛すじ肉とこんにゃくのみのシンプルな組み合わせながらも、幅広い世代に愛されるおいしさですよ。
神戸のソウルフード!ぼっかけどんぶり
トロトロのぼっかけをごはんにたっぷりとかければ、神戸のソウルフード「ぼっかけどんぶり」に。卵黄をトロッと崩して頬張れば、まったりと濃厚な味わいが口いっぱいに広がりますよ。旨味たっぷりの煮汁が染み込んだごはんがまた、たまらないおいしさです。
お好み焼きに加えて「すじ焼き」にしたり、うどんにトッピングして「ぼっかけうどん」にしたりと、さまざまなアレンジを楽しめるのがぼっかけの魅力のひとつ。特に神戸名物の「そばめし」には欠かせない存在です。
圧力鍋でとろとろ 牛すじ煮込み
牛すじ肉をじっくりと煮込む時間がない!という方には、圧力鍋を使った時短レシピがおすすめです。下ごしらえをした牛すじと残りの具材、すべての調味料を圧力鍋に入れて20分ほど煮込めば、あっという間にトロトロの牛すじ煮込みの完成!しょうゆやきび砂糖を使った甘辛い味つけで、ごはんがすすみますよ。
牛すじ肉は圧力鍋で煮込む前に、必ず下ゆでしてアクを洗い落としましょう。このひと手間で牛すじ肉の臭みが和らぎ、おいしい牛すじ煮込みに仕上がりますよ。
圧力鍋でこってり牛すじの味噌煮込み
こちらのレシピも圧力鍋で作る牛すじ煮込みですが、赤みそを使ってコクのある味わいに仕上げました。赤みその旨味が、やわらかな牛すじ肉と大根に染み込んでお箸が止まらないおいしさ!濃厚ながらも甘さ控えめの味つけなので、お酒のおつまみにもぴったり。辛いものがお好きな方は、七味唐辛子をたっぷり振ってお召し上がりくださいね。
赤みそは種類によって甘みが違うので、三温糖の量はお好みで調節してください。名古屋名物の「八丁味噌」を使うと、さらにコクが増しますよ。
圧力鍋で 牛すじのコチュジャン煮込み
コチュジャンを牛すじ煮込みに加えると、韓国風のピリ辛味に早変わり!トロトロの牛すじ肉に甘辛いコチュジャンがよく合い、ごはんがドンドンすすんでしまう味わいですよ。牛すじ肉と一緒に、大根やごぼうなどの野菜がたくさん食べられるのもうれしいポイントです。
コチュジャンとは、韓国の甘辛いみそのこと。韓国料理の味付けのベースとして使われており、特にお肉やごはんとの相性は抜群!普段とは一味違う風味に仕上げたいときに、あると重宝しますよ。
旨味たっぷり!牛すじ肉を使ったおすすめ炒め物レシピ
ここからは、牛すじ肉の炒め物レシピを2つご紹介します。丁寧に下ごしらえした牛すじは、炒め物にしてもおいしいですよ。
牛すじとキャベツの味噌炒め
ごはんのおかずにもお酒にもぴったり!「牛すじとキャベツの味噌炒め」を作ってみませんか。豆板醤入りのピリ辛みそが牛すじ肉に絡み、思わずごはんをかき込みたくなるようなおいしさですよ。とろける食感の牛すじ肉と、シャキッとした歯ごたえのキャベツ、2つの食感の違いが楽しい一品です。少し時間はかかりますが難しい工程はないので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
下ごしらえした牛すじ肉を炒めることで、香ばしさをプラス。キャベツのシャキッとした食感を活かすために、さっと手早く炒め合わせることがポイントですよ。
牛すじのガリバタ炒め
続いては、牛すじ肉のガリバタ炒めのご紹介です。牛すじ肉とバターは意外な組み合わせのように感じますが、まるで牛ステーキのような濃厚な旨味がお楽しみいただけます。香ばしく炒めた牛すじ肉に、シャキシャキの長ねぎが好相性!芳醇なバターの香りが広がってお酒のおつまみにもぴったりです。
牛すじ肉を下ごしらえしておけば、フライパンでサッと炒めるだけのお手軽おつまみです。エリンギやしめじなどを加えると、さらに旨味がアップしますよ。こちらもぜひお試しくださいね!
牛すじ肉を使ったおすすめカレーレシピ
ここからは、牛すじ肉を使ったカレーと赤ワイン煮込みのレシピをご紹介します。牛すじ肉の旨味が溶け込んで、濃厚でコクのある味わいです。ぜひご覧くださいね。
ダシ香る 和風牛すじカレー
牛すじ肉がゴロゴロと入って食べ応え抜群の「だし香る和風牛すじカレー」はいかがでしょうか。こちらのレシピではめんつゆや和風顆粒だしを使い、スパイシーながらも和風だしの効いた奥深い味わいに仕上げました。ごはんとの相性はもちろん、うどんと合わせてもおいしいですよ。
長ねぎの食感がアクセントになるので、薄く切りすぎないのがポイント。しんなりした長ねぎの甘みと食感がカレーの旨味を引き立たせてくれます。
牛すじ煮込みで ぼっかけカレー
神戸名物の「ぼっかけ」を、カレーにアレンジしたレシピです。甘辛くスパイシーながらも、牛すじの旨味がしっかりと効いた濃厚な味わいをお楽しみいただけますよ。こんにゃくのプリプリとした食感がカレーによく合い、クセになるおいしいさです。ほかのカレーでは味わえない、コク深い味わいをお楽しみください!
カレールーを加える前に、ぼっかけとして召し上がるのもおすすめです。甘辛いぼっかけカレーは、神戸でも人気の一品!ぜひお試しくださいね。
旨味たっぷり 牛すじカレー
トマトの爽やかな酸味が効いた、洋風の牛すじカレーのご紹介です。セロリやトマトジュースを加えて煮込むことで、旨味がギュッと濃縮されたコクのある味わいに仕上がっています。まるでビーフシチューのような贅沢な味わいが楽しめますよ。おもてなしにもおすすめの一品です。
はちみつを加えることで、トマトの酸味が和らぎマイルドな味わいに。チーズをのせてオーブントースターでこんがりと焼けば、あつあつの「焼きカレー」に早変わりしますよ。
※こちらのレシピは、はちみつを使用しております。 1歳未満(乳児)のお子様はお召し上がりにならないようご注意ください。 はちみつは、砂糖でも代用できます。それぞれ種類によって甘さが異なりますのでお好みで調整してください。
ことこと牛すじ肉の赤ワイン煮込み
牛すじ肉を贅沢に赤ワインで煮込んだ「ことこと牛すじ肉の赤ワイン煮込み」もおすすめのレシピです。たっぷりの赤ワインで牛すじ肉や香味野菜を煮込み、風味豊かでリッチな味わいに仕上げました。ひと口頬張ると、赤ワインの香りとともに牛すじ肉の濃厚な旨味が口いっぱいに広がります。特別な日のメインディッシュにぴったりの一品ですので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
セロリの葉を一緒にゆでることで、牛すじ肉の臭みが和らいで食べやすくなります。食材を余すことなく使えるのもうれしいですよね。
※こちらのレシピは赤ワインを使用しております。(加熱の状態によっては)アルコールが含まれ(る可能性があり)ますので、お子様やアルコールに弱い方、妊娠中の方、授乳中の方はご注意ください。また、運転時、スポーツ時、入浴時はアルコールの摂取をお控えください。
お家で牛すじ肉料理を楽しもう!
牛すじ肉は基本の下処理さえマスターすれば、あとはほかの食材と一緒にコトコトと煮込むだけで旨味たっぷりの一品になります!時間がかかるイメージがありますが、圧力鍋を活用すれば、短時間で手軽に作れますよ。普段の食卓だけではなくおもてなしのメニューにも、ぜひ牛すじ肉を取り入れてみてくださいね。