今年もいよいよ「クリスマス」の季節がやってきました!イルミネーションがキラキラと輝き出すこの時期は、街中がワクワクとした雰囲気に包まれてきますよね。しかし、そもそもクリスマスとは何の日なのか、じっくりと考えたことのある方は意外と少ないのではないでしょうか。
クリスマスとは?起源や由来、この日にぴったりなレシピもご紹介!

本来クリスマスとは、イエス・キリストの降誕祭のことです。欧米ではモミの木などの常緑樹に飾りを付け、キリストの生誕をささやかにお祝いするのが古くからの習慣なんだとか。今回は、そんなクリスマスの起源や由来をはじめ、世界各国のクリスマスディナーや、おすすめのごちそうレシピなどをご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
クリスマスの起源や由来は?
「クリスマス」といえば「サンタクロースがプレゼントをくれる日」や「恋人同士で過ごすロマンチックな日」というイメージが強いですよね。しかし、本来クリスマスとは「キリストの降誕祭」のことで、欧米やキリスト教圏の国々では「イエス・キリストの生誕をお祝いする日」とされています。
「クリスマスはキリストの誕生日」と聞いたことのある方も多いでしょう。しかし、聖書にはキリストの誕生日について、正確な日にちの記述が残されていません。また、古代のキリスト教では誕生日よりも「キリストが十字架にかけられた後に復活した日」を重視していたとも言われています。
いずれにしても、クリスマスは「キリストの誕生日」ではなく「キリストの生誕をお祝いする日」であり、欧米の国々では家族みんなで過ごすのが一般的となっています。
クリスマスカラーに込められた意味とは?
クリスマスカラーといえば「赤、緑、白、ゴールド」の4色が一般的ですよね。実は、これらの色には大切な意味が込められており、特にクリスマスツリーを飾るうえで欠かせません。以下で詳しく見てみましょう!
◼︎緑
クリスマスツリーには、モミの木などの常緑樹が使われることが多いですよね。これは、冬の間も枯れることがなく、変わらない姿を保つ常緑樹が「強い生命力」や「神の永遠の愛」を象徴するとされているからです。
◼︎赤
クリスマスカラーを代表する色である赤は「キリストの血」を表します。血と聞くと少し怖い感じもしますが、これはキリストが全ての人を罪から救うために流した血のことです。つまり、赤には「神の寛大な愛」という意味が込められています。
◼︎ゴールド
クリスマスツリーの一番上には、金色の星のオーナメントが飾ってあることが多いですよね。これは、キリストの生誕を知らせるために現れた「ベツレヘムの星」を表しており「キリストの生誕」や「希望」を象徴するとされています。
◼︎白
雪が降ったときのクリスマスは「ホワイトクリスマス」とも呼ばれ、ロマンチックなムードを高めてくれます。白は「純粋」や「清らかな心」を表しており、キリスト教ではとても大切な色のひとつとされているんですよ。
サンタクロースは実在した?
「キリストの生誕をお祝いする日に、なぜサンタクロースが現れるの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。サンタクロースの由来は諸説ありますが、4世紀に東ローマ帝国(現在のトルコ)に実在したカトリック教会の司教セント・ニコラウスだというのが一般的です。彼は生活が苦しい人々や恵まれない子供たちに、自身の財産を投げ打って施しをしていたそうです。
ほかにも北欧神話に登場する空を駆ける神様など、元になったとされる民間信仰がいくつかあり、それらが語り継がれるうちに現在の形になったと言われています。また、サンタクロースの赤い服はカトリック教会の祭服の色に由来しますが、現代のサンタクロースの姿はなんと、アメリカの大手清涼飲料会社の広告宣伝イメージから定着したそうですよ。